2020年6月19日金曜日

茨城空港再開されました!

開港から10周年を迎えた茨城空港ですが、新型コロナウィルスの騒動により一時閉鎖されてました。それがようやく6月に再開されました!
思えば、開港1周年で東日本大震災があったり、当初利用拡大を見込んでいた韓国便が休止のまま撤退したりなど、いろいろありましたが、地方空港としてはうまくやっていると思います。

ホームセンターのような空港に入ると、正面に垂れ幕があります。
今回は、小美玉市のマスコットキャラクターおみたんと茨城県のVtuber茨ひより。
ここにはアニメなどの二次元キャラクターが描かれることが多いです。TVCMとかで茨城県のPRを行っている芸人のかみなりとか、渡辺直美さんとか、人間がここに掲載されたのは見たことないなあ。

売店のほうは閉鎖されたまま。以前の利用人数に回復した場合はどうするのでしょうか?
ファストフードの対面販売のようになっちゃうのか?

すぎのやは、テーブルの数が激減。今は利用者が少ないからこれでも十分でしょうけど、以前の利用者に回復した場合はどうするのかなあ? 丼物をもって立ち食いは出来ないでしょうし。。。。

ちょうど再開されたスカイマーク便がいます。
本日の搭乗者は約20名位らしい。
スカイマークの料金システムは、座席数が沢山余っている場合は料金が安くなるので、この1便での運賃収入は約20万円となる。空港の着陸料と燃料代だけで既に赤字となるでしょうね。。。早く昨年の利用客数まで回復しないとかなり厳しいのだろうな。

空港ビルの反対側、駐車場の方を見てみると、がらんとしているが意外と車がとまっている。よく見るとあまりにも長く駐車しているために、タイヤの周りに土が溜まっていたり、車体が水垢だらけだったりする車が結構ある。こうして利用客の車が少なくなると、放置車両はわかりやすいですね。

再び1階に戻る。
空港入り口には七夕の願い事を短冊に書くコーナーがあった。

もう国内便は出発してしまったから、この辺には誰もいない。
反対側の国際便の方は、まだ再開されていないから誰もいない。しばらくの時間、この空港のお休みです。

そして、以前あった銀行ATMは撤去されていました。確か5月いっぱいまでだったと思う。
そして、コンビニによくある小さなATMがその代わりになるようです。
空港の利用客はそれなりにいたはずですが、ATMを利用してお金を引き出す人があまりいなかったのでしょう。空港バスの茨城交通以外はキャッシュレスで利用できるし、現金の出し入れする場合も、通帳を使う人はほぼいないでしょうし、ましてや硬貨の出し入れを必要とする人はそれ以上にいなさそう。だから、コンビニにあるATMで十分ですね。(Suicaなどの交通系電子マネーなどのチャージも出来るし!)

そして、そのお隣には外貨を日本円に両替する機械が設置してあった。
以前は日本円も外貨に交換できたと思うが、それよりも機能を絞った小さく簡易的なものになっている。
そのお隣は携帯電話のSIMカード販売機。一昔前は、成田空港とかでも携帯電話の貸し出しと共にちょっとしたお店くらいの大きさでサービスを行っていましたが、機能を絞ればこんなにコンパクトにできるんですね~(*´ω`*)

お隣のサンクス改めファミリーマートは今しばらく休業中。

国際便のカウンター前は茨城新聞で見る茨城空港のあゆみがまだ展示されていました。
多分、国際便の再開までかな?

2010年3月11日に茨城空港が開港。
このちょうど1年後に大震災があることは、だれも予想をしなかったですね。。。

開港後に国内のいろいろな空港に飛行機を飛ばして試行錯誤していましたね。
米子空港、懐かしい。。。
福岡は今日も飛んでましたけど、要するに日本各地に空港はありますが、複数の便が定期便として成立するほどの利用客がいないんですよね。。。
茨城空港は、新千歳(札幌)、神戸(関西)、福岡(九州)、沖縄。
米子が成立しなかったから、秋田や山形(庄内)、仙台、鹿児島、高知とかは難しいでしょうね。すでに成田あたりからJETSTARなどのLCCが飛んでいるところもあるし。(あちらはJALなどとコードシェアしてるし)


名古屋もありましたね~
私は成田空港からJETSTARでセントレアや関空に行ったことありますが、名古屋辺りは時間的に新幹線と競合するし、料金なんかでは夜行バスとも競合するし、難しいところですよね。(+_+)

そして、しばらく前に保税倉庫が新設されたんですね。
定期便が増えてくると、その定期便の空き貨物スペースを使って、航空貨物便の輸送が行われる。そのスペースが不足してきたのでしょう。横浜税関の車がしょっちゅうとまっているので、あちらから仕事に来ているのでしょうけど、大変ですね。

ここ最近、茨城県の有識者あたりから茨城空港の改称を検討する話が出ていましたが、最終的に茨城空港に落ち着いたようです。
有識者の意見では「TOKYO」を入れることによって、航空会社の誘致や利用客増をもくろんでいたようです。
利用客が増えるのは良いのですが、そうするために大型公共事業など多額の費用をかける計画まで動き出すとなると、それは本末転倒。

空港にあった茨城新聞の切り抜きに、1990年代のものがありましたが、私が当時新聞で見たものはもっといろいろ書いてありましたよ。
正月の茨城新聞では、北関東自動車道や鹿島港、大洗港、常陸那珂港などと共に百里基地にできる民間共用空港が、高速道路網を利用して首都圏一円への物流に有利だと解説していた。その切り抜きは掲示されていませんでしたが、下の画像にあるようにそれなりに大掛かりな空港設備を想定したらしい。
実はこのころから日本全国に次々作られた地方空港に対してかなり風当たりが強かったのだ。茨城空港着工前だったと思うが、福島空港は地元農産物を輸送する目的で建設されたと「噂の東京マガジン」というTV番組でかなり批判的内容で放送された。
後年に茨城空港も同様に、この同じ番組で批判的な内容で放送されたわけです。
茨城空港の場合は、いろいろ批判されたおかげで今のようなコンパクトな空港になってよかったと思います。元の計画では、能登空港のように今より結構大きな建屋で、航空大学校を併設するとか、阿見や竜ケ崎に民間空港あるにもかかわらず、民間チャーター機の駐機施設作るとかいろいろあったわけです。
計画でいろいろ盛れる内容は可能な限り盛り込むという公共工事の伝統に則って。。。

本当にやっちゃっていたら、その維持費のために費用がかなり掛かって大変だったろうな。

今後茨城空港が発着便を増やすとして、スカイマークが米子便を諦めたくらいだから、茨城ー新千歳ー女満別などの北海道道東経由するのとかは難しいかな?
となると、地方空港と東京をつなぐJALかANA系列の定期航空便を羽田から茨城空港に移してもらうとか?
とりあえず、東京第三の空港としては、東京から遠いわけですし、だからといって公共交通機関を整備するにはコストかかりすぎるし、成田や羽田の利用率低い定期便を持ってくるくらいのほうがいいと思いますね~










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