2023年2月26日日曜日

RICOH XR-Sをばらしてみる その2

前回、XR-Sを分解してみて、破損部分が特定できなかったために、他のカメラをばらしてみることを思いつく。

ジャンク品で手に入れたXR-Sですが、もう一台調査用にジャンク品のXR-7を手に入れる。

ジャンク品ですが、以前のオーナーがある程度修理して使っていたようで、劣化した遮光用のモルトプレーンを貼り換えたりしている。

ネットオークションなどで簡単に手に入れることはできますが、素人修理によってなんでこんなところが?という部分が修復不可能な破損をしていることもあり、オークションでの高価な買い物はものすごく注意が必要です!

 

それはさておき、わたくしは分解&部品取りが目的ですので、安いせいぜい千円程度のジャンク品で十分だから、全く問題はない。

まず、外装部品をばらしていく。

バッテリーキャップ。

これは、XR-SとXR-7では違います。

XR-7(左側)はSR44又はLR44指定ですが、XR-Sはそれに加えてこのスペースに入るNi-Cdバッテリーが使えることになっている。カメラのペンタ部分にあるソーラーパネルで発電した電気を充電して使える仕組みです。

ただ、LR44電池に充電しようとすると液漏れなどの危険があるために、バッテリーボックス内のスイッチで電池の種類を判別している。


XR-7のキャップは電池を押さえる突起があり、電池を入れやすい。

XR-Sで使用するNi-Cd充電池は、側面に突起がある形状だったようなので、XR-7のキャップを使えるはず。後で確認してみようと思います~


 その他にも違いは結構あります。

XR-Sは巻き上げレバーがちょっと高級風な見た目になっていますが、XR-7の方は軸のカバーがコストダウンされ無くなっています。


 巻き戻しの軸も違います。

上がXR-Sのもので、巻き戻しレバーの留め具部分の部品点数が多いです。

レバーを抑えるばねが、XR-Sは裏側からネジで固定されていますが、XR-7は巻き戻し軸と共締めされて、コストダウンされています。

レバー自体もちょっと作りが安くなっていますね~

 

 よく見ると、ダイヤル裏側のクリック板もXR-7はねじ止めから熱溶着の固定方式にコストダウンされている。まあ、修理であえて外すことはない部分でしょうから、ねじである必要はないですね。


 トップカバーは当然違います。

XR-Sにはソーラーパネルと充電回路がついてます。


 そして、以外にもシャッターダイヤルのAロックレバーが改良されています。

右がXR-7のもので、若干大きくなっています。多分押しやすいようにかなと思われます。


 当然バッテリーボックスは違う。

その外には、1年間の合理化で若干小さな部品に違いが見られる。

左側がXR-7のミラーボックス。

ミラーのマグネットが透明のカバーになっている。

その他には、ミラー軸の部分にある遮光用の部品が削減されている。

ファインダー側からの漏光が問題ないレベルだという事なのかな?

コパルのシャッターあたりも、問題なく動いているし、脱落した部品は一体どこから来たのか、2代目をばらしても全くわからない。。。。

部品のカスはあまりなかったので、前のオーナーが修理して取ったのでしょう。

大きな塊は、ここまで分解しなくとも、根気よく振っていれば落ちることもあるでしょうから。(;^ω^)

 さあ、どうしたものだろうか?

脱落した部品の出処がわからんぞ。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