2023年2月10日金曜日

カメラの病気再発

 防湿庫の中に保管してあるカメラを引っ張りだしてきて、久しぶりの撮影を楽しんでいるこの頃。TVドラマの「星降る夜に」で北村匠海さんがキャノンの古いカメラを使っているのをみて、火がついてしまったかっこうです。(;^ω^)

CANONのEFは、確かKENTAXのK2と同様にコパルのユニット式シャッターを搭載したカメラであったと思う。メーカーの考え方の違いからか、自動露出機構が普及しだしたこの時期、一方は絞り優先自動露出で、もう一方はシャッター優先自動露出と違いがある。

それからしばらくして、両者ともに全自動のプログラム露機構を含めた、全部入れの自動露出になっていく。

こいつはCANONのT90というカメラで、ドラマ中で北村さんが使用していたFTbと同じFDレンズマウントを採用した最終進化形のカメラです。多くの部分で電気的な制御を採用している分、経年と共に作動の不具合を起こしている個体も多い。私は、整備できる人に整備をお願いして、オーバーホールしたものを所有してます。

 そういえば、北村さんのプロフィールを見ると、愛用しているカメラにお父さんから譲り受けたPENTAX SPとありますが、そのカメラも現時点では製造から約50年が経過しているわけで、使えているってことはそれなりに修理をしたんでしょうね~

RICOHもマツダロードスターのように昔のカメラを復活させるやつを先にやればいいのにと思う、 新しくフィルムカメラを作る段階の前に。。。

カメラの電源は単三電池4本です。

現代でも一般的に手に入る電源であるのはいいですよね。

CANONのT90は、その電源でフィルム撮影が最高1秒間に4コマちょい出来る。

一方、同じ電源を使用するNIKONのF4は3コマ程度。ただ、F4は6本使用することによって5コマまで早くなる。

そして、いろいろいじり始めると、多機能がゆえに取扱説明書を読まないとわからない部分もあったりする。


それはアナログな操作系を多用しているF4も同じだったりする。

フィルムの設定をDXのままにしておくと、DXコードの付いたフィルムを装填しなければシャッターが切れない。だから、フィルムを入れずにシャッターを切ってカメラをいじりたい場合には、フィルムのISO感度を手動で設定しなければいけない。

このF4のすごいところは、NIKONのフィルムカメラの中で、一番多く自社販売レンズの歴代各世代の規格に出来るだけ多く対応させているところです。

撮影結果がすぐに確認できる現代のデジカメにいおいては、レンズアダプターさえあればそんな配慮は必要ないでしょうけどね。(;´∀`)

だから、レンズマウントのまわりにはたくさんのものがついている。

そして、AF全盛期のカメラはこの2CR5電池がないと動かないものが多い。

でも、これを使う機器ってそれ以降無くなってきているから、いつまで買えるかが不安ですね。(-_-)

電池で約1000円以上します。たまたまヤマダ電機で推奨期限切れが安売りしていたので買ってきました!

防湿庫を漁っていると、何故かEOS620が2台もあった。。。

EOSの記念すべき第一世代。

CANONがレンズマウントをFDから変えたので、こんなにコンパクトになったんですね~(T90比)

その意地が込められています。

これは京セラがカメラを作っていたころのものです。

今ではカメラ事業から撤退しているから、知らない人も多いでしょうね。てか、京セラに限らず、個人向け商品の事業から撤退した日本企業はこの時代から比べるとたくさんあります。主に素材なんかの事業の方向になっちゃいましたね。

この時代のPENTAX AFカメラ。

やはり2CR5の電源を使用します。

はい、これもちゃんと動きます。

私の防湿庫は、ほとんどのカメラを稼働状態で保管してあります。

そうそう、防湿庫を漁っていたら、SEKONICの露出計を発見しました!

コシナでデジタル式のやつも販売していましたが、私はこっちの方が好きで買ったんでした。

ライカに取り付けるとちょっと大きいけど、かっこいい!!!

街中で撮影する際には、このように怪しい撮影ではなくアート的撮影をしているんだというアピールも大事です!

私の好きなEOSがこれ!

EOS630をベースにミラーを薄い膜にしたEOSRT。

過去にオリンピック用スペシャルモデルとして高速撮影カメラに採用されていたペリクルミラーというものを民生機に採用したものです。このほかにEOS1nをベースにしたRSもありましたね。両方とも新品で購入しましたが、今でも所持しているのはこっちです。

ベースモデルのEOS630同様に一秒間の撮影コマ数をアップした際の仕様変更のためなのか、シャッターにバウンド防止用のダンパーゴムの劣化したものが付着してしまう不具合のために、第一世代のEOS620&650に対して現存している個体が少なかったり、あってもちょっとシャッターの走行が怪しいものが多い。私のRTは、一度シャッター交換をしているのでまだ大丈夫!

これがペリクルミラーです。

全面が薄い透過型の膜なので、後ろにあるAF測距光学系へ折り返すミラーが丸見えです。

RTモードでそのミラーをたたんだ状態がこれ。

シャッターが走るだけの速写待機。


これにEOSでAPSフィルムカメラが販売された際の標準レンズを装着。

(初期のレンズは、APS専用マウント規格じゃないものもあったんですよ)

今でもAPSって言葉はデジタルカメラで時々見かけますが、それってカメラの撮像素子が昔販売されていたAPSフィルムの映る面積の事だって知っている人は、かなりのオッサンです。 

周辺画質はAPSカメラをメインに想定していたからちょっと落ちるけど、28mm&35mm&50mmプラスアルファの焦点をカバーする小型の便利なズームレンズです。

せっかく電池を買ったんだし、今度はこれを持ち出してスナップ撮影しようかな~










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