2018年4月28日土曜日

三江線の旅 後編(2/2)

無事三江線を完乗した翌朝。
江津市近くの砂浜にやってきた!

琴ヶ浜というところです。

ここの浜は、日本でとても希少な鳴き砂の浜なのです。
昭和の時代を生きた人たちには懐かしき、小学館の科学という雑誌の付録に星砂というものがあったが、それと並ぶくらいにあこがれの的です。

私、実は以前にも来たことがありまして、それは京都駅が新しくなった1998年位であったと思う。
青春18きっぷを利用した輪行旅で、東京からムーンライトながら(たぶん増便のほう?)を使って大垣まで来て、そこから普通列車を乗り継ぎ京都にたどり着き、ここから再びムーンライト九州で終着の博多手前で降りて山陰を旅した時だった。
今では懐かしき思い出ですが、昔は青春18きっぷ(1万円ちょっと)と手回り品きっぷ(確か270円?)で、夜行列車を利用して日本各地に行けたんですね~。今でもやれなくはないけど、かなり不便。

ちゃんと鳴きますね~!!!

そして、思い出にふけりながら砂浜を散策し、次なる目的地へ。
石見銀山。世界遺産の地です。

ちょいと朝飯。
昨日、浜田駅の観光協会運営のショップで購入したワサビ葉寿司。

関西方面ではめはり寿司とか、葉っぱで包んだお寿司とかおいなりさんがメジャーだが、関東ではほとんどない。関東を通り越して東北に行くとちょっとあるんですけど、なんでなのかな~? 海苔で巻くと結構腐るのが早いし、海苔が湿って手に着くから、葉っぱで巻くのって結構合理的と思うのですけどね。

石見銀山の保存区。
古い街並みを保存するように、現在も工事をしていたりする。
ただ、お話を聞くと世界遺産に指定された当初は観光客が増えたものの、現在はそれ以前の水準に戻っているらしい。
まあ、銀山は現在閉山しているわけだし、当時の街並みを思わせるように景観を保存しているといっても、昔からある京都や倉敷、各地の宿場町など、景観を保存しているところもたくさんある。悪い言い方をしてしまうと、常時同じものを展示している博物館にどれだけのお客さんが訪問するのかという事と同じ。
いわば、世界中に数多ある世界遺産の中から行ってみようと思われる観光地になるには、石見銀山の他にその地方にある生きた文化を同時に楽しめるようにしなくては、観光バスの途中通過点程度にしかならなくなっちゃうと思う。
これは日本という国の公共交通機関に関する悪しき考え方にも改善を求めなくてはいけない、 言葉だけではなく真に観光立国を目指すというなら、法改正も含めて取り組まなくちゃならん問題になる。








銀山を一通り観光して、出雲大社へ。
大社駅に車を停めて町を散策。







出雲大社までは結構歩くから、こちらの無料駐車場に車を停める人は少ないようだ。
そんなに歩くのが億劫なのでしょうかね?

出雲大社前駅に到着!


ここも趣のある駅ですね~。


そしてこの駅からの帰り道、気になったお店に入店。
出雲そばってかなり有名ですが、これは旨い!!!っていうお店に未だに出会っていないので、 気にして探していましたが、何故かうどんのお店が気になっちゃったんですね~。(;^ω^)

うどんのお店、山太さんのメニュー。

宝庫うどんを注文。

麺がうどんではなくて、お蕎麦のようです。
いや、細いし実際の食べた触感も蕎麦に近い。
お蕎麦屋さんに聞いたのですが、蕎麦の麺もちゃんと製粉するともっと白いらしい。ただし、そんなに白くては蕎麦としては違和感があるという事から、わざと黒くしているらしいのだ。このうどんは、そんな現代の製粉技術を使ったうどんではなくて、昔のうどんを再現しているという。
このお店のご主人は、昔のうどんの味に感激してこのうどんのお店を始めたという事であるらしいが、確かにその気持ちがわかる美味しさだ。
う~~ん、という事は、私が今まで食べてきたほうとうやすいとん、ひっつみなども実際にはもっと違った味になるという事か?
これは全国の伝統料理のお店の方々にも知っていただき、同じチャレンジをしてほしいですね。

 美味しかったので、かけつゆうどんも注文!
お店の方が、「量が少なかったですか?」と心配気でしたが、美味しかったからもっと食べたかったんです。( *´艸`)



日本全国、行くたびに新たな発見があるし、世界から見れば日本ってそんなに広くない土地ですが、面白いですよ~!!!








0 件のコメント:

コメントを投稿