2014年5月7日水曜日

心拍計

私は6年くらい前から心拍計を使っている。
ただ、使ってはいるけどあまり活用できていない。

あの当時、結構高価なやつを買ったのでした。
PolarのRX800ってやつです。
 海外に住んでいる時に購入したから、本当は日本で使ってはいけない仕様なのですけど、日本に帰国してからも使っていました。

最初の頃、奮発していいやつ買ったし、頑張るぞ!って感じで始まったけど、初めてみるとかなりいろいろな流儀があるのに戸惑った。

まず第一に、肝心の心拍の計測が不安定な事だ。
 その頃の心拍計のストラップがこのタイプ。
心拍計の計測部両側に金属のボタンがついていて、この部分を通してストラップの導通部から信号を拾うのだ。
 ここで問題なのは、この金属の部分がすぐに錆びるという事。

それはストラップが新しい設計になっても、シーリングが追加された分若干錆の出方が遅くなったけど、以前改善されないままであった。下の画像が改善されたストラップ。心拍計の計測部本体に左右からストラップのフックでひっかけてはめる方法から、単純にストラップにボタンをはめる方法になった。

しかし、心拍計の計測部本体に依然として過去のストラップと互換性を維持するため(何故??)フックの形状が残っているので、その辺りから水分の侵入の懸念があるし、使っているとどうしても湿気でそのうちに錆が出てきてしまう。これは、ストラップ側のボタン穴内に見える2本の針金のような部品、これが錆に弱い材質であるからのようだ。
 多分、メーカーにも多くの苦情が寄せられたのだろうか、何時の頃からかほとんど錆びなくなった。
アナウンスすることなく、マイナーチェンジをしたのであろう。

でも、まだまだ問題が解決したわけではない。
スタート前に汗をかいていない様な状態では、心拍をうまく計測しない時がままある。
いつも使っている人は、心電図をとる時にお医者さんが塗るようなジェルなんかをちゃんと準備するらしいが、私は大抵忘れるし。。。
それが、更にモデルチェンジしたストラップは塗らなくてもよい位きちっと拾う様になった。
ここまでくるのにずいぶん時間がかかった。。。
それこそ、何故初めからこの位のクオリティーの製品に出来なかったのかと。
技術の問題ではない、ちゃんと使用状態を想定して不具合が出ないかのテストを行っているか否かだ。あるいは行ったけど、これ位良いんじゃねえ?という結論に至ったかのどっちかだろうと思う。
嫌なら使わなければいいのにと言われそうですが、せっかく高価な買い物をしたのだし、何とか工夫すれば使えるかもとけっこう自分なりには頑張って続けていたのだ。

それ以外にも、ネット上のクラウドに心拍計のデータをアップロードし、そのデータを元に専門家が有料でアドバイスをするというシステムを数年前に開始した。今はどうなのだろう、やっているのかなあ?
自分は、始まるその当時にキャンペーンに乗って、専門家のアドバイスをいただこうと頑張っていた。
しかしながら、ここでも問題があった。人間を見ずして、アップロードされたデータのみでお金をとるほどの詳しいアドバイスが出来るのかどうか? 心拍計の機能の多くは、過去に専門家が蓄積したデータを元に、統計的にそのデータは分布上どの辺りに位置しているかを表示する。
専門家は、何を元に機械とは違うアドバイスをするのであろうか?
結局、そのキャンペーンはうやむやのうちに消滅してしまった。。。。

そんなこんながあって、若干の不信感と共に、いくら多機能であっても機械の指し示すより良い方向を盲目的に目指すのは危険だという事を学んだ。道具は道具であり、それをどのように使うのか、使い手がきちっと学習しなければ、決して有益なものにはならない。

心拍計に限らず、よく便利さや高い効果を強調する道具が世の中には多いけど、それを使いこなす使い手側にも注意と努力は必ず必要になる。

私は利口ではないからかなり廻り道をしていると思うけど、これからも頑張って使いこなせるように努力していこうと思います。

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