2019年6月22日土曜日

海に沈む夕日を見に行ってきました!

数日前に新潟県村上市、山形県鶴岡市付近を震源とする強い地震がありました。
そのようなニュースを見ると、自分が旅行をしてちょっとでも土地勘がある地域は特に、心配になりますよね。

実はこの間、無性に海に沈む夕日を見たくなり、車を走らせて見に行ってきたのでした。

茨城県からはひたすら下道を走らせる。
茨城県を出てからは、白河市から国道294を通り猪苗代の湖南経由で会津へ。会津からは国道13号線を走り新潟県へ。
昔、狐の嫁入り行列というイベントを見に来たことがある津川町の先、阿賀町。
巨木が気になりちょっと寄り道。






近くにある薬師堂。
かなり風化が進み、この先何十年ももたないような感じ。近くには民家があり、それなりに檀家さんもいそうだけど、日本各地の集落にはこのような過去の文化遺産がなくなりつつある。自分の家を建て替え出来ないのに、寄進はできないですよね。。。



新潟県側で国道7号線に出て北上。
村上市の笹川流れ到着。無事に夕暮れには間に合いました!
まったりと夕日を眺める。蚊に刺されながら。。。
昔、青森県の黄金崎不老不死温泉という砂浜の先の波打ち際にある露天風呂でも蚊に刺されたことある。なんでこんな所まで蚊がいるんだと思うほど刺されてしまう人間なのだ。。。本当に蚊は人間の息や体温なんかを感知してやってくるのだろうか? 信じがたい。

夜は村上市のゆり花温泉でひとっ風呂浴びて波の音を聞きながら車中泊。
関東地方の人間からすると、入浴料が安くこんないい温泉に入れるのはいいですよね。関東地方では500円以下の温泉ってほぼ無いけど、逆に東北地方などに来ると500円以上するほうが珍しい。

2日目は寄り道しながら帰ります。
まずはあつみ温泉から。
昔は温海町だったと思うんですけど、市町村合併で鶴岡市になったんですね。
昨日の温泉も昔は違う町だったと思うけど村上市だし、面積が広くなってちょっと昔の人間にはピンとこないですね。(#^.^#)







神社の境内には学童疎開の碑がある。山形県は意外と多いですよね。
この近くの地域にはたしか、学校給食発祥の地もあったはず。
その昔、1990年代に「ツーリング庄内200km」というイベントに参加していたことがあり、南はあつみ温泉から北は遊佐町まで走りまわったです。だから意外と詳しい。
当初の発着地点だった櫛引町も今では鶴岡市ですよね。

朝市をのぞいてみる。
村上市の瀬波温泉もここあつみ温泉と同じく有名と思うけど、廃業してる旅館が多い。あの関東地方のみならず日本的に、いやイニシャルDという漫画で世界的に有名な伊香保温泉もそういうところが多いから、温泉旅行自体が昔と比べて規模が小さくなっているのであろう。

JRのあつみ温泉駅からだとちょっと遠いんだなこの温泉。
最近は日本各地の観光地でレンタサイクルが充実してきているので、バス路線には申し訳ないけど、そういう方法を探すほうが良い。


あつみ温泉からお腹がすいたので鶴岡市街地方面を目指しながら朝からやってる食堂を探す。
おっ!
 大勝軒系列のお店か?
朝からやってそうなバイパス沿いのラーメン屋さん発見!


麺絆 英?
ちょっと読み方が難しい。

朝ラー!
美味いっす!!!
おいしいラーメン屋さんが朝から食べられるなんて、山形県って本当にラーメン王国だなあ~

鶴岡からは月山を超えて大江町へ。
大江町の中心地、左沢駅到着。

奥羽本線は山形新幹線も通るからこの路線と線路の幅が違うらしい。
なので、実質この路線の車両はほかには移動できないこの路線だけの往復。
ハッキリ言って残っているのが不思議な路線ですね。橋の架け替えとか何か大規模な修繕が必要になったら、バス転換になっちゃうのでしょうね。

それから近くの道の駅へ。

おおっ!!
これはクマの大好物、根曲がり竹!
 こっちにも旬の山菜がたくさん!!
茨城県では見かけない、雪深い山のほうで採れる旬の食材がいっぱい!!

