ずっと昔のロードバイクを復活させましたが、それは乗っていたカーボン製のロードバイクを破損させてしまったからなんですね~
これで、わたくしは2本目になります。
長く乗っていると、傷をつけることも多々ありますが、カーボン製のフレームの場合、へこみ傷は致命傷になりやすいです。
という事で、いまだに乗れるスチールロードバイクを持っていますが、新しく購入することとしました。
いろいろ検討した末に購入したのは、SPECIALIZEDのアルミ製ロードバイク、ALLEZ Sprintです。
元々乗っているのが、スチールフレームの中でも硬い乗り心地と言われるColumbusMAXチューブを使用したTommasiniのVelocistaです。
でも、私はこの乗り心地が気に入っています。
初めて所有したロードバイクがTANGE019というチューブを使用したスチールバイクなのですが、これがとってもぐにゃぐにゃしていて気持ち悪かった。
まったりとポタリングするようなときはいいのですが、ダンシングするようなときや下りでスピードに乗るときなどに、フレームが左右にひねられる方向にかなりたわむのです。
1990年代のスチールの時代やその後のアルミニウム製ロードバイクの時代は、軽さと剛性、快適性のバランスでいろいろな試行錯誤がされた時代でした。アルミでは軽く出来るけど乗り心地が堅いと言われて、シートステーだけカーボンを使ったりもしていましたね。今ではすっかりなくなりましたが。
なぜなくなったかというと、その部分で振動を吸収できる限度が低いからでしょう。
それをやるんだったら、他の部分でやった方がいい。
クルマに例えるなら、車体の剛性を一部下げるような。
一つの解決策として、サドルのたわみがかなり効果があると思われます。
というのも、以前の自転車用サドルはパッドの厚さが厚いか薄いかという指標で快適性が測られていましたが、軽量化追及の副産物としてなのか、パッドが薄くても快適性がある程度ある製品も出てきた。サドルのベース自体がたわむことによって衝撃をいなしてくれている。事実、今時のサドルを1990年代の硬いと言われる我がtommasiniに組み合わせると、ロングライドもかなり楽です。あの当時、この組み合わせがあったなら、オーバーサイズの太いチューブを使ったスチールバイクの評価も変わっていたかもしれませぬ。
このような経験もあり、私はアルミニウム製のロードバイクがカーボンフレームの劣化版とは思っていませんし、コスパ的に同価格帯のカーボン製ロードバイクと比較するなら、アルミ製の方がメリットが大きいと思う。
今回購入したALLEZは、シマノの105というコンポーネントを組んである。
最高級コンポの素材やフィーリングを落とした最低ラインのグレードです。
というのは、これ以下のコンポだと、機能も落としているから。
見た目的にSHIMANOのコンポは黒で統一している。
この105はシルバーバージョンもあるが、使用素材の素材がシルバーだから、ちょっとでも削られると使い込んだ感じが出てくる。要するに、見た目的にみすぼらしくなる。
そういう美意識は、カンパニョーロとの大きな違いなのでしょうか?
わたしにとって、シマノのコンポーネントを搭載するロードバイクの所有は、初代STIグループセットのシマノを使って以来、約四半世紀ぶりとなります。。。。
あの当時、シマノは機能的にすごくいいものを作っていたのですが、1年も使うとシフトレバーのシフトが滑って変速できなくなる耐久性の低さや、STIレバーのブラケットが長時間握っていると手が痛くなる形状の不適合があり、カンパに移行したのでした。(今とは違いブレーキレバーに変速装置が乗っていた)
カンパにはカンパのデメリットもありましたが、あの当時は、今とは比べ物にならないほど修理部品が細かく提供されていて、試行錯誤をしながらも、自分自身の知識や技術を高めてもらったような気がします。
変速性能はカンパよりシマノの方がどの世代でも一歩先を行っていたような気がします。
このALLEZに組んである105でもすごく快適。
体感的にはわからない軽量化のために最上級コンポのDURAACEに変える理由はないほど。
ちなみに、電動ではない最後のDURAACEであるR9100シリーズのリアディレーラーは、この105リアディレーラーのような30Tより大きな歯数には対応していない。
そういう点でも、このALLEZってかなりバランスのいい部品の組み合わせであると思う。
クリテリウムからヒルクライムまで、最小の出費で部品変更できる。
シートポストは専用品です。
TARMACとこのALLEZはこれを使用するしか選択肢はない。
でも不満は出ないでしょう。
公式の説明にあるようにカーボンだから振動吸収性が云々というよりも、形状の自由度でカーボンになったのだと思う。
シートはパワーサドルとなっている。今時流行りの先端が細い部分が短いタイプだ。
ただ、先の文に記したように、サドルのたわみで振動吸収をするためであれば、もっと先端を長くしてサドルのベースを適度にたわむようにするのもよいと思う。別に、そこに体重をかけて座るわけではないでしょうから。(SPECIALIZEDはパッドの厚みを製品に記載しているが、体重との適合を記載してはいない。)
試行錯誤の上、ステムの高さを仮に決定した。
ブレーキやシフトケーブルが長いので、今回ポジションを仮決定したことで、これらケーブルを詰めていこうと思います。
それで何か月か乗ってみて問題なかったら、コラムをカットしてみようかな?
いまのところ、これはあかんな~という点はないです。
SPECIALIZEDは、フィッティングデータからある程度の標準モデルを作って部品を構成しているって代理店の人が言っていたけど、「これ欧米人向けじゃないのか?」というような部品のつけかえはしないで済みそうです。
ALLEZの初期調整に続く~~
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