先ずは車を預けに行く日。
寄り道して群馬の赤城山山麓へ。ここには自販機メーカーの事業所にワクワク自販機ミュージアムがあります。それを見学します!
業界団体が、加盟する企業の社屋の一角を使用してやっているようです。
入ってすぐそこにあるのが、世界最古の自販機とされる聖水自動販売機のレプリカ。
原理は単純。
多分実際に何処かで現存していたからそう呼ばれているんでしょうね。
そして、簡単に自販機の歴史を紹介した映像を鑑賞。
それから歴史表。
この博物館が出来たのは東日本大震災の後、結構最近の事である。
解説員の方などの話から推測すると、東日本大震災の直後に電力の供給不足があり、輪番計画停電などが行われた際に自動販売機の消費電力が非難の対象にされたようだ。24時間販売することで、つまりは常時電力を消費し続けているから、本当に必要な所に電力がまわせないのはおかしいのではないかと。
そういった事への業界団体からの反論、又は誤解解消へ取り組みとして作られたみたいです。
そして、この博物館は今年いっぱいで閉館するようです。
なんともかわいそうな運命の博物館ですね。
はじめから、しょうがなく作られて、しょうがなく引き受けた企業が運営を持て余してしまい、この度閉館するという。。。まさに要らない子扱い。。。(あくまで私の印象です)
業界団体や企業系のこうしたミュージアムって、多かれ少なかれそれなりのエゴはあるものですが、一番かわいそうなのは展示物の運命ですよね~。わたくしの身近でも一番大規模なのは栃木県益子町にあったPENTAXカメラ博物館というのですが、あれも数奇な運命を辿りましたね。詳しく話すといろいろ問題があるので止めときますが。。。(;^ω^)
博物館を入って、歴史年表を見た後は、館内の半分が古い自販機の展示。
このようなガムの自販機がありました。ロッテのやつは見たことあるけど、カネボウのやつは見た記憶が無いので新鮮だ~
これはこの間見たばかりだ。
現役で動いているところもある。同じ群馬でもあったはず。
ただ、現場の人たちの話ではすでに相当古い自販機なので故障したらメーカーには部品が無いから、修理に苦労している話をよく聞くが、メーカー側曰くは古い機械も修理対応しているとの事。これは、それぞれの立場故の相違でしょうかね~。(/ω\)
もう半分は現在の自販機の技術や資料紹介。
最近のグラフの落ち込みはコンビニの台頭や酒たばこ自販機の低迷があるようですね。
技術の紹介もいくつかあるが、閉館間近だからなのか空白スペースもあったりする。。。
よく駅などで見かけるスナック菓子が入った自販機の展示などもある。
田舎では卵などが入っていることもありますね~
こちらはインテルという会社のプロモーション用自販機。なんでもここにしかないらしい。窓部分が全面液晶パネルになっていて、様々な表示をするらしい。これより大きくないパネルだと、盛んにパチンコ屋さんの台では使われていますね。
こうやって見ると、現在駅のホームにある全面液晶パネルで広告するものと比較し、中が見える優位性って何なのだろうって考えさせられますね。個人的な意見では、このプロモーション用の実験機の状態では普及しないだろうなと思われます。理由は自家用車にフロントガラスに情報を投影するヘッドアップディスプレーが普及しないのと同じと思う。
最後には出口に企業の従業員による改善活動の報告があった。
ただ、気になったのは、これってどこかの学校の女の子が自由研究で作った作品にそっくりだという事。。。
気になって聞いてみたところ、それは知っていて、そこからさらに実用新案をとれるだけの改善点が盛り込まれているとの事。
確か、女の子がTVのニュースで話題になっていた時に紹介された特許とは、磁力と遠心力でガラスとアルミ、鉄の容器を分別できるという事だったはず。であれば、この企業の実用新案とは飲み残しなどの容器が投入された際の分別精度のはずだ。解説図中ではコーナーの黒い磁石の部分にある説明。
って、えっ!?
作品と説明で別物だし。。。。
なんか、大企業のいやらしい部分を見てしまったような感じ。。。
自分は長くモノづくりにかかわってきて、それなりに思い入れもあったりしますが、ここずっと興味というか以前の熱意を無くしました。面白くないし、やりたくない。
長くずっと定石と言われているPDCA、改善活動って、今やっているもので本当に良いのだろうかと、これだけ問題が起きている昨今で考えたりしないのだろうか? 子供だってずっと怒られたり責められたりすれば隠し事をするようになる。出来ないことを一方的に押し付けられれば何処かでごまかしだって出てくる。大人だって同じこと。責任分担して効率化している最近の組織で、何処かが過剰な負担を抱えれば全体として最適化していかなければいけないのに、それをしないで従来の規則の範疇で何とかしようとする。
まあ、このようなことはモノづくりの会社だけでなく、他業種でもあるのだなあ~と最近知りましたがね~(;^ω^)
とりあえず、自分の力で何とかできるような問題でも無いことをあれこれ考えてもストレス溜まるだけなので、考えないのが一番。
あっ!
自販機の年表の部分では紹介されていませんでしたが、日本国内最古の現存する自販機は郵政博物館にある自動販売機との事でしたが、あれは詩作をしたものの構造が複雑すぎて実用にはならずにお蔵入りしたのです。で、私は以前に岐阜県の神岡鉄道を見に行った時に現存する最古の自動販売機を実は見ていたのです!
それがこれ!
正確には不明だったりしますが、郵政博物館の自販機のおよそ2年後迄には全国の医薬品販売店で実際に使用されていた仁丹の自動販売機です。現物は故障中で動かないらしいですが、何気にこんな希少なものが郷土資料館に展示されているんです。侮ってはいけない全国の郷土資料館! 一般にはあまり知られていないような希少品が実はあったりする。( *´艸`)
そして、博物館を後にして、埼玉県のショップにビートを預けて帰宅。
後日、受け取りに。
茨城県から高速バスと鉄道を乗り継ぎ、再び埼玉県のショップへ。
ビートを受け取り、今後のメンテナンス計画も相談して、帰路へ。
せっかく来たのだからと、地元の道の駅でトイレ休憩&遅い朝食。
地元産蕎麦100%のおろし蕎麦。
味の違いはわからない私ですが、美味しければOK!
本日のお夜食用におにぎりを購入し帰宅!
その他、途中でホームセンターなどに寄っていろいろと今後必要になるものを購入。
前回の大雪の際に車チェーン取り付けで難儀したので、今度取り付ける際には手先がかじかまないように防水の手袋と手差しを準備!
我がビートのメンテナンスリッドも簡単に取り外しが出来るようにボルトを変更。
これで道具を使わずに取り外しが出来る。
手で回せるから、ねじを斜めに締めてしまう事も予防できる。
オイルの消費が多めのエンジンも、もうしばらくはオイルの継ぎ足しで我慢しよう。お金ないし。。。
お金かかるネオクラシック車ですが、まだしばらくは所持するつもりです。
メンテナンスもコツコツとやっていきま~~す!
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