2016年12月28日水曜日

2016年 年末の北海道旅行 【3/3】

オホーツク海沿いの国道パーキングで車中泊し、25日早朝。
朝日の昇るのを眺めながら、本日の目的地へドライブ。
と、ちょっと寄り道。
遠軽駅です。


駅の中は暖房が効いていて暖かい。
人のいる駅って最高ですね~♪
無駄に待合室の中をうろうろ。
寒いところを旅行していて体がこわばっているから、広い室内でストレッチ。

ここ遠軽駅は、駅の片側にしか線路が伸びていないスイッチバックの駅。
元々はこちら側にも線路が伸びていて、路線の乗換駅であったらしいのですが、廃線になって今の線形になったようです。

軽く体を伸ばし、遠軽駅から目的地がある北見市へ向かいます~。

と、目的地近くまで来ましたが、営業時間前なのでちょっとばかり時間調整。
留辺蘂駅~。

通学列車がちょうど出発するところですね。
2両編成ですが、前後で違う型の車両が連結されています。大概同じ形式の車両がつながっているのですけど、動く車両が少ないせいか、JR北海道は本当に大変ですね~。

沢山寄り道をしながら、目的地に到着!
道の駅の敷地に併設されている北の大地の水族館。
海のない内陸部にあり、冬は寒くて凍結する水槽を逆に売り物にしている頑張っている水族館です。
思えば、山形の鶴岡のあたりにあった水族館も、長年赤字に苦しんでいたが、クラゲをきれいに見せるという事に特化して、今ではそれがかなり有名になり、経営が持ち直したようです。

滝つぼ水槽。
八景島のトンネルを滝壺という場面に応用した水槽か?

オショロコマを下から見上げる。
こんなことはなかなかない。
NHKのドキュメンタリー映像みたいですね!

こっちは野外の水槽。
残念ながらまだ水面は凍結しておりませんでした。

こやつはウチダザリガニか?
本物はまだ見たことがないんですよね。

北海道のいもり。
若干ウナギイヌに似ているようにも思える。
長野あたりだと、こういうやつの乾燥させたものが精力剤として売られている。

これがイトウか~。ぎょぎょぎょっ!!
ニジマスっぽい斑点がありますね~。



以前にTVで見たときには、このようなPOPが館内にたくさんあるのかと思っていましたが、そんなになかったですね。

 管内の壁には、今までで最高に大きかったイトウの実物大画像。
たぶんこれは釣吉の三平君が釣ったやつだ!!
あれはこれくらい大きかった、と、子供心に深く記憶に刻み込まれている。





地方の小さな水族館。
でも、いろいろな工夫をして頑張っています。
アクアリウムのように、水生昆虫や草木も見せる水族館もありますが、ここはやはり北海道の冬ゆえに厳しいですよね~。
でも、がんばれ~!!


で、お次は日本一寒い街に行きます!
本日の最低気温は、ここ陸別でマイナス26度!!

今、車の車外温度計で表示を見てもマイナス17度です。。。
風がないし、日が差しているので、茨城県のマイナス2~3度とさして体感温度的には変わらないのですけど、10分もぶらぶらしていると足先の感覚が無くなってくる。冷たいとか痛いとかじゃなく、感覚が無くなってくるのがやばい! 車を運転していた服装で、靴はスニーカーといういでたちは危険です。地元の人を見ても、長靴やブーツを履いていて、通気性のいい靴なんて履いていないですものね。

ここ陸別の道の駅は、ふるさと銀河線の車両基地でもあるようです。






入場は無料!

「銀河」と「鉄道」というキーワードがつくからには、やはり松本零士さんのキャラが。
自筆と思われるサインがありました!


2月にはしばれフェスティバルを行うらしい。
もし、北海道以外から観光で行こうという人は、これでもかという防寒をしていってください。
油断すると、手足の指先が死にますよ。('ω')ノ




お土産の陸別物産とお約束の記念入場券を購入して、そして、次なる目的地へ移動~。

途中、高速道路に乗る前の足寄町の道の駅でおやつタイム。
道の駅 あしょろ銀河ホール21

銀河という名前がつく由縁は、やはりこの廃線ですね。
館内に当時の線路が再現されて残っていました。

コロポックル発見!!
道の駅の表に垂れ幕がありましたが、松山千春さんの故郷 名寄。
デビュー40周年を記念したものですね。

そうそう、これ見て思ったのは、昔話で聞いた北海道のコロポックル(じゃがポックルじゃない)て、実は小人さんではなく普通の人間で、フキの葉が茨城県で見かけるフキの葉よりも何倍も大きいんですね。ずっと勘違いしていましたわ。

