さあ、ツールド東北開催の当日です!
私は昨日の「久慈ありすバースデーパーティー列車」に参加し、イベント終了後に即行で石巻に引き返して来て車中泊。約3時間程度仮眠し、早朝の5時に起床し準備します。
眠い~~!!
昨日受付で頂いたゼッケンをジャージに付けて、ヘルメットにもゼッケンのシールを貼り付けます。
なんか粘着力弱いぞ。。。。(その後、走っている間に無くなってしまいました。他の参加者も皆同じように剝れてしまったようです。)
着替えが終わり、自転車も組立てスタート地点へ向かいます。
私はウェブの抽選で当選したから、ファストスタートという前列でのスタートになります。
スタートゲート近くに自転車を置いて、ちょっと腹ごしらえ。軽くフードコートであんまんや肉まんを購入し、小腹を満たします。
ふと周囲を見渡すと、グランフォンドクラスのこの近辺にMTBは私の1台だけ?
あれ? やっちまったかな!!
別にルール違反ではないし、誰にも何の迷惑をかけるわけでもない。ただ、あの人ちょっと変態じゃないの?と思われるだけだ。
後ろの方に数台ほどMTBが見える。一応MTBは私だけではない事を確認し、一安心。
石巻の専修大学をスタート後、一路女川を目指します。
スタート直後から、一定人数のグループ走行になりました。
レースじゃないから皆さんほどほどのスピードで集団走行しています。
ただ、ロードレーサーの集団にMTBがついて行くのは、ちょいめんどくさい。走行抵抗と風圧がロードレーサーより大きい為にあまり足を休められない。
そうこうしているうちに第一エイドステーションの女川に到着。
女川の転がってしまった建物はまだ解体されずに残っていました。
そして、待望のエイドステーション特別メニューは、秋刀魚のすり身汁。
透き通った澄し汁にすり身の団子が入っています。
美味い!!
震災直後と比べて一番変わったのは、漁船の数がすごく増えた事。
多くの人が漁師を再開する事を選択したようだ。
地元の幸を美味しく頂き、次なるエイドステーションを目指します。
次のエイドステーションは雄勝。
ここでは、焼いてもまだこんな大きさなの?という、大型のホタテを提供しています。
あの鉄板で焼いているやつ、何年ものなのだろう? 一口で食べられるかなあ?
と、心配は御無用。ちゃんと刻んであります。
美味しいねえ~♪
もう、ビール片手にここを動きたくない。。。。
そうはいきません。
グランフォンドを完走するという目標と、次のエイドでは何を食べられるのかという打算の元、また走りだすのでありました。
道路はかなり早く復旧したものの、周囲はまだ更地が多いです。しかし、震災直後は瓦礫が沢山ありましたから、少しずつ土地を利用できるように瓦礫の撤去を地道におこなっているのだと思います。
次のエイドステーションでは、特製ホットドックがありました!
これまた工夫を凝らした地元のお魚を生かしたソーセージが挟まれています。
食材をみると、ヘルシー方向にふったんでしょうね。カロリーを気にしなければ、同じ材料でコロッケを作ってパンにはさんだ方が一般受けはしそうです。何しろ、脂身を沢山入れたハンバーグの方が肉汁が溢れ出すと好評の時代ですしね。
誤表示の問題がニュースで沢山紹介されている昨今、何かほっとするメニューでありました。
各エイドステーションで沢山の美味しい物を頂きつつ、全く空腹感を感ぜぬまま南三陸町中心部に向かいます。
取り壊しが決まった例の建物。
本来はやっちゃあいけない事かもしれませんが、わがままを言ってちょっと寄り道。
他の参加者も同じ思いであるのか、次々と建物の前の献花台にあるお線香に火をつけ、お祈りをしていってます。
さあ、次のエイドに向け出発。
その道すがら、現在もボランティアの方々による瓦礫撤去の作業が続いている。
それぞれの方々がそれぞれの形で協力をしている。
だからこその、沿道から我々ツールド東北参加者に対するありがとうの声援。
私は只走りたいから走っている。大会の主旨はさておき、感謝されるような事は出来ていないと思う。
応援とか、励ますとか、そうしようと思っていたとしても、実際には私より頑張っている人たちに対してそんな事をする事自体、いかがなものかと自問自答してしまう。
だから、この地に来るたびに、頑張っている人たちの姿を見て、この人達より俺は努力出来ているのであろうか? まだ頑張れるはずだよね?と逆に励ましをもらっているような気がする。
あっ、同じような事を過去にこのブログで書いたかもしれませんが、それが私の真実です。
歌津地区に入る曲がり角には、たつがねMTBのノボリがたっていました。
関係者による応援ですね。
そのすぐ先、エイドステーション、福興市のテントでちょうど昼食時、カレーを提供していました。
カジキのカツと海鮮食材を主体としたカレー。それとわかめ汁。
ボリューム満点。俺、この手作り感が大好き。美味しい~!
カレーを食べ終わったら、もう一つのこのエイドステーションの見どころ「郵便ポスト」を見学。
沖縄の方まで流されてしまったこのポスト、元の歌津に返還され展示しています。
昼食を済ませ、たつがねMTB関係者としばし歓談の後、本吉町のちょっと手前、折り返し地点に向けて出発。折り返し地点をまわると、今来た道を引き返します。
観洋館での休憩所。ここにはふかひれスープが!!!
記憶では、石巻港がふかひれの原料となるサメの水揚げ日本一だったと思う。
だから、ふかひれスープなんでしょうね。
ここを出ると、 最後のエイドステーションです。
さあ、なにがあるんだろ?
茶碗蒸しでした!!
それにアルコールフリーのドリンク。悔しい、アルコール飲みたい。。。
ふ~~んだ、今夜は晩酌しちゃうもんね!
最後のエイドステーションを出発すると、川沿いの平坦な道が続く。
懸念されていた風は無く、とても快適。
実は、風があるかもしれないからと、体力を温存していたのでした。
私はMTBだから、ロードレーサーと違い風の抵抗を受けやすいですから。
ここまで150km走ってきて、残りあと10km程度。
もう、惰性でもなんでも走りきれる距離だ。
走ったことによるエネルギーの消費と、摂取したエネルギーを比較すると、決して痩せる事はないだろうな。。。。
でも、堪能出来ましたので、とっても満足です!
無事ゴールしました。
私のツールド東北は終了しました。だけど、ツアーはまだ続きます。
明日は11月10日をもって閉鎖される世界で初めての海底駅、竜飛海底駅を見学に行きます。
その3に続く。
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