2023年7月9日日曜日

SPECIALIZED ALLEZ SPRINT部品交換開始! その6

前回、シマノのディレーラーとカンパニョーロのエルゴレバーの組み合わせ、一般呼称でシマニョーロというやつで問題が発生しました。

グロータックから発売されている、カンパのエルゴレバーでシマノのディレーラーを引くための、ワイヤー引き量を調整するイコールプーリーというもので様子を見ましたが、その状態から改造するにあたって、確認のために条件を変えてテストを行います。

 

そもそもシマノのSTIレバーあるから、これを組み付ければ1時間でロードバイクは完成するであろう。でも、それではだめなんです!

カンパニョーロのエルゴレバーが使いたいんです!

じゃあ、ディレーラーを同じメーカーにすればいいじゃないかと言われそうですが、それはどうにもならない時の最終手段です。シマノの方が軽くてギアのキャパが広い。しかもカセットスプロケットもお値段安くてお得だし。(と言いながら、基本的にどっちのメーカーの製品も持っている。)

なぜなら、バカだから!


 最も一般的で確実な組み立て方法と、組み合わせはわかっている。


 カンパのアウターはもったいないから、そこら辺にあったジャグワイヤーのアウターを使おう!


 直結!!!


そして、ワイヤーもニッセンの1.1mmから純正品の1.2mmに変更してみる。

シフト動作の傾向自体は一緒だ。

11T~真ん中くらいまではワイヤーの引き量不足。

30T側は過多気味。

 グロータックのイコールプーリーでいうと、ちょうど直径の短い付近をそっくりかさ上げする形になる。


さあ、TREKのBrendrステムの取付の際にもお世話になったMISUMIさんで部品注文したシムテープを使い検討開始!!

ちなみに画像の左側にあるのが、ステムの高さ調整の際に余ったワッシャーです。(;´∀`)

実際には、回転方向の突起部分をさけるようにワッシャーをC型にカットしているので、画像の内径28.5mmではわずかに小さいのですけど、全く問題はありません。ただし、回転方向の位置決めを無効にする形になってしまいますので、実走で問題が起こらないかは確認を要します。(そもそも誰も保証していない組み合わせになるから、全ては自己責任なのは言うまでもない。)


仮に両面テープで貼り付けて、かさ上げが有効なのは確認しました!

 そして、かさ上げをすれば、30T側の引き量過多もバランス的に無くせる事もわかった。

これで修正量は決まりましたので、両面テープではなく、シムテープを接着して、いよいよトータルでのシフト調整を完了させる時が来ました~

 

続く~

 

 

 

 

 







2023年7月3日月曜日

SPECIALIZED ALLEZ SPRINT部品交換開始! その5

 前回に引き続いて、ワイヤー調整に入ります。

アウターケーシングは、ニッセンケーブルを使用しています。

そのアウターケーシングをワイヤーカッターで切ろうとすると、切断面がきれいに仕上がらないので、ディスクグラインダーを使います。

ホームセンターで安く売っているから、1台あると何かと便利です。

私のこれは、3980円で売っていた中国製の製品です。ちょっとした自転車の工具を買う位の値段で買えちゃうんです。


 注意点としては、切断面はきれいにできますが、切断時の熱でアウターケーシングの中のインナーライナーがチリチリに縮れてしまい、ケーブルが通せなくなってしまいます。

ではどうすればいいかと考えまして、初めからケーブルを通して切断することにしました。

ニッセンケーブルのHPでもディスクグラインダーを使用した切断方法と治具の販売をしていますが、実際にケーブルを切断する状態としましては、バイクに配線した後に長さの具合を確認しながら行うので、HPのあのようなケーブルを取り外した状態での切断はやりません。(私個人のやり方ですが。。。(;^ω^))

熱でインナーライナーが収縮してしまっても、ケーブルがあることによってケーブルの直径分は何とかなります。 これは、実際に使用しないワイヤーの端っこを利用します。切断後は取り出せるように考えて切断しましょう~

また、ケーブル内装の場合には結構曲げのきつい部分にもワイヤーを通すことがありますから、切断したワイヤー先端はカーブでインナーライナーを引っ搔いて傷つけないように、ハンダ盛をして通しやすくしておく必要があります。


 

 リアディレーラー部分は、上記の方法でやる前に、一回失敗しまして、アウターケーシングがちょっと短くなってしまいました。。。


 カンパニョーロのワイヤー調整で一番気を付けなければいけないのが、この部分です。

エルゴレバーにアウターケーシングを接続する部分。

きれいに奥まで差し込んで、完全に隙間を無くす必要があるのですが、ハンドルバーに取り付けたこの状態では、それが確実にできているか確認が難しいです。

もしこの状態で突き当てまで完全に差し込まれていないと、ディレーラーのワイヤー調整をしたときに、ワイヤーのテンションによって隙間の量が変わり、調整が決まらなくなってしまいます。

ニッセンケーブルのシフト用アウターケーシングは、被覆がよじれて確実に差し込みが出来なかったから、あえて差し込む部分だけを剥がしてあります。

 そして、ハンドルを切った時などでもアウターケーシングが出来るだけ動かないように、ビニールテープで補強。

 


 フロントディレーラー。

実際に動かしてみると、変速は出来る。

ただ、カンパニョーロとシマノのどちらのメーカーでも、フロントディレーラーでトリム調整が出来るようになっているのですが、調整動作が違うせいか、うまく調整できない。

じゃあ、カンパニョーロのFDにするかと迷うが、FDアームの長さがあるので、リアタイヤとのクリアランスが少なくなるから、しばらく検討しよう。


 リアディレーラー側は、11T~30Tまで作動させてみると、11T側では移動量不足気味。30T側は移動量が多めになる。そして、11T側から3枚くらいシフトさせたところでシャラシャラ音がしてしまう。


 リアディレーラーのワイヤー固定位置とアームの動きを観察してみると、11T側はアームを斜めに引っ張っているが、30T側だとほとんど平行に引く。

この辺を計算して、イコールプーリーって真ん丸ではないのかなとは思うが、実際の動作ではいまいち。。。。


 しょうがない、一旦エルゴレバーをばらして、このプーリー形状をいじるか。。。


 樹脂パーツを削ると元に戻せないから、イコールプーリーにシムテープ貼ってワイヤー引き量検討をしてみます。