2015年12月3日木曜日

2015熊野古道トレイルラン大会に参加してきました! その1

ブログ書くのが遅れてしまいました。
週末は紀伊半島の南部、南紀に遊びに行ってました。
主な目的は、熊野市で開催される熊野古道トレイルラン大会に参加をするためです。

えっ?
アキレス腱痛めて全然走っていないのに参加するのかですって?
しますよ~、ここ2か月ほどはほとんど走っていないから、多分完走はかなり厳しいかなと思う。でもとりあえず走ってみたいんです! 無理して痛みがでたら、1月末の勝田マラソンでの自己記録更新の予定が狂ってしまうので、今回のトレイルランはほとんど観光です。ちょっとでも違和感でたら即リタイヤします。

金曜日の夜、会社の仕事を終えたらそそくさと出発。
便利なことに、南紀に行く夜行バスの便があるんです。
寝ている間に、朝には現地に着いているってかなりの時間短縮です。
横浜駅前のバスターミナルを午後11時過ぎに出発!

早朝新宮に到着。
大会前日、50kmコースの人は前日のみの受付で、午後には受付会場に行って受付をしていなくてはいけない。よって、関東地方から土曜日に新幹線で移動をしても間に合う。しかしそれでは交通費が割高だし、前日の土曜日は大会の受付とコース説明を聞いて終わりになてしまう。
私はわざわざ前日の夜から移動をしていて、半日の時間的アドバンテージを作ったのです。

ああ~もうパンダシートのあるくろしお号は運転終了になったんだ~。

ちょっと古い電車。
 愛嬌を感じるデザインですね~



ここからローカル線に揺られて、ちょっと観光します。

通学客はここ新宮までで降りたようなので、ここから多気に向かう始発列車にはお客さんがいない。たぶん尾鷲周辺とか、そっちまで行かないと利用客があまりいないんじゃないかな?

窓枠にはお約束の落書き。
青春だね~~か?

こちらの駅で下車しました。

って、ふとベンチを見ると。
「凪のあすから」? 巡礼ノート?
もしかして、何かのアニメでここいらあたりが舞台地になったのか?
何年か前に能登半島のローカル線に寄った時にもあったっけなあ。
俺はこのためにここに来たわけじゃないぞ。。。

さっき乗ってきた列車が行っちゃいました。
 次の列車まで2時間。
目的の観光をします。

私の目的はこれ。
徐福の歴史についてちょっと関心があるんです。

実は私の地元である茨城県に田道間守の伝承があるんです。
昔、天皇から不老不死の薬を探すよう命ぜられ、常世の国(現在の茨城県付近)で大和橘を得て都に戻ったと日本書紀に書かれているようなんですけど、それがずっとおかしいなあと思っていたんです。何故なら、大和橘は温暖な地域(現在の生育地である伊豆、紀伊半島、四国南九州など)でみることが出来る。茨城県よりも都に近い場所でもあるじゃんって。
そして、それに関連するのがこの秦の始皇帝に不老不死の薬を探し出すよう命ぜられ、日本に来た徐福という人の伝説です。
 田道間守が不老不死の薬を探すよう命ぜられた以前に、同じような出来事がここ日本であるんです。
しかも、日本に陶芸や捕鯨など様々な文化を伝えたとても技術を持った人で、その時の権力者が全く知らないはずがない。

船が難破して、ここに流れ着いた徐福さん。

駅から斜面に寄り添うように作られた家々をぬうように進み、徐福さんのお墓へ。





そうなんだ~、徐福さんは大和橘を不老不死の薬とは思わなかったんですね。
元々中国には唐橘やそのほかの柑橘類も多数あるし、楊貴妃が好んで食したライチやバナナだってある。珍しいとも思わないよね。

とりあえず、合掌。





個人的な考えですけど、昔の記録にある田道間守の物語は、多分当時の権力者が自分の力を示すために考えたものだと思う。事実の事柄にかなり大きく話を盛ったのじゃないかな?
俗な私の周囲の事柄に例えると、俺すげーだろ!と思わせるために、よく大げさな武勇伝を言いたがる人がいるじゃないですか。(^^;) それは、権力者自身が行わなくとも、周りにいる権力者のしもべが必死によいしょすることも、現在の世の中でよく見かけますからね。

徐福さん、どのような気持ちであの当時この土地で暮らしていたんでしょうね~

さあ、そこからちょっと行ったところに熊野古道があるので、行ってみます。
民家の間を通りぬけ~


熊野古道の一つ、波田須の道。
すごいですね。
山の中にこのような道が残っているのは。
人間以外が通ることが出来ないですよね。明治時代まではこれが主要な交通手段だったんですね。

古道近くにある徐福茶屋で朝飯ゲット!

狭い室内は近所のおじちゃんやおばちゃんでいっぱいだったので、朝飯持って駅へ下る。

旨し!!
名物の秋刀魚押し寿司。
背開きですね~。

数時間に1本の列車を逃すわけにはいかない。
間違いなく乗り込んで熊野市へ。

まだ時間はあるので、駅前の観光協会でレンタル自転車を借りて市内観光へ。
(割増料金で電動アシストの自転車を選択可能)















ここで新しい名物の「新姫」ドリンクゲット!
橘と温州蜜柑のあいの子らしい。

皮ごと絞ったような苦味はありますな~。












そろそろ受付の会場に行かねば。
小学校の体育館で受付。
受付終わったら事前説明会。
なかなかよさそうなコースですね~!!

楽しみ~!!!

説明会が終わったら、お宿へ向かいます。
新宮へ向かう浜街道は、もう日暮れの様相。
昔の人もあと少しの道のりを急いだのか? はたまた慌てずにこの近くに宿をとったのか?



本日のお宿はここ、熊野市青年の家。ユースホステルです。
昔は各地のユースホステルをよく使ったけど、何年ぶりだろうなあ?
10年くらいかな?




同室の人は、皆明日50KMを走る方達でした。
明日は駅前をシャトルバスが4時に出発するから、3時には用意をしてお宿を出ていなければいけない。
慣れない超早寝。
さあ、あしたは頑張ります!!

つづく








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