2022年8月27日土曜日

Tommasiniの復活計画 その2

 日々すこしづつ組み上げていっています。

 これはCAMPAGNOLOのリアディレイラー。

クランクシャフトと同じようにセラミックベアリングが使われています。

汚れだらけのプーリーをブレーキクリーナーを吹き付けながらブラシでこすってやると、滑らかさが復活しました。ここはやはりセラミックベアリングが最適な場所のようです。汚れが落ちてくると、スプレーを吹きかけるたびにプーリーがものすごい勢いで回ります。

自転車屋さんで買ってきたシートポスト。

間違ってΦ27.0mmを買っちゃいました。本当は27.2mm。


 そういえば何処かにスペーサーがあったような気がするな~て探してみたら、あったんですけど、1枚だけでした。。。(*´Д`)

 昔は売っていたんですけどね。今はネットで探しても見つからん。

まあ、その位は自分で作るか!

という事で、0.1mm厚の金属板をカットしてまきつける。

長いこと使っているが、ラチェットが摩耗して滑ることもなく、錆びて作動が悪くなるわけでもない。CAMPAGNOLOのエルゴレバーすげ~~!!!

10年分くらいの汚れをさっと落とし、グリスアップ。ただ、沢山塗ると手につくので作動部分に薄くです。

フードはこの際に新しいものに交換します。

交換前に、尖っている部分をビニールテープで巻いて、フードを傷つけないようにします。

軽く固形石鹸をこすりつけて、滑りをよくしてヌルっとフードを滑らせて組み付ける。

ある程度フードが入ったら、ビニールテープははがします。

ハンドルバーにケーブルを位置決めする時にもビニールテープは重宝するし、万能アイテムですね~

その辺にあったSPECIALIZEDのバーテープでハンドルは仕上げます。

いわゆるコルクテープというクッション性があるやつです。

今回CAMPAGNOLOのケーブルセットを買って気が付いたのですけど、昔はなかったものが入っている。

ただ、私の自転車には合いません。。。。

昔は入っていた段付きのキャップでなくてはいけないのです。

この部品1つのためにネットで新たに部品購入をすることになっちゃいますので、スモールパーツなどは今後も出来る限り捨てずにとっておくべきですね。

良かった、俺は昔の部品を捨てずにおいて。

BB下のケーブルハンガーだって、CAMPAGNOLOのものは廃版になってしまっているらしいので、新品のイタリアンバイクのフレームセットを購入した時などに付属してなかったらピンチですよ。


とりあえず組みあがったので、お外で微調整。

ハンドルやシートポジション、前後ディレイラーの変速調整。


ん~~~、今乗っても気持ちいいバイクですね。

CLOMBUSのMAXチューブって硬すぎるってよく言われますが、私はこの方が好きです。

それ以前に乗っていたタンゲ019のチューブはダンシングするとかなりよれます。ポタリングなんかにはいいのかもしれませんが、速度が速くなるとそのブレが結構怖いんですよね。その点こいつはVELOCISTAの名前の通り、スプリントなんかでバイクを振ってガンガントルクかけてもほんとにきびきび走ります。ホイールもFULCRUMのRACINGZEROだからエアロスポークで硬いホイールです。

だから乗り心地も硬いのかというと、ステムがチネリのオイスターというquillstemで結構よれる感じのものなので、ハンドルへの衝撃はかなりいなしてくれます。

今後、タイヤもチューブレスで現在の23cから25~28c位にする予定なので、車で言うとグランドツアラー、Gran Turismoです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年8月21日日曜日

Tommasini復活計画 その1

 今使っているカーボンのロードバイクがダメになったので、10年ほど前まで乗っていたTommasiniのvelocistaを組み上げることにしました!

