2023年2月27日月曜日

RICOH XR-Sをばらしてみる その3

 脱落した部品が何処から来たのか?

いまだにさっぱりわからない。。。。

破片から元の部品の寸法を推定する。


何処かの軸に入る円柱状の形をしていると思われる。


 結構大きな部品です。

それが入りそうなところといえば・・・・


 この辺りではないかと思われます。

長い腕のレバーの根本、その部分に約3mmの高さでスペースがあり、軸の上側がロックワッシャーで止められています。

ここにつくとしたら、その役割は、長い腕のレバーが正確に動くためのブレ止めといったところでしょうか?

まあ、軸にガタがなければブレないし、違うかなあ???

特に何かの緩衝材となるような、それの近くまで動くレバーとかが見当たらないんだけど?


 もうしばらくミラーボックスをいじくりまわして確信が持てるまで探ってみます。

 

 

 

 

2023年2月26日日曜日

RICOH XR-Sをばらしてみる その2

前回、XR-Sを分解してみて、破損部分が特定できなかったために、他のカメラをばらしてみることを思いつく。

ジャンク品で手に入れたXR-Sですが、もう一台調査用にジャンク品のXR-7を手に入れる。

ジャンク品ですが、以前のオーナーがある程度修理して使っていたようで、劣化した遮光用のモルトプレーンを貼り換えたりしている。

ネットオークションなどで簡単に手に入れることはできますが、素人修理によってなんでこんなところが?という部分が修復不可能な破損をしていることもあり、オークションでの高価な買い物はものすごく注意が必要です!

 

それはさておき、わたくしは分解&部品取りが目的ですので、安いせいぜい千円程度のジャンク品で十分だから、全く問題はない。

まず、外装部品をばらしていく。

バッテリーキャップ。

これは、XR-SとXR-7では違います。

XR-7(左側)はSR44又はLR44指定ですが、XR-Sはそれに加えてこのスペースに入るNi-Cdバッテリーが使えることになっている。カメラのペンタ部分にあるソーラーパネルで発電した電気を充電して使える仕組みです。

ただ、LR44電池に充電しようとすると液漏れなどの危険があるために、バッテリーボックス内のスイッチで電池の種類を判別している。


XR-7のキャップは電池を押さえる突起があり、電池を入れやすい。

XR-Sで使用するNi-Cd充電池は、側面に突起がある形状だったようなので、XR-7のキャップを使えるはず。後で確認してみようと思います~


 その他にも違いは結構あります。

XR-Sは巻き上げレバーがちょっと高級風な見た目になっていますが、XR-7の方は軸のカバーがコストダウンされ無くなっています。


 巻き戻しの軸も違います。

上がXR-Sのもので、巻き戻しレバーの留め具部分の部品点数が多いです。

レバーを抑えるばねが、XR-Sは裏側からネジで固定されていますが、XR-7は巻き戻し軸と共締めされて、コストダウンされています。

レバー自体もちょっと作りが安くなっていますね~

 

 よく見ると、ダイヤル裏側のクリック板もXR-7はねじ止めから熱溶着の固定方式にコストダウンされている。まあ、修理であえて外すことはない部分でしょうから、ねじである必要はないですね。


 トップカバーは当然違います。

XR-Sにはソーラーパネルと充電回路がついてます。


 そして、以外にもシャッターダイヤルのAロックレバーが改良されています。

右がXR-7のもので、若干大きくなっています。多分押しやすいようにかなと思われます。


 当然バッテリーボックスは違う。

その外には、1年間の合理化で若干小さな部品に違いが見られる。

左側がXR-7のミラーボックス。

ミラーのマグネットが透明のカバーになっている。

その他には、ミラー軸の部分にある遮光用の部品が削減されている。

ファインダー側からの漏光が問題ないレベルだという事なのかな?

コパルのシャッターあたりも、問題なく動いているし、脱落した部品は一体どこから来たのか、2代目をばらしても全くわからない。。。。

部品のカスはあまりなかったので、前のオーナーが修理して取ったのでしょう。

大きな塊は、ここまで分解しなくとも、根気よく振っていれば落ちることもあるでしょうから。(;^ω^)

 さあ、どうしたものだろうか?

脱落した部品の出処がわからんぞ。。。

2023年2月23日木曜日

RICOH XR-Sをばらしてみる その1

 ジャンク品のRICOH XR-Sを手に入れました。

XR-7あたりにありがちな、ミラーが上がりっぱなしで動かない不具合がでています。


とりあえず、分解をしてみて、修理にチャレンジしてみます!

カメラの下カバーを外してみると、メカチャージ機構の部分にゴミが挟まっています。

果たしてこのゴミはどこからやってきたのか?

上カバーも外します。

なかなか合理的な作りですよね。

シャッターダイヤル部と巻き上げレバー、巻き戻しレバーを外せばすっぽりと外れます。

直接カバーとリード線ではつながれていません。

1980年代の電子基板には、多くのスライド抵抗が使われています。

アナログの部分が多い。

コンピューターを使った電子部品への書き込みはなさそうなので、修理や調整のハードルは高くなく、やり易そうですね。

両肩の基盤を取り外し、シャッターのフレキシブル基盤のはんだ接続を外し、リード線を少し外せば、ミラーボックスが取り外せる。





部品は忘れないようにメモをとりながら両面テープで無くさないように保管。

う~~~ん、この破損した部品はどこから欠落したのであろうか?