コロッケバーガーを食べて小腹を満たし、高速道路を利用して次の目的地へワープ。
やってきたのは、十勝の高速を降りてすぐのところにあるこちら。
幸福交通公園。旧国鉄広尾線の幸福駅跡です。

幸福駅、今年が開設60周年記念らしい。

駅舎はやはりこんな感じ。
年間20万人以上のお幸せなカップルが訪れるのでしょうね~。






そして、駅舎の裏に鐘がある。
全国各地にある恋人の聖地定番のやつですね。
もう、がらんがらん鳴らしたろうかと思いましたが、この時も数組のカップルが近くにおりましたので遠慮させていただきました。ひがみと思われるのも悔しいので、ひがみだけどね。。。






この車両、千葉のいすみ鉄道では走らせているんだっけ?
確かこれだよねえ?

駅見学して、幸せを購入。
そしてここでもお約束のきっぷ。
クリスマスの日付だぜ~~


そして幸福駅に来たら、やはりこちらも寄らなくては。

何と言いますかね~。

恋人とじゃなきゃ来ちゃいけないんですか!? というくらいに、そのようなオブジェがたくさんある。
幸薄い独りぼっちは来ちゃいけないような雰囲気が充満している。。。。

さて、いろいろ見て廻ったし、空港に向かいます。そろそろ帰らねば。
でも、ちょっと占冠で高速を降りる。
せっかくだから、占冠駅も見学。

ホームに入って写真撮るだけなら、入場券は購入しなくていいですよ~なんて親切に言っていただきましたが、硬券入場券があるようなので購入しました。
今回、冬だし、無人駅は寒くて辛いから、人がいる駅を沢山寄ってみました。
今後、無人の駅が増えるのは致し方ないのでしょうけど、寂しいですね。(*´Д`)

空港には予定の通り到着。
本日はこのところの欠航騒ぎが収束し、ようやく平常に戻るところです。
私は無事北海道の旅行を終えることが出来ました。
3日間で合計1300km超を走り、充実の旅でした~♪





2016年12月27日火曜日

2016年 年末の北海道旅行 【2/3】

え~、2日目。
今日は12月24日、クリスマスイブであります。今時は、クリスマスをおひとり様で過ごす人のことを「クリぼっち」というのだとか。○○ぼっちって言うと、なんだか寂しそうなイメージがありますが、私的にはワクワクドキドキの一日がまた始まります!

増毛駅は昨日の雪が降り積もっています。
列車の運行は、今月の上旬に廃止されたからありません。だから、誰も雪かきはしません。

廃線が決定してからも、冬場は路線への落雪の危険があり、冬季は運行取りやめをしていた。
だから、この時期の光景は昨年も一緒だったと思われる。
結構法面がいい感じに線路へつながっている場所が多いですからね~。

海に湯気が。
気温がおおよそマイナス15度。水温のほうが暖かいから、波間にあのような湯気が立っているのでしょうね。


波を見ていると、なんだか心が落ち着きますね~。

海沿いを走って留萌駅へ。(車で。自走やチャリなどではありません。一応説明しておかないと勘違いする人いるので。。。)

オロロンラインの観光ガイド。
もちろん一通り頂いてきました!

そして朝食。
駅そばです。
北海道の日本海沿いならではのメニュー、にしんそば。




昨日に引き続き、今日も列車の運行が乱れているようです。
ラジオでは2日間連続で新千歳空港内で夜を明かした人たちのニュースを報道しています。
確かにすごい雪だったものね。(+_+)

以前に購入した記憶がありますが、もう一度記念に入場券を購入。




私はここ留萌から高速道路を使って北を目指します。
留萌から旭川を経由し、剣淵。ここで高速道路が終点となります。
ちょっと道の駅で観光情報収集とコーヒータイム。

ここからは一般道路をひた走り、最北の地稚内を目指します。

沢山寄り道はしちゃいますけどね~。( *´艸`)
剣淵の先、名寄からは自動車専用道路で美深へワープ。




さっそくの寄り道、美深駅。





立派な建物ですが、観光協会や資料館が入っていて、JRの職員さんは居ないようです。
今来た道すがらの士別や名寄は比較的大きな都市なので、JRの職員さんは居るようです。寄らなかったけど。。。

