2024年5月18日土曜日

下栗いもの春作

 昨年の秋に、下栗いもを植えてちょっとだけ増えました。

それを今度は春に植えました。

年に二回作付けを行った、別名「二度いも」を実際にやってみました。

畑とプランターに植えたうちの、こっちはプランターの方です。

植え付けのタイミングとしては、周囲の畑より1~2週間ほど遅い。

5月の中旬に、茨城県の私が住む地方では花が咲く時期。だけど、私が植えたものはまだまだです。 周囲にはかなりのサツマイモ畑があるし、交配の危険があるから。


 サツマイモは、大体3か月位で収穫だから、私が植えたもので大体7月。近年では猛暑が通常化しているので、ちょっと心配ではあります。


 茨城県ではサツマイモなどの根菜の栽培も盛んです。

近年では九州地方で病気が流行って、茨城県でもその病気の蔓延が懸念されていますよね。

固定種で、種芋に病気が感染していては問題があるので、食べる物用と種芋用は別に管理する。ネット記事によると、下栗いもも過去にアブラムシから多くのイモが病気に感染してずいぶんひどい状態になったことがあるらしい。

 

さあ、猛暑が予想される今年の初夏の収穫時期を問題なく迎えられるでしょうか?

下栗いもは、芋が小型であるのが特徴のようですが、私は皮付きいもを使った煮っころがしや、セコマで売っている北海道ポテトのフライドポテトをこの芋でやってみたい。

セイコーマートの場合、商品価値の低い小型のイモを有効活用する商品としてやっているのだと思いますが、私は小型の皮付きいもの方が好きなんですよね~


 

 

 

 

2024年5月3日金曜日

昔のズームレンズで遊んでみる!

実は、私が所有しているライカのカメラを2台ほど売却して、中古のNIKON Z7を購入しました。

M2なんて、現在の中古販売価格は余裕でZ7より高額なので、追加の出費は必要なかったですね。でも、一番お気に入りのライカは残してあります~

 そして、いろいろと遊んでいます。

デジタルの世の中になって、プロはより高機能を求めるようになったが、スマフォでもきれいな絵がとれる昨今で、私のような人間はそんな高機能は必要ない。つまり、民生用カメラはプロフェッショナルな機材をベースとする一部の機種を除き、どのようなバランスでプロの機材のパーツを減価償却するか? 高性能は誰にも必要ではない。そして、必要な機能は人それぞれ。

ニコンの場合、レンズの自由度が~って説明しているけど、マウント面と撮像素子のあの異様な近さは違うと思う。設計自由度でいえば、昔のカメラのようにレンズ後端をマウント面より後ろに出っ張らせているレンズだってあるんだし。近年ではキャノンのEF-Mみたいな。

絶対に後発のメーカーとしてアダプターかますことを意識しているよね!

 ということで、私はNIKONを買っちゃいましたし、Zマウントのレンズもってない。。。

ただ、アダプター経由ではニコンも含めいろいろ対応レンズはあります。

 こちらは1980年代のそこそこ高倍率のズームレンズ。

ニコンの35-135mmです。今となってはとても使いにくい。

それは、最短撮影距離が1.5mであること。

これは焦点距離が長い高倍率ズームほど距離が長くなる。街角スナップで1.5mはちょっと厳しい、だから35-70mmの方が現実的かもですね。このころのズームレンズって、今とは違ってフォーカスレンズを最前群でやっていて、直径が大きいし寄れないものばかりだったですね。今だとインナーフォーカスですよね。

そんなレンズをなぜ持っているのかというと、使い勝手が悪くとも、数千円で結構写りはいいんです。(ヘンタイだから?)

これは一世を風靡したタムロンの高倍率ズーム。

28-200mmです。

高倍率ズームのわりにコンパクトで、意外と寄れる。

作品用としてはいまいちかもですが、旅行なんかにもっていく記録用には最適かも。

妥協点は多くありまして、現代のようにレンズ交換式のカメラ基準で考えると、わざわざ買うかな~って思う。最近よくネットのブログで見るぐるぐるボケをだしたかったら、このレンズは本当によく出せますよ。

これはタムロンのアダプトールレンズ。

先のニコン35-135mmと違い、長焦点距離側でマクロ切り替えがききます。

これはPENTAXのFレンズ35-70mm。

ズーム倍率低く、長焦点側が70mmだから先のニコンの35-135と比較して最短撮影距離が1.5m→0.7mとなっている。そして、コンパクトながらやはりマクロ切り替えできるのでそれなりには拡大撮影できます。この時代のレンズでは、2倍位のズームがスナップ撮影などには機動性がありますよね。

だけど、それ以前のAレンズで35-70mmはこのように鏡筒が大きく伸びてマクロ切り替え時にはもっと拡大撮影が出来ていた。これは、マニュアルフォーカスとオートフォーカスというレンズ設計の制約によるところが大きいのでしょうね。

ただ、コンピューターの設計計算速度やレンズヘリコイドの非線形移動の成型加工技術向上で、レンズをマクロ切り替え無しで、高倍率でもかなり近距離撮影できるようになっていった。28-105mmのズームで全域最短43cmですよ。

た、たのしい!


