一通りいじってみたら、中身も観たくなるのが人の性。
という事で、外装をばらしてみました。
ちょっと前に、デジカメウォッチの対談記事中、分解されたカメラの画像がありました。これを参考にさせていただきます。
尚、大抵のカメラにはストロボが内蔵されており、バッテリーを抜いても内部の電気部品に蓄電されています。目に見えないようなショートでもカメラが破損して動かなくなることがあります。又は感電する危険もあります。他の方には一切勧めませんし、真似して何かあっても、私は何の責任も取りません。
先ず、大抵のカメラは下側のカバーが単独で外れます。
側面や上側のカバーは、いろいろな所にねじが隠れていたり、他の部品と一緒にねじが締められていたりと、気をつけなければいけないことが多いため、下側のカバーを外して慎重に観察します。
次に簡単に外せそうなストラップ取付金具を外してみました。
金属の鋳造品のようです。こんな部品にもお金がかかっているようです。なんか、世間で言われているミラー無くしただけのコストダウンモデルではない予感。
お次はトップカバーを外してみます。
一眼レフカメラで、ピント板やペンタプリズムが入るスペースはそっくり開いています。ミラーレスだから当たり前ですけど。その代わりに、ストロボのユニットがこの隙間に収まるようですね。
次はフロントカバー。
絞りを動かすモーターが見えました。
グリップの前面に見えるのは 何だろう? 同じような部品が縦横に並んでいる。
バックカバーもばらしてみます。
おおっ! センサーのユニットとPRIME Mを発見!!
こう見ると、以前にOPTIO Sをばらした時のカメラ構成を思い出します。バッテリーと電気基盤のグリップ側に、3倍ズームのレンズユニットとその上にファインダーが乗っかっていました。
こうして中身をみると、ボディーがでかいのはKマウント用のレンズを使うためと、大容量バッテリーの影響というのが解ります。それに、レンズマウントと撮像素子の間の箱型部分はプラスチックですが上下に厚みのある金属板が入っていて、結構頑丈そうですよね。撮像素子の周りも金属の板ではさまれているから、必要な部分はきっちりと丈夫な構造になっているみたい。
そして驚いたのがこれ。
カメラを上から観て、シルバーの色した部品は皆金属でした!
ストロボのカバー。金属の鋳物部品を表面加工したものです。なので、当然感電しないように内側にはプラスチックの部品が挟まれています。普通、安いカメラはプラスチックで金属と同じ色に合わせた塗装ですよ。
ダイヤルなんかも金属部品です。この微妙な操作感覚の違いは、比べてみないと判りません。見た目だけならプラスチックでも同じように出来ます。
モードダイヤルも金属だし、ストロボが収納される頭の部分も金属部品だ!
これかなりお金かかるだろうに・・・・・
こうしてみると、ミラーを取り払っただけの安売りカメラというのは大間違いですね。むしろ売り出し価格でズームレンズ付き5万円台というのはかなり頑張っている感じがします。
今時は通信販売を使って購入する人が多いだろうから、パソコンのモニターでおもちゃみたいと言われるのはかわいそう。実際に操作した時の感覚は、安売りカメラのダイヤルやレバーと明らかに違うし。
ちょっとPENTAXさん。値段的にローエンド機にいい物使い過ぎ!
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