眺めていても全然わからない。。。。



つづく~



















2023年2月18日土曜日

たまには北浦湖畔も走ってみる

本日は茨城県の北浦湖畔を走ってみました!

ナショナルサイクリングロードに認定された霞ヶ浦と比べて、まだまだ認知度は低いですが、1周約70キロと霞ヶ浦大橋を使ってショートカットする霞ヶ浦ぐるっと一周より約10キロほど距離的には短く快適なコースです。

 

湖岸のほとんどはアスファルト道路に整備されていて、一部の流入する河川の部分だけが砂利道です。(パンクしそうな尖った砂利ではないので、ゆっくり通れば問題ない)


 今が旬のサツマイモなどを沢山販売しているなめがたファーマーズビレッジ。

出来た当初ほど観光客でごった返しているわけではなく、立ち寄るにはちょうどいい感じ。



 潮来市の方には、白鳥の飛来地があり、沢山の冬鳥がやってきています!


 餌をくれ!という無言の圧力で、多くのカモが迫ってきます。


 しばらくじっと座っていると、物欲しそうなカモたちに囲まれて、自分のまわりには手の届くくらいの距離までカモたちでごった返しています。


 日も伸びてきたし、半日程度でゆっくりと周回出来ます。

私は鉾田市を出発地点としましたが、今日はJR東日本の観光列車四季島で大勢のカメラマンが集合した鹿島神宮駅へは、東京から青春18きっぷで来れますし、臨時では自転車専用のBBBASEなんかもツアーが組まれます。

1日かければ、いちご狩りなんかも楽しめるし、鹿島神宮詣でも出来ちゃいます。

ロングライド初心者には、距離的にも、勾配的にもおすすめコースですよ~



 

2023年2月11日土曜日

リハビリの散歩

本日は、千葉県の成田山新勝寺周辺をお散歩しました。

というのも、人生初のぎっくり腰をやらかしまして、寝返りをするのも苦しい状態になりました。そんな感じなので、ゆっくりとその辺を歩く程度のリハビリをしようと思い立ちました。(私にはゆっくり寝ているという選択肢はありません。(-ω-)/)

 *あくまで個人の感想です。

 


 本日の相棒は、TENTAX SPⅡとCOSINAの20mmレンズです。

OEMを多く行っている日本のメーカーで、逆に自社のCOSINAブランドの品物を買うっていうのはなかなか珍しいかもしれませんね。

こういうことを言うと怒られそうですが、OEMメーカーのブランド名を使用しているのが上位品質のレンズで、自社名を使用しているのがそれより1ランク格が落ちるという位置づけでしたから。

 


 そしてもう一本。

防湿庫に、でっかいレンズがあるなあと持ち出したら、このヘリオス40でした。

このレンズは、現在のウクライナのキーウあたりで生産された旧ソビエト連邦時代のレンズです。 今戦争状態のウクライナとロシアですが、以前は一つの国で、旧ドイツから第二次世界大戦の頃に手に入れたカールツァイスの技術を利用して、外貨獲得のためにカメラやレンズを作っていたんですね~

とてもでかいレンズで、カメラ側のレンズはほとんどM42レンズマウントぎりぎりの、限界なんじゃないかって大きさですよね。


 一番上のリングが絞り値の設定をするもの。その下の太いのが絞りを絞り込むリング。そして、一番カメラ側にあるのがピント調整のリングです。

絞りをカメラ側から操作するカメラでは、配置が逆ですよね。どっちかってーとシネマカメラのレンズに近いかも。

リハビリに、成田山をカメラを持ってうろうろ。

一応は医者に行って、骨などに異常がないことは確認し、神経がちょっと背骨の軟骨の間に挟まって痛みが出ているのであろうという感じであるから、適度に動かして、様子を見たほうがよさそう。(あくまで個人の感想です)

 





 このレンズの解放絞り値 F1.5を使用するには、PENTAX SPⅡでは役不足。。。

1/8000秒の超高速シャッターが切れる1990年代のカメラが必要ですね。


 M42マウントの頃のレンズは面白いものが多くありますが、それを生かすには、今どきのデジカメではなく、フィルムカメラを使用するという枷を付け加えるなら、結構知恵を必要としますよ~

 

 

 

2023年2月10日金曜日

カメラの病気再発

 防湿庫の中に保管してあるカメラを引っ張りだしてきて、久しぶりの撮影を楽しんでいるこの頃。TVドラマの「星降る夜に」で北村匠海さんがキャノンの古いカメラを使っているのをみて、火がついてしまったかっこうです。(;^ω^)

CANONのEFは、確かKENTAXのK2と同様にコパルのユニット式シャッターを搭載したカメラであったと思う。メーカーの考え方の違いからか、自動露出機構が普及しだしたこの時期、一方は絞り優先自動露出で、もう一方はシャッター優先自動露出と違いがある。