高速連写速度も高速AFも私には必要ない。古いフィルムカメラでは、沢山撮影して得た経験による絵作りを、デジカメではライブビューで早く確実に撮影できる。

しばらくはこのZ7で遊べそうです~



 

 

 

 

 

FA28-80ズームレンズ忘備録

 年の初めにPENTAXのZ-1を修理した。その時にカメラにくっついていたズームレンズのばらし方を記録しておくことにする。

Zシリーズの一番安い標準レンズとして設定されていたのが、この28-80mmズームレンズです。当時新機能としてアピールしていた電動ズーム(パワーズーム)やそれを利用した機能が付随されている。

よく破損するのがこの部分。レンズをぶつけてしまうと、ここのカバーのプラスチック爪が折れてそっくり脱落してしまう。高価なスターレンズも同じ構造だから残念なポイントですね。


 さて分解。各所ネジなどのこまかい部品は、無くさないように、気を付けながら外しましょう。

先ずはレンズ後端のカバーを外します。この部分にはパワーズームモーターへの電源端子がありまして、組み付ける際にこの部品をレンズマウントにつけたままだと接続端子を曲げてしまう恐れがあります。

次にレンズマウントを外す。

レンズの通信ピンは高さ違いで2種類あるので注意。そのほかレンズのマウントへGND接続する金色の小さなばねもあるので無くさぬように。

絞り環連動レバーを外す。

絞り環を外す。その際に側面にあるクリックボールとばねを無くさぬように。

絞り環ばね外す。2本

パワーズームの窓外す。

表示環も外す
ズームリングの連動突起がある。この突起を回して、ズームリングのゴムを外してリングの穴部分にピッタリとローラーが見えるようにする。(パワーズームとマニュアルズームの切り替え動作をして位置合わせ)
3か所の穴にちょうどローラーが見えるような位置に合わせて、ローラーを外す。

左側にズーム位置を読み取るブラシがあり、右側にピント合わせの際にパルスカウントするスリット板があるので、それぞれ外す。


ズームリングの連動突起外す

その次はマウントの方。

こっちの部品を外していく

マイナスネジのくの字型レバー外す

レンズ接点ピン部のカバー外す

絞りレリーズレバーの押さえを4か所外す

ワッシャは裏表あるので、外すときはいですが、組む時には気を付けてね。

連動環のばねフックを外す

その下にあるリングも裏表の指定あるので組む時に注意


ブラシやエンコーダー板は組む際に脱落しないようにロック材を塗布する。(組む際にやるので、ばらすときにはどういうようについているのか観察しておきましょう)

ここまで部品を外したら、レンズマウント側のねじを外せば鏡筒からレンズユニットがそっくり外せます。

レンズクリーニングする際には、ここから各レンズブロックを外して作業します。ヘリコイドの組む位置を何らかの刻印をいれて覚えておくとよいかも。同じ部品を同じ位置で組めば、絞りやピントの調整を簡略化できますから。

当時の価格で大体3万円くらいだったと思いますが、こうやって見ると結構コスパがいいですね。今ではMADE IN JAPANでそれは無理だなあ~なんて思います。










 

 

 

 

 

2024年3月21日木曜日

PENTAXフィルムカメラプロジェクトがすすんでいるそうな?

 今年もいろいろと古いカメラをいじり倒していまして、新年早々PENTAXのZ-1というカメラを修理して再生しました。わたくし、メカ好きですし、意外とカメラ詳しいんです!

それでなのか、ネット情報で関連してPENTAXの情報が表示されるようになったんですけど、現在リコーでフィルムカメラを新製品として発売する計画が進行しているそうな。

そこで思うのは、2000年代にフィルムのデジタル化のためのデュプリケーターって製品が販売され始まったんですけど、それがねたけ~~んだよ!!!

わたくしは、NIKONのこういうものを使用していまして、価格比較で1/10です。


 機能的に同等品ではなく、いろいろ工夫して使用する必要はありますが、フィルムカメラを現代でももっと一般的に使用してほしいと思うのなら、こういうものも作った方がいいと思うな。PENTAXのデジカメで、フィルター機能と組み合わせれば、ネガフィルムもライブビューで確認しながらデジタル化できるとらくちんですよね。

過去にフィルムカメラで撮影して、沢山のネガやポジフィルムを所有している人も、簡単にパソコンで画像が見れるようになる。しかも、自分のデジカメで撮影するんだから、パソコンショップでよく売っている1万円位のフィルムスキャナーよりよっぽど高画質だし。

 

 私は、本気でふぃるむカメラを作るんだったら、本気でフィルムで撮影する人の関連商品にも力を入れていいんじゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年1月10日水曜日

PENTAX Z-1を修理する その3

 さて、いよいよ完了が目前に迫ってきました!

