2022年8月21日日曜日

Tommasini復活計画 その1

 今使っているカーボンのロードバイクがダメになったので、10年ほど前まで乗っていたTommasiniのvelocistaを組み上げることにしました!

 
 

 このロードバイクフレームは、1990年代に購入したもので、四半世紀以上前のものになります。多分まだ使えるはず。

ずっと使っていたからぼろぼろになってしまいましたが、フレームにはCOLUMBUS社のチューブのステッカーが貼られています。MAXというニバクロムのチューブを使っています。これが結構太いチューブで、当時のクロモリチューブとしては、MTBのようにかなりボリュームがありました。

ただ、そんなにボリュームの無いものもあったようで、私が持っているCASATIのチャリは結構細いです。

なんかシールに指紋のような模様がありますね~(*^-^*)
 


 

 結構ガチで使っていたから、あちこちに思い出の傷があります。。。

これはホイールがずれて傷がついたやつ。

QR(クイックリリース、海外ではスキューワーという言い方もする)というホイールセットの車軸を固定する部品が欠陥品であったためにこうなっちゃいました。

 CAMPAGNOLOの一番安いホイールセットKHAMSIN。

確か、自社以外に発注して作らせたホイールセットですが、このQRがいくら締めても固定できなかった。

なので、同じCAMPAGNOLOのRECORDハブのQRを使って防いでいます。

QRやそれが取り付けられるリアエンド(ストレートではないタイプで、クロモリフレームに一般的にあるメッキ処理されたやつとの組み合わせ)は共にCAMPAGNOLOの開発したものという事になっていて、同社のアイデンティティーにもなっていたりしますが、そのメーカーの社名を使う製品に不具合が生じるという不手際。だから、私は欠陥と言ってしまう。

このタイプのリアエンドは、QRの締め付け力が弱いと、チェーンにトルクがかかった場合外れる方向に車軸が動いてしまう危険がある。 (1990年代位から車軸を外す方向が下向きに代わったものが一般的になった)

 しかし、この製品は販売店を通してクレームを言ったが、リコールされたという事は聞かなかった。
まあ、CAMPAGNOLOを使うものにとって、このような設計や品質管理上のミスは結構頻繁にある事なので、それを許容できるような人間でないと、カンパ使いとなれないと思います。( *´艸`)

 

近くの自転車屋さんで、自転車を組み上げるのに必要な部品を買ってくる~


シマノのアウターストッパを買ってきたが、クロモリフレーム用とアルミ用があるらしく、間違って取付面が平らではないクロモリ用を買ってしまった。。。

Tommasiniのvelocistaはパイプの直径が大きいので、このクロモリ用では干渉しないように削らねばならない。やっちまったなあ、しょうがない削るか。。。

と、やすりを探していると、カンパニョーロの部品が出てきた。(*´Д`)

ちゃんと探してから買うべきだったなあ。無駄な出費をしてしまった。。。

BB下のケーブルハンガーはどうしようかな~と探していたら、シマノのやつが出てきた。

ただ、これだと太いパイプに使うにはケーブルガイドの長さが短い。クラシッククロモリパイプの自転車にしか使えない。

おっ!

良かった。CAMPAGNOLOのやつがあった。

こっちの方が長さがありますよね。

この部品は廃版になっているし、今時はフレーム製造メーカーが各自作っているので、今後は自転車を長く乗るという事がさらに知恵を必要とすることとなりますね。ダメになったら、各自が工夫して代わりになるものを探すしかない。

さて、ボトムブラケットはイタリアンタイプのねじ込み式です。

取付用としているCAMPAGNOLOのスーパーレコードのBBカップは、販売当時専用品であった。11スピードのスーパーレコードのみ、セラミックベアリングを使うために別という事になっていた。何が違うかというと、BBカップの色とカップ内にダストシールが無いこと。

これはスーパーレコード以外のウルトラトルク用BBカップですが、奥に黒いシールが見えますよね。

これがCULTというセラミックベアリングです。

ベアリング自体にダストシールはなく、クランク側に見える白いものがダストシールになっています。

部品単体で見るとこんな感じ。

これだけを回してみると、すごく軽くまわります。そりゃそうだ。

一応言わせてもらうと、セラミックベアリングだから軽くまわるという事ではなく、これがスチールベアリングでも同じように軽くまわるでしょう。なぜなら、ベアリングにゴミなどの異物侵入を防ぐシール材が無いから。

これがCAMPAGNOLOのダストシール。外側の部分が相手部品と接してシールするようになっています。ベアリングとは別部品になっている。


昔からセラミックベアリング信者がいて、セラミックが最高と言っている。CAMPAGNOLOもセラミックベアリングの優位性をアピールしているが、実際にそれを実現するためには、このようなシール材の摺動抵抗まで少なくする努力をしなくてはいけないのだ。

セラミックはスチールボールと違ってゴミを嚙みこんでも削れはするが突起にはならない。

それは精密測定に使用する定盤が現在ではスチール製から石に代わったように、相手物に対する寸法の影響が少ないからという優位性。

でも、結局は異物が侵入して抵抗になっていては、シール材で侵入を防止したほうが良くないか、というのがSHIMANO式だ。

CAMPAGNOLOのBBカップも、以前のようにCULTベアリングは専用品を使うという事は無くなり、他のグレードと同じシール材を使うものに共通化された。という事は、耐久性とか低い摺動抵抗の持続性とかはもしかしたらCULTが優れているのかもしれませんが、回転の軽さという点では、CULTとUSBやほかのベアリングとの違いはないと思われる。なぜなら回転の一番の抵抗となるシール材が全てのグレードで共通だから。

考え方によっては、安いベアリングを頻繁に交換したほうがコストパフォーマンスがいいと言えるかもしれない。

という事で、パーツは以前から使っていたスーパーレコードを組みますが、BBカップは以前にレコードで組んでいた時のウルトラトルク用BBカップを使っちゃいます。







 


 

 

 


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