それからしばらくして、両者ともに全自動のプログラム露機構を含めた、全部入れの自動露出になっていく。

こいつはCANONのT90というカメラで、ドラマ中で北村さんが使用していたFTbと同じFDレンズマウントを採用した最終進化形のカメラです。多くの部分で電気的な制御を採用している分、経年と共に作動の不具合を起こしている個体も多い。私は、整備できる人に整備をお願いして、オーバーホールしたものを所有してます。

 そういえば、北村さんのプロフィールを見ると、愛用しているカメラにお父さんから譲り受けたPENTAX SPとありますが、そのカメラも現時点では製造から約50年が経過しているわけで、使えているってことはそれなりに修理をしたんでしょうね~

RICOHもマツダロードスターのように昔のカメラを復活させるやつを先にやればいいのにと思う、 新しくフィルムカメラを作る段階の前に。。。

カメラの電源は単三電池4本です。

現代でも一般的に手に入る電源であるのはいいですよね。

CANONのT90は、その電源でフィルム撮影が最高1秒間に4コマちょい出来る。

一方、同じ電源を使用するNIKONのF4は3コマ程度。ただ、F4は6本使用することによって5コマまで早くなる。

そして、いろいろいじり始めると、多機能がゆえに取扱説明書を読まないとわからない部分もあったりする。


それはアナログな操作系を多用しているF4も同じだったりする。

フィルムの設定をDXのままにしておくと、DXコードの付いたフィルムを装填しなければシャッターが切れない。だから、フィルムを入れずにシャッターを切ってカメラをいじりたい場合には、フィルムのISO感度を手動で設定しなければいけない。

このF4のすごいところは、NIKONのフィルムカメラの中で、一番多く自社販売レンズの歴代各世代の規格に出来るだけ多く対応させているところです。

撮影結果がすぐに確認できる現代のデジカメにいおいては、レンズアダプターさえあればそんな配慮は必要ないでしょうけどね。(;´∀`)

だから、レンズマウントのまわりにはたくさんのものがついている。

そして、AF全盛期のカメラはこの2CR5電池がないと動かないものが多い。

でも、これを使う機器ってそれ以降無くなってきているから、いつまで買えるかが不安ですね。(-_-)

電池で約1000円以上します。たまたまヤマダ電機で推奨期限切れが安売りしていたので買ってきました!

防湿庫を漁っていると、何故かEOS620が2台もあった。。。

EOSの記念すべき第一世代。

CANONがレンズマウントをFDから変えたので、こんなにコンパクトになったんですね~(T90比)

その意地が込められています。

これは京セラがカメラを作っていたころのものです。

今ではカメラ事業から撤退しているから、知らない人も多いでしょうね。てか、京セラに限らず、個人向け商品の事業から撤退した日本企業はこの時代から比べるとたくさんあります。主に素材なんかの事業の方向になっちゃいましたね。

この時代のPENTAX AFカメラ。

やはり2CR5の電源を使用します。

はい、これもちゃんと動きます。

私の防湿庫は、ほとんどのカメラを稼働状態で保管してあります。

そうそう、防湿庫を漁っていたら、SEKONICの露出計を発見しました!

コシナでデジタル式のやつも販売していましたが、私はこっちの方が好きで買ったんでした。

ライカに取り付けるとちょっと大きいけど、かっこいい!!!

街中で撮影する際には、このように怪しい撮影ではなくアート的撮影をしているんだというアピールも大事です!

私の好きなEOSがこれ!

EOS630をベースにミラーを薄い膜にしたEOSRT。

過去にオリンピック用スペシャルモデルとして高速撮影カメラに採用されていたペリクルミラーというものを民生機に採用したものです。このほかにEOS1nをベースにしたRSもありましたね。両方とも新品で購入しましたが、今でも所持しているのはこっちです。

ベースモデルのEOS630同様に一秒間の撮影コマ数をアップした際の仕様変更のためなのか、シャッターにバウンド防止用のダンパーゴムの劣化したものが付着してしまう不具合のために、第一世代のEOS620&650に対して現存している個体が少なかったり、あってもちょっとシャッターの走行が怪しいものが多い。私のRTは、一度シャッター交換をしているのでまだ大丈夫!

これがペリクルミラーです。

全面が薄い透過型の膜なので、後ろにあるAF測距光学系へ折り返すミラーが丸見えです。

RTモードでそのミラーをたたんだ状態がこれ。

シャッターが走るだけの速写待機。


これにEOSでAPSフィルムカメラが販売された際の標準レンズを装着。

(初期のレンズは、APS専用マウント規格じゃないものもあったんですよ)

今でもAPSって言葉はデジタルカメラで時々見かけますが、それってカメラの撮像素子が昔販売されていたAPSフィルムの映る面積の事だって知っている人は、かなりのオッサンです。 

周辺画質はAPSカメラをメインに想定していたからちょっと落ちるけど、28mm&35mm&50mmプラスアルファの焦点をカバーする小型の便利なズームレンズです。

せっかく電池を買ったんだし、今度はこれを持ち出してスナップ撮影しようかな~