昔は自転車でよく来た旧足尾町です。
栃木に住んでいましたからね~
で、本日は車で足尾までやってきて、ここ間藤駅から自転車で街中を巡ります。
ここから川の上流側は、かつて鉱山が栄えていた時に駅があったらしいですが、今は閉鎖されています。
北海道でも、かつては栄えていた夕張が似たような感じを醸し出している。
ただ、あちらは市自体が破綻したこともあるし、足尾よりも頑張ろうという意気込みがひしひしと感じられる。
駅に中に入ると、関東地方にも関わらず最果てに来た感じがする。
むむっ!!
ああっ! これは今年春の事故のやつですね。
JRから借りていたEast-i Dが脱線したやつ。
これ。
この列車が、この真岡鉄道を走った後にわたらせ渓谷鉄道に行って事故っちゃった。
さて、街中サイクリングにGOです!
先ずは間藤駅の先へ。
下間藤、今は道沿いに民家がちょっとあるだけ。
これは昔の社宅跡であろうか?
ここでも思い出す、夕張の幸せの黄色いハンカチ。
夕張の幸せの黄色いハンカチ広場はこんな感じ。
線路はまだ先まで続いています。
水力発電所跡。
茨城県の日立市にもNHK朝ドラ「ひよっこ」の聖火リレーでロケ場所になった町屋変電所跡がありますが、やはり同時期に建設されております。
どちらも鉱山で取れた鉱石の精錬の為の電力供給が目的という点も同じですね。
川の向こうに精錬所跡。
線路の終着地点もあの建物のようです。
あそこから品物を運び出していたんですね。
そして、精錬所跡を見下ろすところに無縁仏の慰霊碑がある。
流浪人たちがここで沢山亡くなっているんですね。こういう名もなき人たちの努力の元、日本の近代化が行われているんです。
わたらせ川の源流に到着!
これから先は工事車両しか走れないようです。
奥日光の山を一つ隔てたところは、今でもこんな禿山で工事が必要なんですね。
昔はこちらから奥日光へ山を越えて入っていったようなんですねど、今は行けなさそうですね。
という事で、源流の砂防ダムから下ってきて、再び精錬所跡地前。
古い鉄橋があります。
残念ながら渡ることはできません。
見るだけです。
線路は建物の中に続いていますが、見学することはできません。
もし世界遺産になったら社有地を自治体辺りが買い取て見学できるように整備するのだろうか?
その前に日本の産業遺産に選定されるようにした方がいいような気がする。
間藤駅から下っていき、川を越える列車を見送って足尾駅へ。
足尾駅~♪
ここでは本日イベントを行っています。
いろいろな車両があるようです。
とにかく見てみます。
レストアされ綺麗な車両。
小坂って青森の??
どういう関係なのか気になる。
そして、列車を見送って次の目的地へ。
通洞駅~。
足尾歴史館到着!
ををっ!!!
みてこれ!!
素人でもわかる骨董品が走っています!!
フリクションドライブというらしい。
エンジンの回転軸から出ているシャフトの先にクラッチ板があって、このクラッチ板へ車軸につながる回転板を押し当てる。その回転板の位置を変えることによって減速比を変えているというものです。
これが戦前に走っていたナローゲージ(線路幅が狭い鉄道)のガソリンカーらしい。
しかも、今回レストアされたこの車両が、現在国内で動態保存されている唯一の車両らしい。
説明されていた人曰く、いすゞ前身の会社が製造していたZ型エンジンだとのこと。
そして、次に目指すのはこちらのガソリンカーのレストアという事でした。
当時は日本全国で耕運機のように沢山のガソリンカーが製造されていたようですが、このガソリンカーは東京京橋の株式会社 渡邊興助商店?製造???
エンジンを仕入れてきて、そのエンジンを車両に搭載して売っていた。
今で言うと、淡路島あたりで沢山走っている農業用の車両のようなイメージですね。
地元の鉄工所が買ってきたエンジンを自社で作った車体に搭載して軽車両に仕立てているようなイメージ。
ただ、当時は国内に今ほどの信頼性のおけるエンジンメーカーと品ぞろえが無かったようなので、エンジンはアメリカのLYCOMING MOTOR社製。今で言うと千葉の幕張で行われているレッドブルエアレースの飛行機用エンジンなどのいろいろなエンジンを製造しているメーカーですね。
プレートにはCAR NO,とあるので、元々車用のガソリンエンジンとして売っていたものなのでしょう。
国内最古のガソリンカー動態保存に向けてレストア中らしいです。
頑張ってください!!!
その他にもいろいろな車両があります。
そして、定番の観光スポットへ。
かな~~り歴史を感じる展示物。
もうね、広島の原爆被害を解説している人形かと思うほど。
とまあ、こんな感じで古くは鉱山で栄えた街をぶらりしてきました。
古い街や鉄道マニアにはお勧めの街であります。
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