2022年11月29日火曜日

茨城県の歴史の道を走る (南郷道)その1

以前に行った八十里越えで気になったことがあったので、今回は茨城県内にある文化庁の歴史の道100選に選定された南郷街道を走ってみました。

道の駅 常陸大宮に車をとめて、そこからチャリで巡ってみます。

先ずは、そこから一番近い所。

文化庁の資料の、水戸から近い方の下の図①のところに行ってみます。


まず気になるのが、文化庁HPで公開している資料の地図が、平成24年のものになっていて、現在国土地理院のHPで閲覧できる地図とは食い違っていて、当然古い10年ほど前のものです。だから、下のグーグルマップのように県道がバイパス化されているので、①の部分は存在しません。要するに、歴史の道に認定はされているけど、何もありません。(この南郷街道の歴史の道認定は令和元年ですが、既にその時には存在していないことになります。)

唯一確認できるのは、坂の上にある民家そばの、ゴミ捨て場の途切れた道路部分に明治時代の石碑があります。馬力神。

一応、周辺の山中も探索しましたが、それらしいものは見つかりませんでした。

 上のグーグルマップで?の部分が次の画像です。

車両進入禁止の草が茂った舗装道路で何に使うためのものかわかりませんが、道がつけてあります。



そして、②の部分。

ここには地元自治体の案内板と共に、街道跡の坂がありました。

クルマが通行するには狭い道ですが、私のMTBをヤギのサイズに例えるなら、それより一回りは大きな馬がすれ違える位の道ではあるかなと思います。


途中のカーブに江戸時代の石碑あり。

ここは部分的に痕跡が残っています。

お次はここです。

常陸大宮市山方支所の近く。城跡に行く途中にあります。

赤線部分は、実際には城跡に行く途中の坂道だけになります。

赤線方向にそれらしき道跡があるのか探りましたが、山中を線路方向に下る坂が山中にありましたが、街道らしき何らかの人工物は確認できませんでした。



と、ここまでの探索結果を考えてみても、昭和又は平成初期にはもう少し痕跡があったのかもしれませんが、南郷街道が認定された令和の時代において、既に保存する価値がそこに残っていたのかは疑問ですね。。。

文化庁の説明一部抜粋

歴史的・文化的に重要な由緒を有する古道・交通関係遺跡を「歴史の道」として,その保存と活用を広く国民に呼び掛け,顕彰するために,平成8年に全国各地の最もすぐれた「歴史の道」78か所を「歴史の道百選」として選定しました。

さらに,令和元年,新たに36件の道を選定し(既選定への追加選定19件),「歴史の道百選」は114件となりました。

 

過酷さを増す後半に続く!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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