2011年12月26日月曜日

更新しない理由

夏の終わりからこのブログを全く更新していない。
だからといって、農作業を全くしていないわけではない。

理由の一つは、私が会社員としてある会社に採用され、生活の基盤が農業+パートから会社員+空き時間の自給品作付に変化しているから。
放射性物質汚染やTPPの向かい風以前に、小規模農家が農業で生計を立てていく事は、非常に困難な現実がある。例えば、年収250万円(純利益)稼ぐためには、それ以上の売り上げが当然無くてはいけない。一つ100円の野菜なら1日に50個売上で月に15万円。色々な経費を差っぴくと、これでは年間100万円の収入にならないが、市場以外でこれだけの品物をさばく事は非常に難しい。そこまで困難な生活するなら、夫婦そろってコンビニのアルバイトをした方が実際の収入になる。
一言で表すと、小作農家はワーキングプアなのだ。

農家が高齢化になる要因も正にこれ。年金などに収入の一部を頼らなければ、仕事の収入だけで国民保険や町民税、電気代などの生きるために必要な経費をまかなえない。家屋や土地を持っていれば、当然その税金も自動的に支払う義務も負うし。自分たちの生きる経費+子供にかかる経費を考えれば、当然若い人ほど多くの収入が必要となるし、わざわざワーキングプアになる可能性が高い職種を選択するわけにはいかない。TVなどで紹介されている、うまくいっているケースは非常に少ない。


このような現実がある。
そして、このような現実を愚痴のように書く事は、今まさに一生懸命やろうとしている人の妨げにもなりかねないし、書かない方が良いと思う。

私は、自信が無い。それに今絶対農家をやらなくてはいけないほど切羽詰まっているわけでもない。ということで、会社員であるうちに、将来農家になる為の準備を進めることとします。