2016年2月29日月曜日

CP+ 2016に行ってきました! その2


いきなり目に飛び込んできたのは、レンズのカットモデルやデザインを検討するためのモックアップ。
入り口のすぐ横側はオリンパスのブースです。
早速ここから見ていきますか~。
約半世紀前にオリンパスのヒット作品であったオリンパスのペン。

それを現代に蘇らせたのが今回の新製品のようです。





それ以外にもE-M1なんかも昔のオリンパス OM-4あたりに似たデザインだったりと、オリンパスの製品って昔のカメラを強く意識しているようなところがある。
米谷氏(オリンパスペンの設計者)の亡霊にでもとりつかれているかのようだ。。。

こちらは高解像力撮影モードで撮影したサンプル映像の展示だ。
50M。こうするとコマーシャルフォトにも使えそうなくらいですね~。
素人が頑張れば、自分の持っている機材でプロの仕事に近いものを作れる時代なんですね~、って言っても、撮影後の処理にお金がかかるんですけどね。(^^;)
昔、NIKONが D2xというカメラで同じくらいのサイズの画像を展示していた。
そのカメラは今から10年ほど前のプロ用機で、お値段が実売価格で50万円位した。
それでも画素数は12Mと、このオリンパス PEN-Fの合成画素数の1/4程度。
もっと昔だと、野茂秀雄がメジャーリーグで活躍していた1990年代頃はさらに半分くらいの6M程度でも300万円もするほどの最先端のプロ用機だったんだよね~。そのデジタルカメラで撮影した画像が、モデムという電話回線を利用したインターネット送受信装置で日本の新聞社に送られ、スポーツ紙の一面を飾ったんですよね。
インターネットとメディアによってデジカメは進化してきたんだろうね。

こっちはタフなコンパクトデジカメ。
その歴代モデルが展示してあり、その正面にはもちろん最新鋭のデジカメがデモ機として並んでいる。

オリンパスが昔から得意とする水中撮影やマクロ撮影が出来るデジカメです~。




こちらのコーナーでは、営業の下っ端ではないような、年配の手練れの方が説明をしてくださった。
会話を聞いているだけでも、長い間積み重ねてきた知識と経験が伝わってくる。
ただ、私も意外とカメラには詳しいんです。なのでちょっといろいろ教えていただいたお礼に親切心でこの手のカメラの最大の欠点を指摘し、これを改善したらもっと売れるようになるよ~と、エールをおくってきましたぜ!

タフさをアピールしているこの手の防水カメラ。
だがしかし、意外ともろいんです。それは、この映像にあるような状態で実際に使った時です。
川や沢沿いを派手に走り回り、濡れても大丈夫どころか水に漬けたりしている。
それアウトです!
実際に防水性は問題ないんですけど、意外と低い水温によってカメラ内の空気中の水分がレンズ表面に結露する現象が起きます。夏だと一発でカメラが使い物にならなくなる危険もあります。
今回のCP+では、アクションカメラなども多数展示されていて、どこのメーカーもアウトドアを強く意識していた。つまりは、より競争が激化して目立つ優位性をアピールすることが難しくなってきたともいえる。
だからこそ、カタログスペックでの競争ではなく実用性でのアピールが必要ともいえる。私はそう思う。

という事で、オリンパスは終わり~。
次のメーカーのブースに続く。


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