 
 

 このロードバイクフレームは、1990年代に購入したもので、四半世紀以上前のものになります。多分まだ使えるはず。

ずっと使っていたからぼろぼろになってしまいましたが、フレームにはCOLUMBUS社のチューブのステッカーが貼られています。MAXというニバクロムのチューブを使っています。これが結構太いチューブで、当時のクロモリチューブとしては、MTBのようにかなりボリュームがありました。

ただ、そんなにボリュームの無いものもあったようで、私が持っているCASATIのチャリは結構細いです。

なんかシールに指紋のような模様がありますね~(*^-^*)
 


 

 結構ガチで使っていたから、あちこちに思い出の傷があります。。。

これはホイールがずれて傷がついたやつ。

QR(クイックリリース、海外ではスキューワーという言い方もする)というホイールセットの車軸を固定する部品が欠陥品であったためにこうなっちゃいました。

 CAMPAGNOLOの一番安いホイールセットKHAMSIN。

確か、自社以外に発注して作らせたホイールセットですが、このQRがいくら締めても固定できなかった。

なので、同じCAMPAGNOLOのRECORDハブのQRを使って防いでいます。

QRやそれが取り付けられるリアエンド(ストレートではないタイプで、クロモリフレームに一般的にあるメッキ処理されたやつとの組み合わせ)は共にCAMPAGNOLOの開発したものという事になっていて、同社のアイデンティティーにもなっていたりしますが、そのメーカーの社名を使う製品に不具合が生じるという不手際。だから、私は欠陥と言ってしまう。

このタイプのリアエンドは、QRの締め付け力が弱いと、チェーンにトルクがかかった場合外れる方向に車軸が動いてしまう危険がある。 (1990年代位から車軸を外す方向が下向きに代わったものが一般的になった)

 しかし、この製品は販売店を通してクレームを言ったが、リコールされたという事は聞かなかった。
まあ、CAMPAGNOLOを使うものにとって、このような設計や品質管理上のミスは結構頻繁にある事なので、それを許容できるような人間でないと、カンパ使いとなれないと思います。( *´艸`)

 

近くの自転車屋さんで、自転車を組み上げるのに必要な部品を買ってくる~


シマノのアウターストッパを買ってきたが、クロモリフレーム用とアルミ用があるらしく、間違って取付面が平らではないクロモリ用を買ってしまった。。。

Tommasiniのvelocistaはパイプの直径が大きいので、このクロモリ用では干渉しないように削らねばならない。やっちまったなあ、しょうがない削るか。。。

と、やすりを探していると、カンパニョーロの部品が出てきた。(*´Д`)

ちゃんと探してから買うべきだったなあ。無駄な出費をしてしまった。。。

BB下のケーブルハンガーはどうしようかな~と探していたら、シマノのやつが出てきた。

ただ、これだと太いパイプに使うにはケーブルガイドの長さが短い。クラシッククロモリパイプの自転車にしか使えない。

おっ!

良かった。CAMPAGNOLOのやつがあった。

こっちの方が長さがありますよね。

この部品は廃版になっているし、今時はフレーム製造メーカーが各自作っているので、今後は自転車を長く乗るという事がさらに知恵を必要とすることとなりますね。ダメになったら、各自が工夫して代わりになるものを探すしかない。

さて、ボトムブラケットはイタリアンタイプのねじ込み式です。

取付用としているCAMPAGNOLOのスーパーレコードのBBカップは、販売当時専用品であった。11スピードのスーパーレコードのみ、セラミックベアリングを使うために別という事になっていた。何が違うかというと、BBカップの色とカップ内にダストシールが無いこと。

これはスーパーレコード以外のウルトラトルク用BBカップですが、奥に黒いシールが見えますよね。

これがCULTというセラミックベアリングです。

ベアリング自体にダストシールはなく、クランク側に見える白いものがダストシールになっています。

部品単体で見るとこんな感じ。

これだけを回してみると、すごく軽くまわります。そりゃそうだ。

一応言わせてもらうと、セラミックベアリングだから軽くまわるという事ではなく、これがスチールベアリングでも同じように軽くまわるでしょう。なぜなら、ベアリングにゴミなどの異物侵入を防ぐシール材が無いから。

これがCAMPAGNOLOのダストシール。外側の部分が相手部品と接してシールするようになっています。ベアリングとは別部品になっている。


昔からセラミックベアリング信者がいて、セラミックが最高と言っている。CAMPAGNOLOもセラミックベアリングの優位性をアピールしているが、実際にそれを実現するためには、このようなシール材の摺動抵抗まで少なくする努力をしなくてはいけないのだ。

