週末にK-01を持って、撮影をしてきました。
といっても、撮影が主ではなくイベントのお手伝いです。
小美玉市民の日、第一回C級グルメ選手権大会。
忙しい合間の記録用スナップです。
作品としての評価はともかく、さすが一眼画質! APSサイズセンサーでは最強クラスと評価されるだけはあります。画面中の暗い部分も修正すれば結構使える画像に出来ます。そこら辺がコンパクトデジカメとの差が顕著に表れる部分かもしれません。
このようなスナップ撮影では、今までの一眼レフに搭載されている位相差AFとの差は感じこそすれど、不満点にはなりません。必要十分な性能であります。
通常、一眼レフカメラに搭載されている位相差AFは、AF専用のセンサーで被写体の距離を測ります。被写体がある程度検出範囲に入ってくると、そのずれ量を知ることが出来ます。それに対して撮像素子コントラストAFでは、撮像素子の画像データを分析し、像のぼやけ方からピント位置を判断するものです。コントラストの一番くっきりした位置を発見してからでないと、それがピント位置だと判断できない。
例えるなら、近づいてくる車を正面から見据えて、横を通り過ぎる瞬間を判断するのが位相差AF。後ろ向きで近づいてくる車をその音などで、通り過ぎる瞬間を判断するのがコントラストAF。通り過ぎてみないと、自分の感が当たっているか良く解らない。
ちなみに、後ろ向きでもミラーを使って車が近づいてくるのを見ればいいじゃんという方式がニコンの撮像素子位相差AFかな。
これだけ聞くと、位相差AFが断然いいじゃないかと思ってしまいますが、位相差AFにも注意しなくてはいけないポイントがあります。
一眼レフの位相差AFは、専用のAF測距ユニットが搭載されています。しかし、実際にはこのユニットと撮像素子でずれが生じます。AF測距ユニットの調整ずれ、交換レンズの個々の収差の影響、温湿度による測距ユニットの収差変動、AF測距ユニットや一眼レフカメラ組み立て時からの部品寸法変化などなど。それらを補正するために、一眼レフデジカメにはカメラのピント微調整やレンズ収差データの登録機能があります。実際に映像が記録される撮像素子で測距する撮像素子コントラストAFの場合には、これらのずれは発生しないでしょう。
ただし、10万円以下の一眼レフデジカメのレンズキットでは、レンズの開放F値と実際の撮影時に大抵の場合開放F値では撮影されないこともあり、目立ちにくいです。
という事で、AFのピント合わせ速度が重要という人は位相差AF搭載の一眼レフデジカメがいいかもしれませんが、それ以外の人は撮像素子コントラストAFでも必要十分じゃないのかなと思います。
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