旧国鉄 美幸線の資料館がありました。




赤字日本一か。。。すごいですね。って、この時の1日あたりの輸送人数をみたら、これよりひどい路線が現在の日本にはいくつもあるぞ。。。

美深駅で駅ノートを見ていたら、いろいろなきっぷが買えてよかったみたいな書き込み多数。
なので、何か有名なきっぷがあるのか窓口で聞いてみた。
どうやらここでは昨日の鉄道ファンの間で有名な石狩月形駅と同じようなきっぷを売っているようです。
これは昨日の石狩月形駅のやつ。

ここ美深駅では石狩月形駅のような硬券入場券はありませんでした。
こんな感じで一番近い駅までのきっぷが170円だから、これで入場すればいいのかな?
たぶんこういうのが目当てで買いに来るんでしょうね。

そして、ここ美深駅ではうれしいサプライズが!! 特別に切符を頂きました!!!
トロッコ王国美深。
そうだ、北海道新幹線が北海道まで上陸したときに、私は一番列車でチャリ輪行をして北海道旅行したのですが、その時に木古内駅近くの旧江差線でトロッコ列車のイベントをしていました。確か北海道夢レール俱楽部?とかいう名前のグループ主催で、そこにこの美深からも参加していたんじゃないかな?
そっか、このあたりにあるのか~。

そして、ここから次に向かうのは音威子府駅。
そう、この駅で名物の駅そばを昼飯に食べるのです。







ここも廃線の資料館がありました。
ソバ屋さんがお昼時で混んでいましたので、一通り見学させていただいてからお蕎麦を注文。
お昼時に列車の到着は無いのですが、地元の人たちで結構にぎわっています。




これが音威子府駅の駅そば。黒いと言われているが、確かに黒っぽい。
天ぷらそばなので、天かすを固めたやつが乗っています。
子供のころに食べた駅そばの味です。

この駅も駅窓口に硬券の販売があると案内があったので、購入してみました。


そしてお次は幌延駅。



ここも硬券入場券を売っているんですね~。
あっ、そうそう。ネットでJR北海道のきっぷ情報を検索しても、個人のブログやHPなどで正確に記載されているものはありません。どれも間違った情報が混じっていますから、注意が必要です。

そして、またここから自動車専用道を通ってワープします。
剣淵から北側は、国道40号線の途中に、ところどころこのような高速道路のような感じの自動車専用道路があります。完全につながっていなくて、乗り降りを繰り返さねば稚内まで行きつくことはできません。

豊富で道路を降りる。
豊富駅によります。
以前に列車で通った時に、結構いろいろありそうだなと感じていましたが、この豊富駅には喫茶店と観光協会が入居しています。

観光協会では沿岸バスの萌えキャラフリーパスも販売しているようです。

えっ?
買いましたけど!
近いうちにオロロンラインは行かなくてはなりませんな~。

そして、今年の3月にJR北海道でダイヤ改正があり、列車が大幅に減便された。そのために沿線住民の利便性を確保する目的で、特急も普通列車と同様に利用できる措置を講じたらしい。
それがこれです。
豊富町民乗車票。
1日に8往復6本しかない列車で、そのうち3本が特急だから。。。

ネットでは、総販券は新規で設定ができないというような情報を発信している人がいますが、この通り出来ています。常備券もそうですが、必要とあらば新しく作ったりもしているようですよ。

ここ豊富駅へは、きっぷ関連で知りたい知識欲もありますが、観光情報を仕入れたり、もちろんおいしいものを仕入れたりもしたかったので、食べ物などもしっかり購入しました。

豊富カタラーナ?
タルトっぽいプリンです。

そして、豊富からは海岸線沿いに抜海駅へ。
旅雑誌で見て、機会があったら寄ってみようと思っていたところ。




からの、ノシャップ岬。

そして、稚内市街を通り抜け最北の地へ。
まだ日暮れの時刻前ですが、こんなにも暗い。
そういえば前回来た時も夜の6時過ぎだったような。(;^ω^)


今回はギリギリで稚内観光協会の日本最北端到着証明書を購入できました!
若干途中の寄り道をセーブしたんだけどな~。

そして、オホーツクの海沿いを網走方面に走り、疲れたところで車中泊。
昔は移動手段が自転車位だったけど、それが車に変わっただけで、やっていることは若かりし頃とあまり変わらんかな。。。

最終日の25日につづく。