2019年4月29日月曜日

NHK朝ドラ なつぞら 見続けてます!

新しく4月から始まったNHK朝のドラマ、なつぞら。
今のところ順調に録画を忘れず見続けています。
ストーリー的には戦災孤児のなつが、北海道の十勝地方や東京で成長していく様子を描いたオリジナルストーリーのドラマです。
主人公でヒロインの広瀬すず演じるなつと十勝晴れの空のイメージから、なつぞらになったのであろうか? これが「あおいそら」だったら大変なことだ。内容的にNHKの朝のドラマでやっていいんですか?ってことになっちゃうな。。。(わかる人だけわかっていただければいいです。どうしてもっていう人は自己責任でネット検索してください。)

第一週めは、「なつよ、ここが十勝だ」でしたね。
東京大空襲で戦災孤児になったなつが、十勝の酪農家のもとに引き取られて、なじんでいくところでしたね。
草刈正雄じいさまの言葉刺さりましたね~!
「一番悪いのは、人が何とかしてくれると思って生きることじゃ」
「人は人をあてにして生きているものを助けようとはせん」
その通りっすね! 
あと、何気に小学校とか見ていたら、北海道にしては板とか梁とかちょっと弱そうだけどロケ用に作ったのかなあ? もしくは、関東地方の廃校あたりで撮影したのかなあ? 昨年の今頃も「この世界の片隅に」ドラマ版で大子町の上岡小学校で撮影やってたしな~
 ↓過去ブログ、いくつか木造校舎を撮影した画像あり
ひよっこの舞台をサイクリング
と思ったら、本当に大子町で撮影してた!
オープニングのアニメのところで撮影協力に大子町出てる!

物語が進むにつれ、ちびなっちゃんから広瀬すず演じる高校生のなっちゃんにチェンジ。
そこでもやはり大子町の廃校が使われましたね!
大子町でなくとも、近隣の福島県側や栃木県側にも結構木造の校舎は多いんですが、茨城県は撮影協力体制が強力なので、大子町あたりの古い校舎がよく使われるのであろう。

物語はいよいよ高校を卒業して次のステップに移るようなので、もう東京に移りそうですね。

近所のセイコーマートで北海道気分を盛り上げるべく、おやつを購入!






おやつを食べながら、昔見た「なつぞら」のロケ地、十勝地方を思い出してみる。
2016年冬 北海道旅行
日本一運行時間の長い定期普通列車
十勝はね~、例の旧国鉄士幌線のタウシュベツ川の崩れかけている橋やおばあちゃんが作った紫竹ガーデン(http://shichikugarden.com/)に行きたいなあと思っているんですよね。ほかにも行ってみたいところいっぱいあるし、何とか連休を確保したいですね~

いや、何とか行きたいです!
頑張って計画し、実行します!

それと、ドラマはまだまだ序盤ですから、油断は大敵、絶対に録画は忘れないようにして、必ず見続けますよ!






2019年4月13日土曜日

三陸鉄道への旅 2/2

車中泊で早朝目覚める。
そして、何気に三陸鉄道のHPチェック。

なんと、駅窓口営業時間が変わっている!
特別に早朝から営業開始をするらしい。
ということは、もう行かねば!

わたくしは釜石駅からの利用ですが、ここから始発を利用する人もたくさんいました。
相変わらず、初日のきっぷをめぐってひと悶着ありましたが、そのほかは特になにもトラブルなく和気あいあい。
ひと悶着の原因の人は、ネットでも有名な杖をついたマニアの方ですから、鉄道会社の方々におかれましては全く気にする必要はございません。お気になさらずに!

全線開業ということで、覆いが取り払われました!

