2016年11月18日金曜日

ヒロシマ日記を読んでみました。

今度広島に行く用事がある。
そして何かの縁なのであろうか、リサイクルショップである古本に出会いました。

週刊朝日 8月14日号。
戦後10年が経過した夏の雑誌です。
ゆえに、特集は10年ひと昔とある。

特に戦争の記事に興味があったわけではなく、ふと手に取って広告などを眺めていて、東芝の洗濯機、モーターが絶対に故障しないなどと書いちゃってスゲーな~!! などと、今の時代にこんな広告をしたら会社がつぶれかねないけど、時代が違うとこんなにも違うんだな~なんて考えながら紙面をチラ見していたのでした。

アンパンマンの生みの親、やなせたかし氏の広告もあるぞ!!
リボンシトロンの名前も紙面にあるから、このニッポンビールって今のサッポロビールなんだろうな~。他のページには「フクちゃん」も連載されていた。

戦後10年の特集。
ヒロシマ日記。
蜂谷道彦氏の記録です。
記事によると、病院長の蜂谷氏が医学雑誌に連載していた記事に目を留めたABCCのワーナー・ウェルズ博士の全文翻訳によってアメリカで発表された。
後の昭和30年8月6日にノース・カロライナ大学出版部から「ヒロシマ・ダイアリー」として刊行され、全米の注目を集めたようです。
広島日記は、1955年の9月に朝日新聞社より単行本として刊行される予定とあるので、日本で一般の書籍として刊行される前の終戦記念記事なんですね。

8月6日から8月15日の玉音放送までが記載されていました。
広島にとって激動の中迎えた終戦。

そして、同じ雑誌の中にはこんな記事が!!
(一眼レフは便利ですね~。わざと紙面が読めないようにぼやかしています。スマフォでは結構高度な技がいとも簡単に出来ちゃう!)
 原爆10周年とネオスト・ジョン。
なんだそれ? と、よく紙面を読んでみると、ネオスト・ジョンとは原子ロケットの事で、それは核兵器を弾頭に搭載したロケットミサイルのようです。
なんでそのネオスト・ジョンを日本語で「正直太郎」と書くのであろうか?
それはさておき、戦後10年で、日本の国が日本に核兵器を持ち込むことを了承してアメリカが持ち込んだという事が記事になっている。
攻撃兵器として使用された日本が、その兵器を使うために持っている軍隊を国内に迎え入れることを合意した。いや、今でも諸説あって正しいことは何かを濁している状況である。

私、そして現在の日本国総理大臣 安倍晋三総理も戦争を知らない世代。
実際に経験として戦争を体験した人とそうでない人の考えは違って当然と思いますが、できるだけ理解すべく努力してみようと思います、私は。
努力すればするほど、現在の日本が行おうとしていることは、戦争の当事者に近づいているように思えてしまいます。
最近の話題では、海外の紛争国で自国の味方が攻撃を受けて助けを求めている場合に、攻撃した相手に武器使用を認めるという、どう考えても紛争の当事者として武力行使をする状態を容認するらしい。

もう一度、当事者が存命中に生の意見をいろいろと聞いてみたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