2023年3月4日土曜日

マクロレンズで遊んでみる

わたくしのところには、標準レンズ以外にもマクロレンズも多くある。

元々、沢山のレンズを所有していましたが、高額で売れる時に多くのレンズを手放したので、今残っているモノたちは自分にとって持つ価値があると過去に判断したものという事になります。

 

これはタムロンの名レンズ。90mmF2.5のマクロレンズです。

タムロンのレンズは、伝統的に色の収差が結構出る傾向にあり、一般的にパープルフリンジと言われますが、それは高価な色消しレンズを使用した180mmや400mmなんかもみんなありましたね。SPシリーズという高級レンズ群でも、良いのは解像力が一段いいかもという位で、正直にいうとそんなにレンズ収差は優秀な補正はされていないなという感じ。

ただ、レンズの味とかを含めた評価は、収差補正が優秀なレンズがいいかというとそういうわけではなく、個性とか特徴を持ったレンズで、それが世間に受け入れられた場合に良いレンズと言われる。

このレンズは、拡大倍率を1/2倍までとしてコンパクトにまとめられているし、当時はポートレートに使うといいと言われていて、レンズ収差の補正がそういった用途には向いていたという事ですよね。

これはシグマの180mmF5.6です。

この時代のシグマは180mmでF2.8とF5.6の明るさの違う2種類のマクロレンズを販売していた。当時人気だったのは明るさで汎用性のあるF2.8の方でした。

カメラメーカーのレンズでは、等倍まで拡大できるものが多かったですが、このレンズは1/2倍までです。もうちょっと頑張って等倍まで出来れば販売結果は違っていたかもです。シグマは望遠レンズでかなり拡大できるテレマクロなんてありましたからね。

 一方、50mmのマクロは等倍まで拡大できます。

拡大倍率を求める人はこちらを使うべき。



 そうそう、販売が思わしくなかったシリーズとしては、ニコンのマクロズームレンズも当てはまります。

AF MACRO NIKKOR 70-180mm 1:4.5-5.6 D



 アピールポイントとしては、世界初のマクロズームレンズ。

使い方としては、100mmマクロで画角を調整できる便利なレンズといったところでしょうか? でも、それと引き換えに、このレンズも全長が長くなり撮影倍率が低い。ほぼシグマの400mmレンズのテレマクロ並み。デジタルに移った昨今、こういったレンズの復活は意味が薄れてしまったので、同じレンズはでないと思います。多分。。。

棚の中にあるレンズを眺めながら、時代の移り変わりに涙。。。

オークションでも一部のレンズを除き過去のブームの頃に比べて著しい価格下落。

フィルムカメラがいまだ現役だったあの頃、レンズってもっと価値あったものだったのに。

(私は価格が高価だったころに多くのレンズを手放しましたが。。。)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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