夏のこの時期、映画館では子供たちが夏休みに入るということもあって、アニメなどを中心とした映画が次々と公開されている。
そして、お盆にかけてのこの時期は、やはり日本が太平洋戦争を終えた降伏宣言をした日に関連した戦争映画も多く上映されています。
わたくしは、ついこの間、茨城県那珂町のあまや座さんで「東京裁判」を観てきました。
この映画、もともとのが1983年に公開されたもので、今回鑑賞したものは2018年にデジタル録画で再収録したものです。
この映画は、アメリカの公文書などを元に、日本が敗戦後に戦争責任者を裁く東京裁判と呼ばれる、戦勝国側が日本で開いた(一応)国際法を元にした裁判の記録映画です。
一応とカッコで記載したのは、この映画で描かれていて、皆さんわかっていることではあるけれど衝撃的な言葉、
国には戦争をする権利がある
ことである。
戦争はなぜ起こるのかといえば、権利を守るためであり、現在でもそれぞれに、それを理由に行われている。
なぜなら、国が持つ正当な権利だから。
ではなぜ日本が裁かれていたのかというと、日本以外の国の権利を侵略したから。
現在でも、戦争の建前上は、自国の権利を守るために行う。
ここが難しいところではあります。
何をもって正当な権利というのか?
いろいろ考えさせられる内容ではありますよね、この映画を観ていた4時間越え中もそのあとも。。。
もし機会がありましたら、見たほうがいい映画です!
そして、実はこの映画も見てきました。
同じく太平洋戦争当時の時代背景をテーマにした映画。
もとはNHKでドラマ放送された作品の映画版です。
三浦春馬さんの遺作ともいわれている映画です。
正直、TVドラマのダイジェスト版なのかもしれませんが、もうちょっと内容を整理しないと映画のメッセージ性が不明瞭って気がしますね。
戦争をじかに知っている人たちがもうほとんどいなくなっている現代で、今まで伝統的にやってきた戦没者追悼などの行事は、今後どうなっていくのか?
知らない人たちの世論を国のやり方として反映していっていいものなのか?
もっと真剣に考えねばいけないのかもしれませんね。
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