今日は雨の一日。なので、お部屋で資料整理中。
そんな時にふと昔集めたカタログが沢山出てきた。
全然畑の話題とは関係ありませんが(^^;)
一応メーカーが販売促進の為無償配布しているカタログを私の利益とは無関係に利用する場合であっても、転載禁止とは書かれていませんが、著作権上の問題が出る可能性がありますので、内容は載せません。
今時の人はKONICAというブランドを知っているだろうか?
昔は沢山のメーカーが一眼レフカメラを作っていました。その中の一メーカーであります。富士フイルムと同じようにフィルムを生産していたので、そちらの方が有名かもしれない。
このカタログの商品 FT-1 Motorが販売されていた時期は、MINOLTAがピント合せを自動化したアルファシリーズを世に出し、世界を席巻していたアルファショックとかぶっていた。そのために、このカメラを含め、全てのメーカーがカメラのオートフォーカス化と露出機構のマルチモード(プログラム自動露出、シャッター速度優先自動露出、絞り優先自動露出、マニュアル露出)の対応を迫られていた。
マルチモードは1980年代初頭から各メーカーが進めてきていたが、ミノルタα7000のオートフォーカス、フィルム自動巻き上げと共にコンパクトなカメラに搭載してきたのは本当にショックと呼ぶにふさわしい出来であった。
この機種以降、廉価版一眼レフカメラは売っていたものの、それはOLYMPUSのOM2000の時と同じで後の時代に考えると、終焉を意味していた。そういえばNIKONもそうだなあ。フィルムカメラは同じようにOEM生産のカメラだ。
便利な機能や光る技術はあったのですが、時代のニーズにあった商品を作れないようになってきたが故、一眼レフ生産を止め、フィルムコンパクトカメラの生産を止め、最終的には事業自体を譲渡して幕を閉じてしまった。そういった意味では、過去のライバル富士フイルムがフィルムの乳剤技術を化粧品に利用したり、様々なOEMメーカーと共にFINEPIXブランドでデジカメを販売しているのと対照的な結果だ。
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