外装を組みつけてからでは手直しが面倒なので、外装組付け前に電源をつないでカメラの作動をざっくり確認します。

すると、LCDに表示はするが作動しない状態に。。。。

何かやっちまったのか? 

調べていくと、カメラのグリップ部にある電源ユニットの部品が破損していました。

茶色い部品が黒く焼け焦げています。

ということで、他のジャンクカメラからこの電源ユニット部分を移植。

無事に作動の確認が取れましたので、外装部品を組み込んでいきます。

接眼レンズはジャンク数台の中から一番きれいなものをチョイス。

上側のカメラカバーは、ジャンクのZ-1p、Z-1、Z-5pとどれもそれなりに傷があり、あえて組み合わせを変えることもなさそう。設定ダイヤルだけ組み替えて、カメラはZ-1pなんだけど、塗装の表示はZ-5pとか、Z-1なんて変なマニアにしかわからないいたずらをしたり、そんなことはしませんよ~

内蔵ストロボ部分の持病、ばね掛け部の爪折れは、どうせ折れるんだし、あらかじめPENTAX純正の対策部品を組みつけておきます。この部品は上側カバーだけを浮かせれば組み付けることが出来ますが、折れた部品を交換するにはカメラのメイン基板まで外さねばなりません。だからメーカーも諦めて対策部品を作ったんでしょうね。


グリップゴム部分は、両面テープで貼り付ける構造になっていますが、この両面テープをきれいに剥がして、さらに新しく貼り付ける作業は地味にきつい。。。

こういう単純ですが時間のかかる作業は精神力が削られますね。(*´Д`)

 

 Z-1p復活!!!

今年のカメラはじめは、ペンタックス フィルムカメラ復活プロジェクト。

ネットオークションで1台500~1000円のカメラを3台ほど使用して、実際にフィルムを使用して撮影可能なカメラの再生が出来ました。かかった費用は3台の購入金額と送料で7~8千円といったところでしょうか?

自前の資材も考慮すると、大体1万円程度。



一応カメラとして精度は出ているはずですが、今度フィルムを通して撮影してみることにしましょう~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PENTAX Z-1を修理する その2

はい~

日を改めて、気力が戻ってきたところでシャッターを組みました。

シャッター羽根が破損していたものを入れ替え、きれいになりました。

Z-1とZ-1pは、パノラマのマスクがシャッターユニットについたことで、別部品になっています。同時にパノラマの切り替えレバーがあるために、カメラ本体の形状も一部変更になり、別部品となります。ちなみに、この状態ではストロボコンデンサーとシャッター&ミラーチャージモーターのギアも変わっている。それぞれ、ストロボは制御方式が変更になり、カメラ内のノイズ対策等を見ると発光光量の安定化を目指したものと思われるし、チャージ系は駒速アップのためのようですね。
 

 たまたま手元に昔のカメラ雑誌、写真工業で設計者がカメラを解説している記事があります。部品の1/4が変更されているという事で、私のようにジャンクカメラを集めて1つのカメラを作る際には注意が必要です。

 


 さて、Z-1のペンタプリズムは、ゴミ侵入防止のクッションテープが貼り付けられているせいで、その部分が塗装を侵食してしまっているものが多いです。これは状態のいいものに交換します。


 

 ストロボも制御方式の変更に伴い、別部品なので、Z-1pを生かす計画の私は、ストロボの部品もZ-1pの方に合わせねばなりません。


ストロボ比較

上がZ-1で35mm画角をカバーする。

下がZ-1pで28mm画角をカバーする。

照射角が広くなってフレネルレンズが変更になっているし、ストロボが並列制御から直列制御に代わったから配線もちと違う。



 Z-1の持病である測光素子の曇りは、表面をきれいに磨いてみて、使える基盤がラッキーにもあったので、これをベースに組み付けます。

磨いても、中側まで曇っていて使えないものも多い。。。。


たまたま近くにあったチャリのLEDライトに銀紙をかぶせて、大光量のスポットライトを作る。そして、余計な光が入らないように接眼レンズを遮光したら、測光素子にスポットライトを当てて測光素子位置を調整~


 

 はい~

きれいに位置が合いました!!!

ここでも参考情報ですが、ミラーボックス下側にある穴がファインダーにパノラママークを照射するライトのものです。ピント合わせしやすいようにファインダーマットが変更されましたが、ミラーボックスにも一部変更がされています。ファインダー内LCDユニットも、表示内容の変更と共に変わっているので、ミラーボックスはZ-1pをベースにして、組み替えの際には注意をせねばなりません。


 ストロボブロックは、ばねがかかっている爪が折れるという持病があるため、あらかじめ対策部品を組み付けます。この部品はPENTAX公式のもので、トップカバーをとめるねじにはさんで使います。

 大体組めたところで、本日は終了~

今度は各種動作チェックを行いながら、おかしなところはないかみていきます。