2011年5月23日月曜日

茨城の農作物の現状

日照時間が長く、雨も適度にあり、作物が一番成長する季節です。
畑では沢山の作物が実り始めています。
出来立て、採れたては美味しいですね~♪

原発の事故後、全ての農作物が出荷停止でなくても売れない状況から、少しずつ回復してきています。これはひとえに茨城を応援しよう、お互い助け合っていこうという消費者の方々の気持ちの表れでしょう。

生産者は、自分たちの生活の為、食品を生産しているという自負の念から、自分たちの出来うる限りの努力をしていると思います。そこには、それぞれのこだわり、信念、作り方のノウハウなどさまざまあり、人それぞれ違いますが、自分たちは安全な食べ物を作っているという根本的な部分は共通していることでしょう。

ただ、残念ながら消費者に知っていただきたい事実も告げなくてはなりません。
茨城県のHP内文章を引用します。(太字部)
http://www.pref.ibaraki.jp/important2/20110311eq/nousanbutsu/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
茨城県から現在出荷されている農畜産物は、安全が確認されたものです。
農家では美味しい農産物を自信を持って出荷していますので、安心してお召上がりください。


 という発表を行ってはおりますが、ここで注意をしなくてはいけない事は、全ての産地、産物について測定結果問題無いと判定されたわけではなく、
茨城県では、国が示した指標とするべき品目を中心に定期的に検査を実施してまいります。
ということで、今が旬の食材について、検査結果がありません。

つまり、指標となる品目の測定の結果、問題無かったので、似たような科目の作物、近隣産地の作物は問題ないであろうと推定する。という事です。

このようになった原因は、過去に類を見ない事故であり、現在もモニタリングの検査を継続しなくてはならないので、とても全てを検査する事が出来ない。という現状があり、農家が作物を持ちこみで測定を依頼しても手が回らないということらしい。

食べ物を作る物としての最低限の務め、安全性が主張できない状態です。
申し訳ありませんが、このような現状をお客さんに説明し、理解していただき、それで購入の判断をゆだねるしかありません。残念ながら。
自分の家の事情もあり、いつまで続くかわからない未測定状態を横目に、作物の生産をしないという事も出来かねる状態です・・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