2017年3月31日金曜日

茨城県内の社会科見学スポット

平日ではありますが、十分時間がとれる身分になりましたので、いろいろ歩き回ってみます。

先ずは日立市のウミウ捕獲場。


ここは、全国で唯一の捕獲施設らしいです。
ウミウは渡り鳥だから簡単に捕獲を許されないという事もあるのでしょうね。

凄く立派な国民保養施設の目と鼻の先にある。

ゴージャスなホテルの目の前まで、東日本大震災の津波がやってきたようです。

この地点まで今の海面から5~6mというところかな?
だから、その高さまでの建造物は何らかの被害を受けている。
このホテルは助かりましたが、周辺の海沿いにある民家は今でも痛々しい傷跡が残っています。
津波に襲われない我が家周辺でも、あの時の地震で瓦が落ちた家が今でも破れたシート被ったままというところが結構ある。
見た目が悪いから早く治したいでしょうけど、直すのには何十万円もかかってしまう。そういうお金を用意できないからなんでしょうね。オレオレ詐欺なんかで多額の被害が出るような家庭がある一方、バブル経済以前から蓄財出来なかった家庭もかなりあるという事だね。あの頃は表沙汰にならなかったけど、日本の経済が低調で、総中流意識でいるという無理が効かなくなっちゃったんですね~。

ホテルの庭先を抜けると、すぐそこに捕獲場がある。

トンネルを通って捕獲場に向かいます。
このトンネルは何年か前に捕獲場が崩落して無くなっちゃった時に、作り直すための作業抗らしい。捕獲するためにここを人が通り抜ける為ではない。普段は閉鎖されているんだって。
どうせあるならこの道を使って捕獲場に行けばいいのにね。(;^ω^)

到着!
こんな感じで葦簀で覆われています。

この下の隙間からウミウを捕獲するみたいです。

さっき、トンネル入り口にあった解説のボードには、こんな感じで足を引っかけて捕まえるらしい。





う~~~ん、捕獲の仕方を人間に例えるなら悪徳商法だな。。。
①-おとりの鵜(さくら)を小屋の前に立たせておいて、野生の鵜(お客)が羽休めに舞い降りて来るのを待つ。
②-若くて元気なオスの鵜(お金を持っていそうなマダム)を狙い、カギ棒をそっと差し出して足を引っかけてる。
③-捕獲した鵜を小屋に引きずり込み捕獲。
まさに足元をすくう作戦。
おぬしも悪よの~!( ゚Д゚)


ホテルに隣接する公園では、捕獲されてしまったウミウが飼育されています。






そして、次は東海村の原子力発電所敷地内にあるPR施設。
東海原子力館です。
近くにある原子力科学館は以前に行きました~

昭和の時代にイギリスのサッチャー首相が見学に訪れた記念碑と樹木。

古い原子力発電所なんですね~。
今でも動いているところがすごい。


燃料消費量の変化。
私が小学生の頃は、石油や石炭などの化石燃料は、約40年位で枯渇してしまうと教科書で習いました。計算すると、あと10年程度で無くなっちゃうはずなんですけどね。おかしいですよね、いまだに車はガソリンで走っているのに、そんな希少な燃料が高騰せずに街中のガソリンスタンドで気軽に買えます。(*´Д`)

1980年代、あの当時の日本政府CMでは、火力発電が主軸の日本の電力を、水力3割、火力3割、原子力3割にすると言っていた。水力発電のように自然破壊をしない、火力発電のように燃料の安定供給に不安のないクリーンで安定安全な電力供給手段だと言っていた。

原子力発電所で発生した放射性物質付着のものは、このようにドラム缶にコンクリートを混ぜて封入するらしい。保存期間は10万年位。
日本で戦争などの争乱が無かった期間は記録が残っている期間で言うと長くても数百年のレベル。徳川幕府の頃ですよね。
第二次世界大戦が終わった戦後に、これから何万年も安定して管理できる根拠はどこから来ているのだろうか?

老朽化で廃炉も始まっているけど、新たに建設する計画もいまだにある。
10万年の間、どんどん保管をしなければならない物質は増え続けるわけだ。
つまり、10万年もの間に管理費用は増え続ける。

核燃料棒に使っている物質はうまくいっていないながらも再利用を考えているらしいが、さっき見たドラム缶などはどうするのであろうか? 青森県の保管設備をどんどん大きくしていくだけ???

東日本大震災で福島の原子力発電所が甚大な被害を受けた。
その時に除染した際に発生した沢山のいわば核のゴミの行き先が決まらず、いまだにもめている。
さっきのドラム缶も含めて、このような物質をどう処分していくかの技術開発が優先課題と思われるのですが、そういう説明は一切ないですね。。。
ドラム缶に詰めた先は産業廃棄物と同じように、発電事業者ではなく廃棄業者の仕事だから知りませんという事かな?

そうそう、福島の原発事故の対策と思われる展示はありました。
概要だけだったので、現実的に十分かどうかはわかりません。
専門家の判断が書いていないとね~。今は再稼働の審査中だそうです。

発電所と道路を挟んだ反対側のグラウンドに電源車が停めてある。
あれがいざというときに電源を供給するのだな~と考えつつ、次の目的地へ移動。
原発施設は、さっきの東海原子力館内にある模型も含めて、建物の撮影は制限されます。
今時はgoogleなどの地図アプリで見えちゃうから意味あるのか?とも思いますけどね。

次に向かった日本原子力開発機構のアトムワールドは、3年前に閉館したそうです。。。。
現在は、福島県民WBC検査?を行う場所になっています。
何だそれ? ワールドベースボールクラッシック?
Hole Body Check?
原発事故での影響を全身検査するところのようです。

最後はひたちなか市の虎塚古墳。

どこの市町村にもある埋蔵文化財を展示しているところ。
ひたちなか市は公民館と併設とかではなく、国指定の史跡になっていることから、立派な建物があります。そして、春秋は古墳の内部を一般公開。
今日はそのタイミングでやってきました!

自然や歴史、科学と、茨城県のいろいろなものを見学して廻りました~!!
楽しい一日でありました。


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