2018年10月13日土曜日

北海道 道北バスの旅 2/3

2日目は宿泊した豊富町の温泉宿からです。
昨日は到着が夜中だったからどういうところに泊ったのかよく分かりませんでした~(;^ω^)

昨晩は全国的にも珍しい石油の香りのする温泉でお肌すべすべ。
石油のぬめりのような感じがしますが、燃料の灯油を触った時のような刺激は無い。不思議な温泉ですね。

お宿の道を挟んだ反対側に源泉と思われる豊富鉱山のプラントがありました。
天然ガス採集して、発電や冬場の暖房などに活用するのであろうか? 道北の小さな町ですが、活用出来る資源があってよかったですよね!

旅館の裏庭にいたもーもちゃんにお別れを告げて豊富駅に向かいます。
朝一番の列車に乗らないと稚内に到着するのが凄く遅れちゃうんです。1日に数えるほどしかないから、乗り遅れると半日近く無駄にすることになってしまう。

旅館の送迎で駅に到着。
早朝の駅は通学の学生もいる。稚内の学校へ通うのはこの鉄道以外にはないようだ。旅行するにあたり、鉄道以外で行けないものかと調べましたが、バス路線は無い。基本的にバス会社の努力で何とかなるような経営状態ではないと思われるので、鉄道があればバスへ補助金が下りないとかそういう事でもあるのだろう。JR北海道が渋々でも列車本数を減らしながらでも運行している以上は周辺の自治体はそれに何とかすがるしかない。都市部以外の公共交通機関は、民営企業としては単独で経営を継続できる環境にはない。
(こんな事は聞けるわけもなく、全て私の想像です~)

この間TVでやっていましたけど、定年後に軽トラのキャンピングカーで全国を周る旅行をするのっていいですよね~。お年寄り夫婦がこういう地方の観光地や温泉なんかをまわってさ~。

昨日の沿岸バス 留萌豊富線の終着地豊富駅。
 ここからの留萌行きが5本、そのうち休日運休が2本だから、本数的には奈良交通の新宮⇔八木駅と同じようなものかな?

ローカル線によくあるポスター。
乗って残そうではないところは正しいと思う。

駅の待合室には地域の情報がいろいろ掲示してある。
地方は頑張ています!

稚内から早朝の特急。以前にこの特急に札幌まで乗車したことがあります。早朝6時に稚内を出て札幌は11時だった。今は旭川まででしたっけ? あの頃は車内販売でコーヒーやアイスなどを買って食べたなあ~

反対側から稚内行きが来ました。

学生たちは南稚内で降りていった。
朝8時過ぎ、駅周辺はコンビニくらいしか営業していないし、何しようかな?

とりあえず宗谷バスの窓口で乗車券を購入。
本日乗る旧国鉄路線の代替えバスです。稚内から宗谷岬や浜頓別を通って音威子府まで。料金にして4千円です! 水戸駅から東京駅まで電車利用しても4千円にはならんから、結構な割高な料金に思える。昨日の沿岸バス路線も留萌から豊富まで3千円位だから、ちょっとどうかな~。まあ、日本一長い路線バスって言われる奈良交通の路線は5千円を超えるけどね。。。

稚内駅周辺をうろうろ散策して時間つぶし。
そして本日の長距離路線バスに乗り込む。

しばらく(30分以上は走る)海岸線を走ると宗谷岬。
明るい時に見たのは超久しぶりと思う。数年前に来た時は夕方だったし、その前は夜だった。。。しかも冬だったので、暗闇で待っている人なんてまさかいるとは思わず、驚いた運転手さんの顔が今でも記憶に残っている。

最北の岬。わたくしは端っこが好きなので、意外とこういうところが好き。
南の方はまだ行っていないので、今後行く計画をたてるとしましょう~

風景を眺めながら稚内で買った稚内牛乳を飲む。
かなり人気らしいとPOPに書いてあったが、飲むと確かに美味しい!
なんと60度という超低温殺菌なのだ。それで本当に殺菌になるのかと心配なくらいの低温だ。茨城県の小美玉市でも今年にヨーグルトサミットなるものを開催するようですが、日本各地の優れた食品に触れて我が地元茨城でもいいものを作れるよう期待しています。どこにでもある牛乳でも、このように工夫すれば1本250円もするのに人気商品でかなり売れているらしい。

バスは数時間ごとに小休憩をはさむ。鉄道だと運転手が交代する時もあるが、路線バスの場合は基本的に一人の運転手で運行しているから、このように勤務時間中に休憩をはさむ必要がある。

その時間を利用して、私はトイレに行き、旧天北線の資料館を見て廻る。







私が乗ってきたバスは音威子府行きのやつで、この時刻表では12時6分発。
3本中しかない運航便のはじめのやつだ。稚内で購入した乗車券も、この3本でしか利用できない。途中下車前途無効だからだ。途中下車OKなら、稚内で1本早いバスに乗って途中の街を散策することもできるんですけどね。

この時点で、猿払村までで他の人は降りてしまい、車内は私だけの貸し切り状態。


北海道は真っ直ぐな道が多い。ぼーっとしていると曲がるところを間違えてしまいそうだ。



浜頓別からは海岸沿いからお別れして内陸へと進んでいきます。


峠を越えたら音威子府駅です。
国鉄から民営化されてJRになり、平成を迎えた時には廃止になった路線。天北線。
周辺自治体の住民が毎日民族大移動をするくらいでないと黒字にはならんだろうと思われる鉄道路線。それが現在ではバス路線になっているわけだが、バスだと黒字になるのかと問われると、それは無い。赤字幅は減るだろうが利用者が極端に少ないのだから絶対に黒字にはなるわけがない。こういうのをどのようにするのかは、地域社会の問題というよりも国が取り組まなければならないと思う。日本全国で同じように安く移動できる手段を整える。そうしないと地方の住民は金銭的負担が大きく生活が大変だし、そのことによって今日本で盛んに宣伝している文化も将来的に衰退していくことになる。住む人がいなくなれば伝統行事などは続かなくなるのだ。

そして、音威子府駅から列車で名寄に移動。
北国博物館で歴史勉強。






本日はここで宿泊です。
道北の中心的な都市で、結構大きな街です。
本当はもっと時間があれば見たいところは沢山あるんですけど、次の機会にとっておくとしましょう!!!











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