前回に引き続いて、ワイヤー調整に入ります。
アウターケーシングは、ニッセンケーブルを使用しています。
そのアウターケーシングをワイヤーカッターで切ろうとすると、切断面がきれいに仕上がらないので、ディスクグラインダーを使います。
ホームセンターで安く売っているから、1台あると何かと便利です。
私のこれは、3980円で売っていた中国製の製品です。ちょっとした自転車の工具を買う位の値段で買えちゃうんです。
注意点としては、切断面はきれいにできますが、切断時の熱でアウターケーシングの中のインナーライナーがチリチリに縮れてしまい、ケーブルが通せなくなってしまいます。
ではどうすればいいかと考えまして、初めからケーブルを通して切断することにしました。
ニッセンケーブルのHPでもディスクグラインダーを使用した切断方法と治具の販売をしていますが、実際にケーブルを切断する状態としましては、バイクに配線した後に長さの具合を確認しながら行うので、HPのあのようなケーブルを取り外した状態での切断はやりません。(私個人のやり方ですが。。。(;^ω^))
熱でインナーライナーが収縮してしまっても、ケーブルがあることによってケーブルの直径分は何とかなります。 これは、実際に使用しないワイヤーの端っこを利用します。切断後は取り出せるように考えて切断しましょう~
また、ケーブル内装の場合には結構曲げのきつい部分にもワイヤーを通すことがありますから、切断したワイヤー先端はカーブでインナーライナーを引っ搔いて傷つけないように、ハンダ盛をして通しやすくしておく必要があります。
リアディレーラー部分は、上記の方法でやる前に、一回失敗しまして、アウターケーシングがちょっと短くなってしまいました。。。
カンパニョーロのワイヤー調整で一番気を付けなければいけないのが、この部分です。
エルゴレバーにアウターケーシングを接続する部分。
きれいに奥まで差し込んで、完全に隙間を無くす必要があるのですが、ハンドルバーに取り付けたこの状態では、それが確実にできているか確認が難しいです。
もしこの状態で突き当てまで完全に差し込まれていないと、ディレーラーのワイヤー調整をしたときに、ワイヤーのテンションによって隙間の量が変わり、調整が決まらなくなってしまいます。
そして、ハンドルを切った時などでもアウターケーシングが出来るだけ動かないように、ビニールテープで補強。
フロントディレーラー。
実際に動かしてみると、変速は出来る。
ただ、カンパニョーロとシマノのどちらのメーカーでも、フロントディレーラーでトリム調整が出来るようになっているのですが、調整動作が違うせいか、うまく調整できない。
じゃあ、カンパニョーロのFDにするかと迷うが、FDアームの長さがあるので、リアタイヤとのクリアランスが少なくなるから、しばらく検討しよう。
リアディレーラー側は、11T~30Tまで作動させてみると、11T側では移動量不足気味。30T側は移動量が多めになる。そして、11T側から3枚くらいシフトさせたところでシャラシャラ音がしてしまう。
リアディレーラーのワイヤー固定位置とアームの動きを観察してみると、11T側はアームを斜めに引っ張っているが、30T側だとほとんど平行に引く。
この辺を計算して、イコールプーリーって真ん丸ではないのかなとは思うが、実際の動作ではいまいち。。。。
しょうがない、一旦エルゴレバーをばらして、このプーリー形状をいじるか。。。
樹脂パーツを削ると元に戻せないから、イコールプーリーにシムテープ貼ってワイヤー引き量検討をしてみます。
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