2016年5月14日土曜日

2016年のゴールデンウィーク Day4 (中央構造線の旅 後編)

ちょっと遅いお昼ご飯を食べて、下栗の里からもと来た道を戻っていく。
来るときは必死で登ったけど、帰りは超快適な下りであっという間に国道152号線に到着。

峠はいくつもあるものの標高の高い諏訪湖から太平洋に下り基調なので、逆に走るより全然楽ですね~。

木沢では廃校になった木造の小学校を無料開放している。







教室によって、地元の風俗や南信の自然についての資料展示もあります。




そして、多くのスペースを使って展示してあった森林鉄道。
林鉄資料館。
遠山森林鉄道というのが、このあたりにあったようだ。












かなりたくさんの資料が展示されています。
それこそそれ専用の博物館ではないかという位に。
しかも、それら資料が手にとれるような距離にです。いくらカメラなどで警備してるといってもこういう展示はなかなか珍しいですよね。
あまりにも資料が多いし、ざっくりとしか見てきませんでしたが、本当に好きな人にとっては片っ端から読み漁って1日でも居られるのではないだろうか?

ここでも観光で結構時間を費やしてしまったぞ。(#^.^#)
さあどうしようかな?
下栗の里で、帰りは飯田線に乗って帰るって言ったら、平岡駅まで下っていくんだね~って言われたなあ。地図を確認すると、ここから国道152号線を通って、飯田市南信濃和田からそのまま川沿いに国道418号線を下っていくと、天竜川沿いの天龍村平岡の平岡駅まで到達できる。
ただ、飯田線の列車の時間から逆算すると、国道152号線の峠をもう一つ越えて水窪まで行くこともできそうだ。
安全なルートをとるか? もう一つ頑張るか?
行くね!

幸い今の時期は日照時間が長く6時過ぎまで明るい。
夜間走行できるようにちゃんと照明装置もMTBに装着してるし。
ただ、列車の時間に間に合わなかった場合には、辰野駅に今日中に帰れなくなってしまう。駅寝を余儀なくされるかもしれないというリスクはある。

KAT-TUNの歌でも歌いながら♪
行くぜ~!!
ギリギリでいつも生きていたいから~Ah~!!
ここを今、飛び出して行こう~ぜ~!!
この涙~嘆き~、未来へステップ~
さあ思いっきりブチ破ろう!!

遠山郷の道の駅を過ぎ、川の支流のほうへ曲がる。
引き続き国道152号線を走る。山奥にもかかわらずバイパスを作っているとは、いったい誰のためなんだろうなあ? 

バイパスを突き当りまで走り、浜松方面へ。
そしてこれが国道かと思うような細い山道を、眼下にずっと工事中の砂利道を眺めながら進んでいくと、いよいよ行き止まりの表示が。。。
ここが地蔵峠と並んで国道152号線の未成区間です。
遊歩道あるなら距離的にも数キロ程度だからMTBで行けそうだ。
がしかし!
国道のトンネル工事中で通行禁止になっとる。。。。
地蔵峠はトンネル工事などしていなかったけど、こっちはトンネルを作ってさっきのバイパス道路につなげているところらしい。数年後にはたいして苦労することなくトンネルを通って東海道から下栗の里に行けるわけだ。
私も分別のあるいい大人なので、ここは指示の通り青崩峠を通らず兵越峠ルートを通ります。
さあ、最後のひと頑張り!
チャリだーの最終奥義「自己暗示」を使うか~。
折れない心を持つことにより可能となる技で、キョンシーのようにひたすら進み続けます。
でも体は正直で、足は全然回りません。。。ドーピングの物理的な増強手段と違って体の反応はきちんと把握できているから。

さっきの分岐地点の先にも民家が何件もあり、この辺も意外と人が住んでいる。
だから山の中に電線が通っていたんですね。
そして頑張って峠まで登ってきました!
下栗の里への登りも峠にカウントするなら、これで今日5個目の峠制覇!!
峠の尾根道のちょい先に国境がある!

告示によると、これはここの県境で両県の人達が綱引きを行って、勝ったほうが境を拡張出来るようですね。国境が静岡県浜松市側の三のところにあるという事は、長野県に負けているんですね。( *´艸`)

ここからは一気に下り、自動車の後を追うようにガンガン下っていきます。
草木トンネルも高速で通過!
この辺は車が停まってはいるけど、住む人がいなくなった民家が多く、放棄された集落といったところがある。

日が暮れてきた6時頃、麓の水窪に到着。
無人の駅ですが周辺はスーパーなどもある集落で、今までの山の中ばかり走っていた感覚だと、人の気配がしてほっとする。
近くのスーパーで購入した安い弁当とペットボトルの炭酸水で晩飯。
到着できてよかった~。


18時57分の普通列車がやってきました。
これで無事 辰野まで帰れます。
これを逃した場合、特急を天竜峡で乗り換えて辰野駅が1時間遅れとなる終電はある。それが本当の万が一トラブルがあった場合の最終手段です。

めでたしめでたし、ではなかった。
列車は3時間半かけて辰野駅に到着するはずでしたが、気圧の谷間が通過する明日の夜明けにかけて雨風が強くなってきて、列車内から周囲の夜景を眺めているとかなり強風で木々がゆすられている。そして、架線にビニールが絡まったという事で乗車している電車が緊急停車。
結局到着したのは11時過ぎでした。
人生で初めての緊急停止体験です。運転手が緊急停車のボタンを押すと工作機械のようにブレーキがかかって電車のすべての動力が停止するんですね。当然車内灯も全て消える。
めんどくさいので動画などは撮影しませんでしたが、記憶に残る体験です。

本当に丸一日楽しめましたよ!





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