セラミックはスチールボールと違ってゴミを嚙みこんでも削れはするが突起にはならない。

それは精密測定に使用する定盤が現在ではスチール製から石に代わったように、相手物に対する寸法の影響が少ないからという優位性。

でも、結局は異物が侵入して抵抗になっていては、シール材で侵入を防止したほうが良くないか、というのがSHIMANO式だ。

CAMPAGNOLOのBBカップも、以前のようにCULTベアリングは専用品を使うという事は無くなり、他のグレードと同じシール材を使うものに共通化された。という事は、耐久性とか低い摺動抵抗の持続性とかはもしかしたらCULTが優れているのかもしれませんが、回転の軽さという点では、CULTとUSBやほかのベアリングとの違いはないと思われる。なぜなら回転の一番の抵抗となるシール材が全てのグレードで共通だから。

考え方によっては、安いベアリングを頻繁に交換したほうがコストパフォーマンスがいいと言えるかもしれない。

という事で、パーツは以前から使っていたスーパーレコードを組みますが、BBカップは以前にレコードで組んでいた時のウルトラトルク用BBカップを使っちゃいます。







 


 

 

 


2022年8月13日土曜日

おいしいメロンの選び方について考えてみた!


 

 茨城県はメロンの生産量が日本一だそうです。

私が子供のころは、生産量じゃなくて品質が日本一とかだったような気がしますが、気のせいかな?

ともかく、日本一の産地ということで、たくさんの観光客がメロンを買いにやってきます。

私は、自分で購入したことはほとんどありませんが、頂き物などで食べる機会は多いです。

 

そこで、ちょっと考えた。

自分が贈り物としてメロンを購入する場合に、いったいどうやっておいしいメロンを選ぶべきか?

 メロンの糖度は、大体15度前後が標準的なようです。

光センサーで選別する機械を導入しているところでは、14度以上を保証しているとしています。(近隣の農協施設の選別機)

では、それより糖度が低いとおいしくないのかというと、そんなことはありません。

13度程度でもおいしくて甘いと感じるメロンは結構あります。さすがに10~11度とかだと、甘いというには微妙な度数かな。。。

ちなみに、メロンの見た目と大きさでお値段は変わりますが、見た目が悪いからと言って、おいしさとの相関関係はないようです。だから、自分で食べる用途ですと、網目の悪いメロンや多少のいびつさがあるメロンでも味は変わらないので、お値段が安い分お得と思います。見た目も必要なのは、お店でお客さんに提供したり、贈り物として持っていく箱入りメロンの用途でしょうね。

 

そして、おいしいメロンで一番の問題は、糖度が高いのにおいしく無いメロンが存在するということ。下の画像は糖度計の目盛りで、約17度あったメロンなのですが、何故か口に含んだとたん不味くて吐き出してしまいました。。。

つまり、糖度はのっているが、それ以外の雑味の成分が異常に多くて食味をみたときに結果としておいしくなかったという結果になってしまっている。

じゃあ糖度を測定しているのは無駄なのかというと、そういうことではなく、糖度の高いほうが多少の雑味があってもおいしいと感じられる確率が高い。甘味が低い場合は雑味がちょっとでも高いとおいしいと感じるメロンの確率は低くなる。

別な例えをすると、ミカンで光センサー選別して糖度保証をしていますといっても、糖度はあっても酸味も高ければ、結果として甘いと感じない。(ただ、この辺は品種改良によって最近は甘いものが多くなってきているようです。 )

メロンの場合は、雑味(えぐみ)がミカンの酸っぱさのようなものではないから、ミカンよりセンサー選別でおいしいものを選ぶのは難しいのではないかと思う。

毎年メロンを購入するような人であれば、行きつけの販売店や農家さんから購入するから外れる確率はまずないと思うけど、そうでない人に「おいしいメロンの選び方を教えてください」と言われるのが一番厄介だ。

 それは、メロンの現物を前にして、見ても触ってもおいしいものの見分けは確実にできないからだ。

メロンを見てわかるのは、果肉の柔らかさぐらい。

メロンのお尻の部分が、一番果肉の厚みが薄く、押したときに変形しやすいから、そこを押すことで果肉の柔らかさは判別できます。(売り場で素人がやっていると痛むので怒られることもあるから注意!)

 

 結局のところ、メロンの雑味に関しては、メロンを育てている環境によるところが大きいと思われますので、毎年たくさんのメロンを取り扱っている販売店なんかでは、メロンに貼られているシールの生産者をみて仕入れたりしていますので、そのような信頼できるところで買うか、これまた信頼できる口コミで買うしかなさそうですね~(*^▽^*)