2020年6月29日月曜日

県境突破! その3

今度は茨城県の南部を走ります!

本日の起点は、神栖中央公園とします。
ごく最近整備された公園です。
建設当時に東日本大震災に見舞われたから、より一層この建設の目的でもある防災設備としての機能が重要とされますね。
あの震災当時、街の中を横断する国道も、地震の津波の影響でかなりの土砂を被った。それでも私の地域より電力の復旧が早かったから、後処理も意外と早かったですね。

さて、今回はツーリングの途中でお店にも入る計画なので、マスクを持っていきます!
この間セブンイレブンで買いました。

公園を出発し、近くの卸売市場を通り過ぎ、鹿島臨海鉄道の神栖駅。
ここは貨物専用の駅です。過去には旅客もやったことがありましたが、うまくいかなかったようで今はないです。当時のホームなどはこの駅舎と反対側の公園に残っています。
まあ、この駅に降りたところで勤め先まではかなりの距離を歩かなくてはいけない。。。。
そりゃあ皆さん車で通勤するでしょ。土地は広くて駐車場も十分にあるのだし。(*´Д`)

そして、港公園へ。
ここの公園横には、コーストガードや県警の船が泊っている。
海風が気持ちいい。

港公園をでて、湾岸をたどりながら海岸線へ。
沢山の風力発電が並んでいる。
ここ鹿島港には火力発電所もあるし、近日中にバイオマス発電も稼働する。

日中の最高気温予測が30度近くなるらしいが、海風が気持ちいいので全然暑いという気がしない。木陰に横になったら寝てしまいそうだ。
もし私が東京の会社に勤務していて、リモートワーク可能だったら、絶対東京都内のマンションやアパートには住まないな。この辺に家を建てれば10年以内にアパート家賃を回収できるし。夏はそれほど暑くないし、冬は霜も降りないくらい寒さもない。

ちょうど季節的にウチワサボテンの花が咲いていました!
ここには100年くらいの古株のものがあるらしい。明治~大正時代のサボテン?
ハイカラな人が植えたんでしょうね。( *´艸`)

海岸近くの道は、お仕事車やお買い物車などがあまり走らないので、静かなもんだ。

茨城県の海岸線は、個人の所有や地区の共同所有がある。
ここは個人の所有らしく、通行をさせてもらえない。ちょこっと迂回をします。
キャンプ場を迂回して、再び海岸線に出る。
目の前に町が見える。あれが銚子の街だ。

ここが「カミスココくん」が指し示している、赤い部分の先端。利根川の河口です。

ここで川岸からシラスウナギの採取したらもろにばれるでしょ。。。
ダメと解っていてやる人は頭使っていろいろ考えるから、やりようはあるのでしょうね。いつぞやTVでやっていたけど。

川沿いから橋を渡って千葉県銚子市へ。
またまたやってまいりました、銚子電鉄の仲ノ町駅。
いつ来てもマニアの方々が何人も徘徊しています。( *´艸`)
線路沿いを歩いている人、車で来て駅の周りに路駐している人、電車乗りながら写真を撮ったり録音している人。様々ですね~

醤油の博物館は閉館していて、醤油ソフトは諦めなければならなかった。残念!
そして、次の目的地へ。
今川焼 さのやさん!

ここでスイーツ補給!

甘いもの効くわ~!
ライフポイント回復!!!
今川焼は食べずに持っていこう。ロールプレイングゲームの薬草的な感じで。

魚市場周辺を通り、再び橋を渡って茨城県へ。
さいなら、千葉県!

今度は海岸線とは逆の利根川沿いを走る。
交通量の多い国道とは違い、民家を抜けて田んぼが広がるのどかな道。
この辺は海抜も低いし、沼地も多い。
ふと田んぼの中のあぜ道に白黒の大きな鳥を発見!!!
何だあれは!


説明しよう、私の眼力は最新鋭戦闘機のレーダーのように複数の目標に対してロックオン可能。きれいなおねいさんのパンチラを追尾しながらでも、別な目標を探索可能なのです。(わかりやすい例えです)

これはコウノトリではありませんか!
茨城県で見られるとは!
普通にいる鳥ではないはずなのに、何で2羽もここ神栖にいるんだろう? つがいかなあ?

いや~、貴重な体験です。

そして、再び利根川に出る。
一応サイクリングロードにはなっていますが、一部に未舗装の砂利道区間があり、ロードレーサーは注意が必要です。

水門を通り抜け、しばらく走り、街中に戻ると出発地点に戻れる。
大体80~90km位だったかな? 外川漁港のほうも行っていれば100kmちょっとか?