そしてこっちはいろいろな品種のリンゴジュース。
飲み比べしてみるのもいいですよね。濃縮還元じゃないから、普通にスーパーで売っている果汁100%ジュースと全く味が違う。誰が飲んでも絶対に違いが分かるほどに。
最近では茨城県のほうでも農協経由のこういうジュースが売られるようになりましたが、紙パックの濃縮還元100%果汁ジュースの5倍以上の価格だからそれほどは売れていないようです。物のあふれる今時だからこそ、時にはちょっと贅沢して本物を味わうこともいいのではないかと思う。

そうそう、ここ朝日町には空気神社っていうのがあるんですよね。
昔はこの山形県や新潟県近隣に同じような朝日村とかがあって紛らわしかったけど、市町村合併でなくなっちゃった。
かなり山の中のほうにあるんですよね。
昔は集落や学校の分校などが、なんでこんな雪深い山奥にって思うほどそういう山の中にあったけど、今では跡地の標識くらいしか残っていない。

そして、最上川沿いに上流へ。
周辺の道路も平成の時代にきれいに整備された。昔は結構細い部分もあり、冬場はかなりスピードを落とさないと危険であった。対向車とすれ違えないところもありましたよね。

道の反対側斜面に見えた棚田。
田植えの時期のようで、水を張った田んぼの中でトラクターが動いています。

からの~、最上川に架かるつり橋。
今は使用できない。

確か1990年代の初めまでは渡れたと思う。私は通った記憶がある。
ここは、NHK朝ドラのおしんのロケで使われたつり橋です。おばあちゃんになったおしんさんが、故郷の集落をここから見渡していた。
対岸には道路があるので、このつり橋からちょっと離れたところにある民家の人はこのつり橋を使うより車で道路を通って、車が通れる橋を渡って用事を済ませるのでしょうね。

約30年前、MTBでこの辺りを散策していて、朝日町の昔は最上川の水運の船の元締めをしていたという人のお宅を拝見させていただいたことがある。立派なお家で、町の文化財に指定されていたと思う。あの時お話を伺ったおばあちゃんは、生きていれば100歳以上になるので、多分もう存命ではないのではないと思うのですが、話の内容だけは今でも覚えているなあ~。

そして、さらに最上川をさかのぼっていく。
白鷹町の荒砥駅。
なんだか今日はサイクリストによく合うなあ。

ここから列車は米沢盆地の赤湯までつながっている。ここ白鷹から山を越えれば山形市は意外と近いのですが、鉄道は越えられなかったんですね。。。
列車を見送り、最上川をさらに北上。

長井市のあやめ公園へ。
まだあやめ咲いてないし、お祭りの準備中だ。。。。

近くの神社を通り過ぎ、昔結構お酒を買っていたまるはち酒店へ。


ええっ!? 日曜日は定休日なんだっけ?
残念。ここのお酒屋さんは地元でも結構貴重なお酒を取り扱っているお店。
それは昔の話で今はどうなったかわかりませんが、昔のままであるなら酒好きにはお勧めのお店です。

そして、長井駅へ。
近々建て替えるようです。
市庁舎が直接駅に入るのは珍しいですよね。
出張所などの役場機能が本庁とは別に入居するケースは全国各地に結構ありますねどね。


記念切符などを購入しつつ、ぶらぶら。
この週末が駅舎のお別れイベントであったようです。


せっかくだから13時から販売する記念きっぷも買おうと思う。
よって、それまでの時間を市内散策!

支那そば屋さん発見!
昔はダイエーデパートの隣あたりにあったような記憶があるのだが、目印がなくなると結構わからないもんだ。

せっかく馬肉ラーメンや冷どんののぼりが立っているのに注文しないという暴挙。
冷たい味噌ラーメンを注文。冷たいからスープが分離している。。。
ちょっと不安な見た目をよそに、意外とおいしい。

そしてつつじ公園へ。
つつじの古木。いろいろなところにつつじの公園はありますが、こういう古木って意外と見ないですよね。そういう意味ではすごく新鮮。

つつじ公園のお隣にある佐々木屋旅館。
昔お世話になりました。今では閉館しているようですね。。。あの時分でも年配の夫婦が経営していたから、跡継ぎの人がいなかったのかな?

そして、長井駅に戻り、無事に記念入場券を購入し、小国町経由で磐越道へ。
小国でもちょっと寄り道。
さすが観光わらび園もある小国町、わらびもキロ単位の販売だ!


沢山寄り道をしたため、帰りは高速道路利用で茨城県の自宅に。
無性に海に沈む夕日を見たくなり、日本海まで列島を横断した週末でした~