2020年3月9日月曜日

まちポレいわきで「風の電話」&「Fukushima50」を観てきました!

3月8日、朝早く家を出て、国道6号線をひたすら北上。
やってきたのは福島県いわき市。お隣の県の映画館で映画を見るためにやってきました!
実は茨城県でも水戸市のちょっと北のほうにある田舎町、那珂市の瓜連っていうところにあまや座という名の小さな映画館が出来まして、そこでやっているんです。だけど、ちょうどその日に監督の舞台あいさつがあるということで予約満席になってしまい、見ることができないんですね。。。 この映画館は面白い映画をたくさんやるんですが、すごく短期間で上映する映画が変わってしまい、日程が合わずに見逃してしまうことが多い。。。

ということで、お隣の福島になったわけです。
まあ、わたくしの場合、見たい映画を上映している映画館を検索して、いろいろな土地で映画を見るのも楽しみであったりしますから、そういうショートトリップも楽しいです!

本日は風の電話とFukushima50の2本を見る予定。
この映画館は茨城県民の場合1本1000円で鑑賞できます!!!
何故かは知りませんが、とってもお得。駐車料金は別途周辺の駐車場を利用し、自己負担なので私は安いところで500円。車の往復で茨城の我が家からは片道100km以上、ガソリン代は1500円程度かな? なので、茨城県内の近くの映画館で2本見るのとほとんど変わらない費用です。

 ここが実際に津波と原発にあった被災地だからなのか? はたまた全国の映画館に同様の注意が掲示されているのか? 

映画は10時位から始まるのかなあ~なんて安易な気持ちでチケット購入時に確認すると、11時55分だった。。。なんと2時間くらい時間つぶししなければならん。
ネットで確認できるんだから、ちゃんとみておけばよかった。。。

福島民友新聞の号外をいただき、いったん映画館の外へ。

いわき駅前の街をぶらり

家に入れてもらえない猫??

古くからこの地域の中心地だったから趣のある建物が多い。
そして、そのような古い建物を再利用して営業しているお店も多い。









ぐるりと回ってきて常磐線のいわき駅。
いよいよ来週には常磐線の全線開通だ。
ハッキリ言って、旅客での仙台まで開通がそんなにうれしいという感覚はない。公共交通機関でいえば、バスの便があるから電車でなければいけないということはないから。
ただ、鉄道貨物が常磐線を経由して首都圏と東北を結ぶ意味はあるのではないかと思う。
駅ビルに入っている半田屋という定食屋さんでお食事。カレーと豚汁で500円。
映画はお昼から夕方までやるので、このちょっと早い時間に食事を済ませておかなくてはならない!

そして、映画館に戻りしばし待機。


 お~、どこかで見たことあるなと思ったら、水戸市で映画館の看板描いていた人の絵でした。確か、常陽銀行の常陽資料館で観たんだったかな? そこでどでかい絵を拝見しました。撮影は不可だったから記録は残していなかったと思いますけど。


さあ、お時間になりました。
風の電話をみます!

上映後、この映画の監督の舞台挨拶がありました。主人公が広島から故郷の岩手に向かう旅。その撮影のお話をしていただきました。
そして終了後にサインをいただいた!
正直言って、映画を見ながら震災のいろいろなことが思い出され、私の中では映画の感想をうまく言える状態ではない。サインをいただいた後、皆さんいろいろお話をされていたようですが、私は何も言えなかった。何と言っていいやらという感じ。
TVでほぼリアルタイムに報道されていた阪神淡路大震災、新潟の大地震、北海道日本海側での津波などなど。 意外と身近に起こっていること。だが意外と実感がない。
この東日本大震災は、本当に自分自身の事として実感した。茨城県内陸部の自分の周りでは大した被害が無かったのだが。長期にわたる停電。そんな停電の中でも、近くの人が集まる市街地では結構早く停電が復旧し、こんなの今必要ないのではと思うようなパチンコ店やカーディーラー、大型商業施設のPR用大型電灯が煌々と灯っていて恨めしく思った自分。自分の家が停電復旧し、週末に何度も足を運んだ震災地の南三陸町。がれきが周囲にあふれ、ボランティアの人たちが片付けや捜索をしている。あの中にまだ行方不明の人が埋もれているかもしれないこと。その後何年も同地区を走ったツールド東北という自転車イベントの景色。年々変わる道や整地されて昔の面影が無くなっていく沿岸部。城壁のような高い堤防。津波対策のため、かさ上げされて移転を繰り返し、まったく変わってしまった港町。
映画の内容ネタバレになりそうなので、そっちにはあまり触れないようにしますが、あと数年この主人公が故郷を訪ねるのが遅かったら、はたしてここが自分の故郷だと思えるのだろうか?
監督にサインをいただいた後に、Fukushima50を鑑賞。
そっちは福島原発の事故の映画だ。
後世に伝えていくという目的意識もあり、映画化されたとのこと
ただ、個人的な意見としては、理解するためには複数の映画などのドキュメンタリ、書物、その他のメディアをいろいろ見ることをお勧めします。事実は1つしかなくても、見る方向が変われば様々な解釈の仕方が生まれる。例えば、映画や小説などでは脚本や監督、小説家などの視点で物語が進むから、偏見という言葉は使わないけど、そういった筋道が存在する。現実世界では自分で善悪とかを判断、理解する必要があるが、そういったものを通すと、あらかじめ用意された善と悪を見せられているということになる。

なかなか1日で2本の映画を見るのは気持ちの切り替えも大変でした・・・
もう満腹感で日が暮れた道のりを茨城まで頑張って帰ってきました~

映画って本当にいいものですね。さよなら さよなら












0 件のコメント:

コメントを投稿