わたくしは今回三陸鉄道として開通した部分を乗ります。
北と南はすでに運行していますから、今回はパスです。

ここでいう開通というのは、旧JR路線の部分が三陸鉄道リアス線として復旧され、南北を結んだ全部が同鉄道として全線開通したということです。

復旧前から何度もこの土地を通って観察をしていますが、復旧工事自体が困難だったということではない。要するにJR東日本が復旧したくなかっただけだ。
旧国鉄時代までに開通した日本各地の鉄道路線は、その地方路線のほとんどが赤字経営だ。国鉄が赤字削減のために民営化され、JRになり今に至っているが、基本的に赤字路線はなくしたいというのが会社として当然の方針である。だから、JR東日本の場合は天災で路線が被災した段階で国や地方自治体に復旧費用を見積り、ほかの交通手段へと転換を図っている。
鉄道路線の宿命ではありますが、自動車道路は揮発油税などのガソリンにかかる税金で公共交通整備されるけど、鉄道路線は事業者が使用する鉄道路線を整備しなくてはならない。これがバスなどと比較して明らかに不利な点ですね。そのコストを考えても残す価値があるかどうか? それが鉄道の存続分岐点となる。

私の考えではありますが、三陸鉄道として北と南を残すのであれば中間の旧JR区間を普及してつなげたほうが経営的には絶対有利だと思う。たぶんつなげたところで赤字経営に変わりはないであろうけど、利用価値は高まる。
沿線自治体として赤字経営が許せないということであれば、いっそのこと全部廃止してしまったほうが良いとは思う。なぜならバス転換をしてもその地域の住民の足としては問題ないであろうし、むしろ鉄道よりもより住宅に近いところにバス停を設置できるから、利便性や収益の面では有利である。


今回、開通とともに新しい車両も購入したんですね!
めちゃくちゃお金かかっています!


リアス線に乗り込み、宮古に向かう。
沿線の風景は今も刻々と変わっている。
一見、瀬戸内のような山と海、それに田畑や家々の風景が、都市部の新興住宅地造成地のようになっていく。津波対策のために海岸線の堤防で海が見えにくくなってきている。そして、国道もかさ上げ工事が進行中だ。
確かに災害対策は不要ではないと思うが、私の記憶に残る三陸の光景がだんだんと消えていく。
今、観光でこの地を訪れる理由としては、災害復旧の現場見学ということになるのかなあ? 皮肉で言っているのではなくて、実際にこれだけ工事しているところばかりの光景では、そうなっちゃうと思う。

鉄道ができた当時、全国的に国道といえども穴ぼこだらけの未舗装道路ばかり。
そんな時代であれば、鉄道路線はとても有意義でありがたい存在であったと思う。
ただ、その時代と今では条件が違う。もうすぐこの地にも無料の高速道路が開通し、仙台からあっという間に来ることができる。盛岡もですね。平均時速80~100kmはここの鉄道では無理でしょ?
そこを考えなければ三陸鉄道は今後も存続できないと思う。


宮古駅
ものすごい人でごった返している。ツアーの人も多い。
そのほか何割かが今回の三陸鉄道開通の関係者のようだ。
わたくしが住んでいる茨城県の茨城空港もそうですが、オープンしてからしばらくは関係者や視察目的の訪問が多いので、単純にお客さんとしてカウントしてはいけない。

今日は三陸鉄道の車両総動員で頑張っています!


平成の時代最後、そして今後地方の鉄道の在り方が問われる、そしてここでの施策が注目されて各地へ波及していくことになりそう。
そして気になるのが三陸鉄道旧南線のさらに南側。
気仙沼線の一部がBRTとしてバスに転換されている。
今後はそちらと比較される機会が増えることであろう。
バスは、鉄道の時代よりも本数が増えている。ただ、1本あたりの乗車人数はどうしても鉄道のほうが多いから、利用者が多い時間帯の増発という側面もあり、詳細に見ないと間違えが起こる。


国鉄民営化の時には、貨物と旅客輸送が別会社として分かれたが、第三セクターの民営会社であればバスなどで試行が多数行われている貨客混載輸送もやりやすいのではないだろうか?
国内で第三セクター最長路線を持つ会社として、全国に先駆けてやれることはたくさんあるので、ぜひにいろいろチャレンジを行ってほしい!

ひいては、JR各社がお荷物と思っている地方鉄道路線の在り方を、国も巻き込んで変えていくきっかけになればいいなあと思う旅でありました!











