2023年3月3日金曜日

PENTAX S(スクリュー)マウントレンズをいじってみる

RICOH XR-Sの修理で、破損部品をどうするかについてしばらく考えているので、そっちの修理を中断している。

なので、考えている間にその辺に散らかっている標準レンズをいじり倒しています。(ちょっとした息抜きです。)

 

 

今ではレンズキットという名前で、カメラと共にセット販売されている初めの一本目のレンズですが、その昔はズームレンズではなくて、焦点距離約50mmの短焦点レンズでした。

何故かというと、今から約50年前はズームレンズ自体が超高額の品物で、なんならもう一台カメラが買えちゃう金額でした。だから、1990年代以前のカメラを中古品店などで漁っていると、多くがそのレンズが取り付けられた状態でおかれていたりします。

私の部屋にも、そういった都合で標準レンズが結構あります。

 そういったレンズを、昔どこかで手に入れた資料などを参考に、偏見込みで振り返ってみたいと思います~

ちなみに、この辺が詳しく記載されているので、紹介しますね。

一つは日本カメラという雑誌の別冊でアサヒペンタックスの使い方。

今でもカメラやクルマなんかが新しく販売されると、こういった冊子が書店に並びますよね。

もう一つが、THE ULTIMATE ASAHI PENTAX Screw Mount Guide です。

よくこんなに詳しく調べたよね、カメラ会社や関係者の人じゃないのにって感じです。

当時、イケイケのPentaxがいろいろやっていた希少な記録ですね~

完全自動露出といっても、今の時代のシャッターボタンを押すだけと違います!とだけは言っておきます。(;^ω^)

ちなみに、このころの開放測光機構がついたペンタックスのスクリューマウントは、一般的なスクリューマウントと互換性が完全にとれなくなってきます。それがこの絞り連動レバーがついたことによる部分ですね。このでっぱりが干渉する他社カメラボディーがあって、PENTAXのレンズを取り付けるには加工が必要な場合があります。

って、本を読んでいると、私が所持しているレンズSuper-Takumar 1:1.4 50mmが一型という事で、レンズ最後端部分が出っ張っているために、開放測光のPENTAXスクリューマウントカメラに取り付ける際には破損の危険があるそうな。。。

確かにレンズ枠が危なっかしい形してるわ。さすがは究極ガイドだなあ~

そして、私のもう一つのレンズ、Super-Takumar1:1.8 55mmも一型のようです。

赤外線撮影時のピント移動指標が、F4.0絞りの被写界深度外側に刻まれています。

古いレンズの方が光の波長による焦点位置ずれが大きいようですね。

ガイド本の中で、このレンズの光学系と同一の55mm F2.0 レンズが紹介されています。何やらネットでも謎レンズとか、レアレンズとかもてはやされているようですが、そんなにいいものとは思えませんけどね。マニアかコレクターには人気なのでしょうか?

だって、普通に考えたら、55mmF1.8レンズとして生産して、品質的に光学性能を満たさないものを絞りを絞って品質的に満たせば商品的に販売OKってしたようなもんでしょ? レンズ名板の黄色文字だって、おんなじ外観だと間違うから目印にしたようなものでは?

ガイド本にあるように、スペックダウン版のカメラと販売していたってことは、本来の性能を満たさなかったものを、別製品に仕立てて売っていたって考えたほうがすごく合理的。


別にPENTAXを悪く言うつもりはありませんが、カメラに限らず、家電や食品など訳あり販売品はどこにでもあります。全く珍しいことではありません。

そうそう、昔はカメラのキムラヤが有楽町あたりの交通会館で、お得意様を招待してメーカー各社の訳あり特価品などを売っていたことありますが、今ではメーカー自体がネット経由などで自社販売していますよね。私も参加したことありますけど。( *´艸`)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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