ゴール到着し、今川焼摂取!
これ、たこ焼きとかではありません、銚子で買ったさのやさんの今川焼です。
本当は2個買ったのですが、気が付いたら1個食べていた、多分。。。

1個目はチャリで走った後だから、体が欲していて何でも美味しく思ったかもしれない。2個目は客観的に、冷静に食す!
いや、うまいぞ!
ショッピングセンターのフードコートで同じ焼き方したら、親方に怒られてクビになってしまうかもしれないようないびつな形。だけどそれが食感的にいい感じ。
路地裏で駐車場も無いような場所にもかかわらず、お客さんが次々に来ていたこのお店。食べてわかったわ~!!

見事に体力回復しました!
このご時世、いろいろ制限もありますが、食べ歩きはやめられない!
今後もいろいろ工夫をして、やっちゃいますよ~

2020年6月28日日曜日

県境突破 その2

今回は、茨城県から栃木県へ自転車でいってみたいと思います。

今回の起点は、道の駅かつら。
ここのハイキング客用駐車場に車をとめて、チャリを用意。出発します!
道の駅の看板に、長ネギっぽい表示がありますが、これはこの地方の郷土野菜の赤首ネギです。レッドポアローというハイカラな名前がついています。なので、物産販売の表示らしい。

道の駅を出発して、那珂川の橋を渡らずに左折。
川沿いの細い道を行きます。この赤い橋は路肩がほとんどなく、大型車のすれ違いが困難なくらい狭い。だからこの橋の横に歩行者や自転車用の橋がもう一本あるのですが、通行止めになっています。休日は非常に交通量が多く、歩いて渡るのはかなり危険なのですが、田舎だからなのか歩行者用の橋を直さずに放置している状態が長く続いている。

川沿いを走っていって、青少年旅行村を通り過ぎ、御前山ダムの方に行く。

御前山ダム。人がいない。
湖面には行けないようになっている。せっかくあるのだからジェットスキーとかできるといいのですけどね。

ここのダム管理事務所ではダムカードの配布を行っていないらしい。

そして、ダムそばの県道を進む。
道の法面には耕した跡があちらこちらにある。
それらは皆イノシシがやったようだ。道路わきの注意書きにイノシシによる落石の危険とある。土木管理事務所が、俺たちの管理が悪いんじゃない、イノシシのせいだと書いている。
快適なきれいな道。
先に見えてきた橋を渡り右の方に進む。

ここから栃木県に入ります。
規制が解除されての県外移動ではありますが、私が行くところはほとんど人がいないようなところばかりで、わざわざ宣言するほどの事では無いかもしれませんが。。。(#^^#)
この標識の手前にも集落があり、ここを境に御前山の学校に通学する学生と、この先の集落からは茂木町の学校に通う学生が分かれるのであろうか?

集落の先の分かれ道。ここを県道291号方面の右に曲がります。
この県道はツインリングもてぎを横断する形で茂木町市街地へ続いています。

茂木町の真岡鉄道茂木駅に到着。
SLは当分運行されないようなので、駅には通学の学生と鉄道マニアの方たちぐらいしかいない。

1990年代にいろいろお金をかけてきれいにしたから、真岡鉄道の駅はどこもきれいだ。
学生たちの乗降が済んでしまうと、また静かな駅になる。
駅前にとまっていたJRバスの道の駅行きもお客さんが乗っていなかったようだし、平日のような感じ。

駅近くには八雲神社というこの地域で一番大きな神社がある。
神社の由緒書きでは、清兵衛という男の人が川で肥桶(糞尿を運ぶ桶)を洗っていると、川に何かが流れてきた。それを肥柄杓(糞尿を汲むやつ)でたぐり寄せて丘の上にお祭りすると、当時流行っていた疫病が収まり、作物の病害虫も少なく豊作になったそうな。
まりきれいなお話ではないけど、そのご利益をくれたご神体がこの神社に祭られているという事らしい。
夏越祭輪くぐりが毎年6月30日に行われるようだ。
私の地域でも6月に神社でお祭りをしたし、何処でも同じような時期に行うんですね。
そういえば年中半袖Tシャツですごせるフィリピンでも、インフルエンザが一番出るのが雨の多い時期らしい。長雨が続くと、日本で今問題の新型コロナウィルスの感染者が減らないという事かなあ? もっとも、昔と違って冷房もあるし、年中危険であるともいえる。。。
とりあえず、茅の輪をくぐって神頼みをしておきました!