2019年4月4日木曜日

三陸鉄道への旅 1/2

この間三陸鉄道の163km開通の日を目撃に行ってきました!
南と北にそれぞれあった三陸鉄道が、真ん中にあったJR東日本の路線も引き継いで一つになったんです!

そんな旅行の記録です~

まず一日目は地元茨城県から岩手を目指しての移動になりますが、まっすぐに高速道路を使っての現地入りではありません。ちょっと寄り道。

 会津まで高速道路で移動し、そこから一般道で米沢方面へ。
そしてここ川西町へ!

 川西町の玉庭地区で行われているひなめぐりに参加します。

会費を支払い、この小学生手作りのパスをもって地域をめぐります。
すごいですね! 21回も続いているんですね!


古いひな人形。
大体江戸時代くらいからのものらしい。
聞いたところによると、参勤交代で江戸に出て、その帰りに購入したものらしい。
しかも各家庭に残っているものは、本当に庶民のものであり、歴史やその当時の文化を感じさせる。江戸で購入して、少しづつ買いそろえてこの規模になるまでにはどれくらいの月日がかかったのだろうなあ~、一族で協力して買いそろえたか? 


受付を済ませ、各家々をめぐる。
曲がり屋というところが歴史を感じさせる。人間の居住部分と馬屋がつながっている。今時馬は居ないけど。。。


今はすっかり見なくなった懐かしいほうき!
サイクロン掃除機なんかで、何でもかんでもあっという間に吸い取ってしまう時代だから、存在は知っていても学校以外で使ったことがないっていう若者が多いのではないだろうか? 部屋の中でもほうきって使うんですよ! こういう実用品って、東京の駅なんかで時々行う物産展で売ってもいいんじゃないかなと思う。見かけたことないんですよね。

学校で琴の演奏を聴いて~
再び別の家庭へ~

三月下旬ですが、こちらはまだ雪の季節。
降りが強くなってきました!



お寺では大福と抹茶をいただく!


おっ! この大福の中身は何だろう?
桃のようなプラムのような、聞くの忘れた。。。

何と言いますか、明治の時代にイザベラバードという英国女性がこの地を旅したらしいけど、たぶんその頃の文化の一端は今でも息づいているのじゃないかなあと思う。
あの人の著書では、日本の東北地方の良い部分も悪い部分も書いてあるが、都会と比べ貧しくて衛生的とは言えなくても、桃源郷という表現をしている。現代で言えば、東日本大震災後にブータンの皇太子が日本にやってきたが、日本では自国と比較し所得が低く衛生的で文化的な生活をあまり実現できてはいないが、はるかに幸せを自覚できる国と紹介していた。イザベラバードさんが見た当時の日本の東北地方は、今の日本人が見るブータンの人々のようなものなのかなあ?

特産品やおいしい食品などは、物流が発達した今時にあってはお取り寄せで自宅にいながら味わうことができる。だが、こういう感じで旅して食べるにつけ、味やにおいや見た目、歯ごたえ以外にも、わざわざお金をかけて出かけて食する意味ってあるよねと思う。

と、玉庭を後にして南陽市に向かう途中ラーメンをすすりながら思うのであった!

南陽市では、宮内に立ち寄ります。

もっちー駅長に会っていきます。
ここ山形鉄道フラワー長井線ではついこの間殺人事件が起こりました!
西村京太郎 鉄道ミステリーの舞台になったのです。ミステリー小説ではなく、TVドラマのほうで、私は録画をしておいたのを、後日鑑賞しました。(西村京太郎氏の小説のように読点を多用してみました。。。( *´艸`) )

もっちー、元気がない外は雪が降っているし寒いからか?
もう年なのか?
JR東日本 青森県蟹田駅のカニ駅長や阿佐海岸鉄道 宍喰駅のエビ駅長みたいにポックリ逝きませんように。。。がんばれ!!!

開業30周年記念のピンバッチと鉄道むすめの切符を記念に購入し、駅を後にする。

雪が降り積もる峠道を超え、一般道をひた走り釜石市へ向かいます!

2日目へ続く