そして、街の外れ。
駅から続くグリーン地帯。これは、その昔に茂木駅から鉄道を延伸しようとした名残りです。
反対側を見ると自転車道が伸びている。
川のところに橋脚の跡がありますが、この自転車道は同じく昔の鉄道跡地を使って山を越える途中まで伸びている。そんなに長くはない。その先は自動車道路の拡張に利用されているためだ。

山を越えたところで、再び道路と別れて右側に線路跡が見える。

そして道路の突き当り、烏山方面に行かずに右折して田んぼの中を見ると、山の端を回り込むように線路跡が残っている。この方向に進むという事は、現在の烏山線に接続する計画ではなかったという事だ。

その先にも遺構が残っている。ここまできれいに線路跡があるという事は、本当にあとは施設すれば列車の通行が出来る状態まで行っていたという事なんだろうなあ。

跡地は、今では農道として使われている。

跡地は、おおよそ中川郵便局まで続いている。
その先は跡が残っていない。
那珂川を越える鉄橋が作れなかったんでしょうね。。。。
これは御前山に残っている茨城交通の御前山駅から先も同じようなものだ。橋が架けられなかった。。。
一応昔話では、御前山の長倉宿経由で水郡線につなげる計画だったとか。

すぐそこは那珂川です。
橋の上から川を見下ろす。
いつ終わるとも知れない治水工事を眺めつつ、魚影を追う。。。

対岸に渡り、川沿いを走る。
1990年代に那須地方で大雨があった時、この道路まで川の水面が迫ってきていた。若干浸水しているところもあり、地域の消防団も集結していたっけ。
今の水面から10数メートルの高さがあるこの道路までだ。そういうことがあったんですよね。付近の船は全部流されたし、上流から家や牛などが流されてきていた。。。昨年の台風19号以上の浸水域です。

そして、そこからほど近い木須川の洞門。
山を回り込むように蛇行していたこの川の流れを、山をくりぬいてまっすぐ通したところ。
千葉県の方ではインスタ映えするといって観光地になっているようですが、こちらはあまり有名ではない。いつまで隠れスポットであるかはわからんですが。


上流側から見ると、古い橋の跡も残る。
川遊びしてる子供たちがいました。岩でケガしなければ、那珂川で遊ぶより流される危険が無いからこっちの方がいいかも。

この辺は棚田の観光案内がいくつかある。
山の方の集落ってこういう田んぼが多いから、そんなに珍しいとは思っていませんでしたが、どうなんでしょうね?

私は那珂川沿いから見える周辺の集落が、山に張り付くようにある姿のほうが趣あると思う。

ただ、残念なのがこういう田舎道に多い不法投棄。
最近のトレンドは、家屋を解体した時の残土です。
この辺にもあるし、筑波山周辺の山道や茨城県北部の山道にも多い。ダンプで来てサクッと落として逃げるという。しかも、犯人がわからないように意外と廃棄物を分別したものを捨てていくという。。。
最近は交差点とかに交通監視カメラがたくさんつけられているけど、田舎もやらないといけないですね。茨城県は今の時期、毎年農作物の盗難騒動で多くの被害も出ているんだし、人気の無い山道や、広い田畑、霞ヶ浦沿いの湖畔なども。見えないと思って霞ヶ浦に産廃を沈める人もいるしね。。。日本人は礼儀正しいとか、そういうことはないです。割合は少ないのかもしれませんが、やる人はやります。


林道まで舗装する必要ないと思いますが、茨城県内は住む人が少ない山間の集落が結構あります。だから生活道路であるので、細かくあちこちに舗装された山道があります。
そういうところに入り込んで捨てていくのは本当に残念ですね。撤去に数十万円から数百万円かかるらしいし、まずは地主さんがその費用を負担させられるから、しばらく放置されている場合がおおい。どうしようもなくなってようやく自治体が何とかするという感じ。

いい感じの里山を巡ったつもりですが、ちょっとしたもので後味悪いツーリングになってしまう。日本も中国やイギリスみたいにたくさんの監視カメラに囲まれて暮らすようになるかもしれませんね。。。。

このあとは、国道123号線に出て、そこから下伊勢畑経由で道の駅まで。
トータル50km程度のまったりサイクリングでした。